第1部 第1話 回復術師まりな
はじめまして。ビチビチシカクミマシンガンです。突然ストーリーが脳内に流れてきましたw 放置するのはもったいないと思い書きましたw マジでw 脳内のストーリーを1話書くのに一週間かかりましたw Chatgptさんにも手伝って貰いました、何度もやり直し貰いましたw Chatgptさんに感謝してますw 自分は文章はあまり書けない人間ですw 自分でもびっくりしてますw また思いついたら書きにきますw 意味が分からねぇ部分が出てくると思いますが 頭空っぽにして見てくださいw 厳しい人もいますと思いますが、どうかご容赦をw
――この世界は、現代日本。
皆はいつも通りの日常を送っていた。
少なくとも――あの日までは。
ダンジョンが世界各地で次々と出現したのは、2027年。
日本各地にも。
そして――海外も。突如として現れた、未知の巨大な地下空間。
その内部には、現代科学では説明のつかないモンスターがいた。
さらに、未知の鉱物や道具、財宝まで発見された。
なんかもう、なんやかんやで。
人類は混乱しながらも、やがてそれを受け入れていった。
ダンジョンへ挑む者たちは、いつしかこう呼ばれるようになる。
――冒険者と。
そして現在、2032年。
世界には、数え切れないほどの冒険者が存在していた。日本、関東地方。東京。
その中には――
まだ11歳の少女もいた。
「回復術師まりな」
――ダンジョン。
薄暗い洞窟の中。
壁面には湿った岩肌。
天井からは、一定の間隔で水滴が落ちてくる。
1滴。2滴。3滴。
足音だけが、静かな洞窟内に響いていた。
コッ。コッ。コッ。
その先を、一人の少女が歩いている。
黒髪のショートボブ。
年齢は――11歳。
身長は140cmぐらい。
その身体に身につけているのは、黒の軍服のようなダンジョン装備。
腰には一本の日本刀。
表情は落ち着いている。
というより――
11歳の少女にしては、感情が薄かった。
少女の名前は――
まりな。
まりなは、何も言わずに歩いていた。
「……」
コッ。コッ。
その時ーー
まりなが突然、足を止める。
前方。
暗闇の奥――
何かが動いている。
グルシュルルルル。低い唸り声。
まりなの視線が、その方向、暗闇へ向く。
巨大な、なにかが、ゆっくりと現れた。
モンスター。個体名 カミムシリ
まりなは即座に刀へ手をかけた。カチャリ。次の瞬間、モンスターへと駆け出す。
ダッ! カミムシリも突進してきた。
「――!」
ズチャズチャズチャ!!
モンスターが地面を踏み近づく。
まりなは――
横へ一歩。
スッ。
わずかに身体をずらす。
カミムシリの爪が、彼女の髪をかすめた。
シュガッ!!
その一瞬。
まりなの刀が閃く。
一太刀。
ザン!!
カミムシリの勢いが止まった。
数秒の沈黙。
そして――
ズドン!!
巨大な身体が地面へ倒れた。
まりなは見ようともしない。
刀についたものを布で拭き取り、
なんかカッコよく鞘へ戻す。
カチン。
「……次」
ひと言言った。
それだけだった。
まりなは、再び進み出す。
時間が経ち。
ダンジョンの階層は、さらに深くなっていた。
まりなは淡々と進んでいく。
数体のモンスターがまりなに襲いかかる。しかし―
ジャリンッ!
シュ!
ザンッ!
カミムシリが現れるたび、まりなは無駄のない動きで倒していく。
大きく動かない。冷静に倒していく。
ただ、敵の動きを見て――
必要な場所だけを斬る。普通なら、こんな動きを子供にできるはずがない。
静かな戦い方だった。
しかし。
まりなの表情は明るくなかった。
むしろ――
少し寂しそうだった。
「……」
少女は一人で歩く。
誰かと話さない、笑わない。
ただ一人。
すると――
「誰か……!」
遠くから声が聞こえた。
まりなが足を止める。
「……?」
さらに声。
「助けて…!」
まりなの表情が変わった。
タッ!
少女は声のした方向へ走り出す。
少し進んだ先。
そこには――
数人の冒険者が倒れていた。
装備はボロボロ。
腕や足には傷。
一人は、立ち上がることすらできない。
「うぅ……」
「くそ……」
「誰か……」
そこへ、まりなが駆けつける。
冒険者の一人が顔を上げた。
「……子供?」
まりなは傷ついた冒険者たちを見る。
そして――
「動かないで」
「なんだ?」
まりなはその場にしゃがみ込んだ。
小さな手を、負傷した冒険者へ向ける。
「治す」
「……治す?…回復術が使えるのか?」
まりなの手から――
薄緑の光が広がった。
サァァァ……。
暖かな光が、傷ついた身体をじんわりと。
「……!」
冒険者の目が見開かれる。
裂けていた傷が、少しずつ塞がっていく。
「傷が……!」
「治ってる……!」
「すげぇ……治ってる!」
まりなは何も答えず。
一人。
また一人。
そして――
最後の傷が消えた。
「……」
まりなは手を下ろした。
冒険者たちは、自分の身体を確認する。
傷がない。
痛みもない。
完全に治っている。
「……ありがとう」
まりなは少しだけ顔を上げた。
「……ん。」
その瞬間だった。
冒険者の表情が――、突然こわばった。ズクン!!
「…………え?」
まりなには見えていない。
しかし。
その冒険者の目には――
別の光景が映っていた。
――幻覚。
目の前にいるまりなが、突然、治した人の傷があった箇所に顔を近づけている。そして――
ガッ!!
幻覚のまりなが、冒険者に噛みついた。
「ッ!?」
幻覚のまりながものすごい顔で。
「動かないでよオオオオ!!」
「……ま…待て…!」
「今、美味しそうになってるところを噛みちぎって食べてるんだからさァアアアア!!」
ガブッ!!
ブチブチッ!!
ムシャリムシャリ!!
「――ッ!?」
冒険者には――
まりなが治した箇所を噛みちぎっているように見えた。
血。
痛み。
恐怖。
現実にはありえない光景。
しかし――
本人にとっては、現実だった。
まりなの顔が、普通子供がしない、異様な笑みへと変わっていく。
「う…ウワアアアアアアアア!!」
突然、冒険者が叫んだ。
「……?」
まりなは不思議そうに首を傾げた。
冒険者はものすごいスピードで後ずさる。
「来るな!!」
「……??」
「こんな…!怖い!!」
ダッ!!
逃げた。
別の冒険者も――
「おいて行くな!」
ダッ!!
まりなは立ち上がり。
「待って」
しかし全速力で、
全員が逃げていく。
やがて足音すら聞こえなくなった。
残されたまりなは――
その場に立ち尽くす。
静寂。
天井から水滴が落ちる。ピチャ…。
まりなは、自分の手を見る。
「……また」
小さな声だった。
自分にはわからない。
ただ――
傷を治しただけ。
だが。
なぜ皆が逃げるのか。
まりなは手を見つめる。
「……私の回復」
拳を握る。
ぎゅっ。
「……意味ない」
――回想。
まだ幼かった頃のまりな。
今よりもずっと小さな身体。
その隣には、父と母がいた。「お父さん! お母さん! あのね〜?」 「どうした? まりな?」
三人の笑い声。
幸せな時間。
普通の日常。
まりなにとって――
それが当たり前だった。
ずっと続くと思っていた。
しかし。
その幸せな記憶の中へ――
一人の男の姿が入り込む。
黒髪、髪を下ろしている。
整った服装。そして――
不気味な笑顔。
「――強くなりなさい」
――黒豹。
まりなの笑顔が消える。
――現在。
まりなは、再びダンジョンを歩いていた。
「……」
腰の刀を握る。
私が嫌われてもいい。
自分を怖がられてもいい。
それでも――
まりなには、ここへ来る理由があった。
歩みを止めない。
「いつか――」
言葉が途切れる。
「お父さんとお母さんの……」
そこから先は、言葉にならなかった。
まりなは前を向き。「強くならないと。」
そして正面。
暗闇の中から―― 巨大なモンスターが現れた。
個体名――ハナフック。
チュチュンボオオオ!!
地面が震える。
まりなは静かに刀を抜いた。
キンッ。
その瞬間。
まりなの目が変わった。
寂しさも。
迷いも。
一瞬だけ消える。
残ったのは――
戦う者の目。
「……」
ハナフックが突進する。
ズダダダダダ!!
まりなも走る。
正面から――
躱す。
ハナフックの腕がまりなの横を通り抜ける。
ブォン!!
まりなは、その巨大な腕へ足を乗せた。
タンッ!
そのまま身体を跳ね上げる。
空中。
身体をひねる。
そして――
シュザンッ!!
一太刀入れる。
ハナフックの猛攻を躱しながら、斬撃を叩き込む。
まりなはそのまま華麗に着地。
スタッ。
一瞬の静寂。
背後で――
ズゥゥゥン……。
巨大なモンスター、ハナフックが倒れた。
まりなは刀を布で軽く拭き取り。
パッ。
そしてカッコよく鞘へ戻す。
カチン。
「……まだ」
まりなは、さらに奥へ進んでいく。
ダンジョン深部。
一人。
誰にも頼らずに。
誰にも理解されずに。
それでも――
歩く。
その背中には、11歳の子供とは思えないほどの孤独があった。
やがて――
まりなの前に、階層へ続く階段が現れる。
まりなは、その階段を見つめる。
「……」
まりなは歩き出した。
そして階段を降りていく。
まりなは何も知らない。
ただ――
強くなるために。
一人で降りていく。
一歩。また一歩。まりなの姿は、暗い階段の奥へと消えていった。
――続く。




