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星霊兵装:コスモダイバー  作者: フユルト
13/13

素材集め

投稿遅れてすみません…大した理由じゃなくはないんですけど…ちょっと書き途中だった小説が消えて…うっ、あっあっあっ、うわぁ〜〜〜っ!?

「ん〜…どうしようかな…」


アオイは自身の研究室で悩んでいた。理由は、先程ユキカゼの提案で、3日後にクラインお義姉さんと勝負をする事になったからだ。しかも、アオイとユキカゼ、クラインお義姉さんと紫髪の女の子…フィーネスさんとペアでの勝負になる。


(クラインお義姉さんは弓だから後衛からの支援で、フィーネスさんはそれを守りながらの前衛…?)


「ん、アオイ…」


「あ、ユキカゼ丁度良かった…クラインお義姉さんとフィーネスさんの戦い方って、どんな感じ?」


「うにゅ…フィーネスが突撃して、クラインは駆け回りながら弓で攻撃して、あとは…………」


アオイはその言葉を聞いて、少し考えて何かを思いついたのか、ユキカゼへ先にベッドで寝るよう促した。少し不満そうな顔をしていたが、頭を撫でると嬉しそうに頬を染めて寝室へ向かった。


(クラインお義姉さんと同じ弓でユキカゼをサポートしようか迷ったけど、ここは剣で…いや、アレを作る?でも、まだ硝石や硫黄も見つけてないし…)


「いや、よく考えたら武器で悩む必要ないじゃん…」


アオイはアイテムボックスから、持ち込んだ残り少ない資材を使って武器の開発を進めた…


翌日、アオイとユキカゼはお義父さんの実家の方で食事を取ることになった。というのも、ユキカゼのお姉さんが帰ってきたのでユキカゼが家族と一緒にいる時間を作ろうとしたのだが…


「アオイ…食べさせて…?」


「う、うん…」


何故か、ユキカゼはアオイの膝にちょこんと座り、しかも食べさせて欲しいと甘えている。そして、自分用に置いてあったスプーンを両手に握りしめていて、アオイとの間接キスを企んでいた。


「はみゅっ…」


アオイから差し出されたスプーンを、ユキカゼはぱくっと咥える。しかも、食べたのにも関わらずできるだけ長く口の中に入れている。


「ん、アオイも食べて」


「うん、そうするね?」


そう言って、アオイは自分のシチューをスプーンで掬い、なんの躊躇いもなく口に運んだ。ユキカゼは間接キスに恥ずかしがるアオイを見たかったのだが、その光景に、ユキカゼは少し驚く。すると、ユキカゼの視線に気づいたアオイは少し困った顔をした。


「あ、ごめん…これ間接キスだよね…」


「にゅっ!?あぅ、ふぇぁ…はうぅ…」


ユキカゼは顔を真っ赤にして俯いてしまう。


「なぁ、このシチューいつもより甘くないか?」


「あらほんと、お砂糖は使ってない筈なのに…?」


「そうですか?僕は丁度良くて美味しいと思いますけど…」


「あ、アオイ…えっと、そうじゃなくて…」


お義父さん達にからかわれていると知らないアオイに、ユキカゼはあわあわと尻尾を忙しなく揺らしながら伝えようとする。だが、そんな光景をクラインは面白くなさそうな顔で見ていた。


(まったく、あの男の何処が良いんだよ…顔はまぁまぁ良いし、背も私くらい高いし、優しそう…って、何褒めてんだッ!?)


先程からアオイの粗探しをしているクラインだったが、これといって悪いと思える所がない事に焦り始めていた。このままでは、アオイとユキカゼの結婚を阻止しようとしても、大義名分がない為聞く耳すら持たれない。


(まぁ、勝負に勝てばいい…それだけだ)


クラインは一旦考えるのをやめて、食事に集中するのだった…




朝食をとった後、アオイとユキカゼはお義父さんに聞いた場所へ向かっていた。


「…アオイ、何でそこに行きたいの?」


「んー…ちょっと探しものを…ね?」


アオイはそう言って、空に湯気を立ち昇らせる火山を登り始める。周りには背の低い木やシダ植物のような物が生えているが、あまり大きな木はさほどない。そして、長い道のりを進むと、ようやく頂上に辿り着いた。


「…綺麗…」


「確かに、そうだね」


そこには、火口に溜まった湯気を立ち昇らせる淡い青色の水が反射して空を映し出していた。


「んー…あ、あったッ!!」


アオイはそう言って、黄色い石のような物に近づき、アイテムボックスからピッケルを取り出して採掘仕出した。


「アオイ、それは…?」


「ん?これは硫黄っていって…火薬の材料だよ」


「かやく…?」


「あれ?この世界ってまだ火薬なかったのか…まぁいいか…ユキカゼ、欲しい物は手に入ったから帰るよ?」


「うにゅ、分かった…」


そして、火山を後にして帰路に着く途中に、アオイはついでにととある物を作ろうと準備していた。


「酸素と窒素は空気中にあるし、カリウムは土から貰おうか」


「何するの?」


「ちょっと錬金術を使って作り物を…」


「れんきんじゅつ…」


「知らない?なら一応…錬金術っていうのは、物質を別けたり混ぜたりして色んな物を創り出す術で…っと」


アオイが手に魔力を込めると、空気中から細い糸のような物が2本、地面から1本伸びて、手のひらの上に集まっていく。


「今やってるのは、空気にある酸素と窒素、土にあるカリウムっていうのを分離して混ぜてるんだ」


「よく分かんない…」


「んー…例えば、朝食べたシチューに人参とかじゃが芋とか入ってたでしょ?それだけをシチューから取り出してる…って感じかな?」


「うにゅ…何となく分かった…?」


「そっか…これ、結構時間掛りそうだなぁ…」


出来るまでの間、アオイは膝に座ったユキカゼの耳をもふもふしたり、抱きしめたりしながら待った…


「…う〜ん、あれだけ時間かけてこれだけか…」


アオイの手には、爪くらいの大きさの四角い結晶があった。しかし、その効率の悪さに少しがっかりした。


「まぁいっか…ユキカゼ、帰るよ」


「うん…」


アオイとユキカゼは、手を繋いで今度こそ帰路についたのだった…



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