練習・演習 実戦?! ツイてない男 シセスタ・アデル
おまたせしました
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=シセスタ・アデル=
=point of view=
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ようやく、人気のない草原地帯に来た。40分くらい歩いただろうか?
所々に的になりそうな石や野良の木がある。ここで練習しようと思う。
シセスタ(あの木にしよう。)
標的を決め、ワンドを取り出すと、ワンドに魔力を込めながら必要な魔力を調整し、呪文を唱える。
【インジェプタ ルクス フォキア】
初心者用 呪文を唱えると、木の真上に火の球が現れたと同時に弾け、標的の木を燃やした。
(・・・意外にショボい・・・思っていたのと違う。)
次に火を消すために、同じ要領で水属性の呪文を唱えた・・・
【インジェプタ ルクス ネロ】
初心者用 呪文を唱えると、木の真上に水の球が現れたと同時に弾け、標的の木を消火した。
シセスタ(・・・・んんん~・・・初心者用だから仕方ないか・・・)
(よし!思い切って普通の魔法使って見よう!)
【イグニス バレット】
すると、ワンドから火の弾丸が飛び出し、標的の木を真っ二つに折り、標的の周囲を燃やし始めた!
(ヤベぇぇえ!初心者があまりにも威力が無かったか…)
(初級魔法を、ス飛ばして通常魔法を使って見たけど威力が、こんなに違うのかよ!)
できるだけ、慌てずに水属性の呪文を唱える。
【アクア バレット】
今度は、ワンドから水の弾丸が飛び出し、木の生えた根本に命中!
残りの木の跡を粉々に粉砕した後、周囲を水浸しにした!
近くに寄り威力を確認すると木の根元が生えていたところは、土ごと抉り取られ跡形もない・・・
(人に使用したら死体が残らないな・・・これ・・・)
自分の使用した魔法の威力にドン引きしながらも、ワンドをしまい魔法の練習を終了する。
(魔法の使い方の要領はわかった。んん?!)
≪スキル:冷静沈着 ≫を獲得。
≪戦闘中、魔法の行使に失敗しにくくなる≫
≪ジョブ:魔法戦士を獲得≫
(また、便利なスキルを・・・ヨルス様!マジ!ありがとう!)
(魔法戦士・・・かっこいいし強そう!)
(すごく誰かに名乗りたい魔法戦士です!って)
(さて、次は弓の練習でもするかな・・・)
弓と矢を取り出す。
弓はゲオルグがバックアップ入れておいた物が、そのままシセスタのアイテムボックスに移ったのだろう・・・
(全員分の身代金がアイテムボックスに入っていた時はビックリしたが・・・)
(しっかり、騎士団に全額渡しておいたからな・・・)
(そのおかげでフロッグ・ノシュガン氏の信頼を勝ち得たわけだが・・・)
思い出に浸りながら近場の木を見つけ、矢を番え弓を引く。弦を、めいいっぱい引き!放す!
矢は放物線を描いた後、木に見事に命中した。
(なんだ・・・意外と簡単じゃないか・・・)
矢を回収し、次に動いているものを、探す・・・
耳を澄ませ、目を見開き、五感の感覚研ぎ澄ませ、を動く標的を探す・・・
≪スキル:索敵・危機察知・気配感知≫を獲得。
なんか・・・獲得してしまった。折角なので早速使ってみる。
(ウォオオオー!!!スゲェェェエエー!!さっきとは比較にならない!!)
(うん!うん!ホーンラビットがどこにいるのか!手に取るように、わかるよ!)
街道補修の件の痛さを忘れていないシセスタは、ホーンラビットに血染めの報復をしてやることにした!!
シセスタはホーンラビットを追いかけ回しながら弓矢を使った!
ホーンラビット「キュウ!キュウ!キューウゥウウウ!!」
ホーンラビット「キュウュウウウ!!」
ホーンラビット「キュウ!キュゥゥウウウ!」
ホーンラビットたちが次々と狩られる悲鳴が草原地帯に木魂した!!
(矢が9本駄目になったけど・・・)
(うん!うん!大量!たいりょう!コスパいいね!)
100匹近くが、八つ当たり虐殺の犠牲になった。
≪解体スキルが発動し以下を取得しました。≫
ホーンラビットの肉・革・角x100
ホーンラビットのカードx100
≪スキル:百発百中≫を獲得。
≪トークン:ホーンラビットの天敵≫を獲得。
(よ~し!そろそろ、お昼だし帰ろうかな!)
シセスタがホーンラビット狩りに満足して帰ろうとした次の瞬間・・・
???「グウォォヲヲヲオオオォオォオ!!!!!!!!」
突然、体中に響くような咆哮が一帯に響いた!!
(いや・・・そんな・・・まさかな!!)
(空耳だ!そうだ!そうに違いない!)
???「グウォォヲヲヲオオオォオォオ!!!!!!!!」
今度はかなり鮮明に聞こえた!
(ぐぬぬぬぬ・・・でも他の方向に・・・)
???「グウォォヲヲヲオオオォオォオ!!!!!!!!」
咆哮が、だんだん近づいて来て大きくなっていく!!!!!
恐る恐る・・・声の聞こえる方向を見据える・・・
(う・うせ・・嘘やろう・・・)
遠くで人形の生物がいる・・・
???「グルゥルルル!!」
人形の生物が近づき、だんだん大きく・・・鮮明になっていく・・・
あか浅黒い不気味な肌色に、浮き出た血管・・・
真っ赤なにうっ血した血走った目が、獲物を見据えている・・・
汚く汚れた鋭い、肉を切りやすそうな牙は、いったい何人の人肉を喰らってきたのだろう・・・
目元は窪みがより凶悪さ強調し、全身はゆうに五メートルくらいある巨人!!
鑑定・分析
≪変異種オーガ≫
≪Lv30≫
≪状況:かなりヤバイ!絶望的。死のご覚悟を!!≫
≪強さ:頑張れば・・・倒せなくもない?多分・・・≫
特性:硬く分厚い皮膚;防刃耐性!
殴る! 蹴る! 踏みつける! 巨石ぶん投げ!
爪攻撃による切り裂き! 噛みつき;即死攻撃
⚠噛みつきは特に注意、頭から美味しく食べられます!!☆⌒(*^∇゜)V
(鑑定・分析・・・コイツ・・・他人事だと思って楽しんでだろう!!絶対!)
怒`皿´╬
鑑定・分析に気を取られていると、いつの間にか、オーガが巨石を持っている!!
(ちょょょ!!!)
【ブホォォォ!!ブン!!】
巨石が、シセスタ目がけて飛んでくる!!!!
「ぎょわぁぁぁ!!」
寸前の所でギリギリ避けられた。
急いで投げられた巨石に身を隠す!
(死ぬぅ!死ぬ!)
前世での死がフラッシュバックする・・・
(また、死にたくない!!)
シャードを装備すると様子を伺う為、巨石からヒョコリ顔を出す。すると・・・
オーガは大きく空高く両手を揚げているではないか!
(ヤバァぁぁ!!)
シセスタは、攻撃を避ける為、体を後ろへ大きく投げ出した!
【スパー!!】
なんと!オーガの爪攻撃で、さっきまで隠れていた巨石が、キレイすぎるくらいキレイに切れている!
((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル)
(あんなものに当たったら、ひとたまりもない!!!)
シセスタはシャードでオーガに反撃する!が・・・
変異種オーガの硬く分厚い皮膚をしており、有効打が与えられない!
変異種オーガはシセスタの中途半端な攻撃で、撫で斬り状態になり、更に怒り狂い!手負いの獣と同じように、非常に激しい攻撃をしてくる!
変異種オーガ「グルルゥ!グォォオオオ!!」
【シュ!シュ!シュ!シューパァン!!】
爪による連続攻撃を必死に避けるが、全身の何箇所かに切り傷を受ける。
(ツッ!)
切り傷から止め処無く血が溢れ流れ出す・・・
(このままだと・・・殺される!!何か・・・手はないか?・・・)
(コイツを一撃で仕留めるのは、絶対に無理だ!!!)
(シャードで一応、切れないことはない・・・皮が薄い所・・・)
シセスタは懸命に攻撃を裂けながら、弱点を探す・・・
(コイツの圧倒的な機動力削ぐには・・・)
(俺は弱く・・・奴は強者だ!・・・待てよ・・・強者が持つ急所!)
(人形生物の弱点と言えば・・・アキレス腱!!)
オーガが大きく振りかぶる瞬間を狙うため、さっきと同じように、岩に隠れる・・・
(未来を予測出来るのはチンパンジーや人間だけ・・・)
(このオーガが、人間ほどの知能を持っていれば・・・)
(俺は間違いなく死ぬだろう!)
(これは・・・一か八か、かの賭け・・・)
予想通り、オーガは大きく振りかぶり爪攻撃で岩ごと切り裂こうとする!
(・・・今だ!!)
シセスタはオーガの股のあいだに滑り込み、両足の脚の腱を素速く切り裂いた!
変異種オーガ【グギャァァアアア!!】
腱は見事にパックリと切り裂かれ、、変異種オーガは悶絶する!!
シセスタは目も振らず走り、一気に間合いを取りながらワンドを取り出すと!
一番短く一番速く唱えられる雷属性の呪文を唱える!!
【ポーテンス エクレール!!!】
変異種オーガも!負けじと手にとった大石で反撃しようとする!!
どちらが速く攻撃を当てるのか!!・・・
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=白青騎士団=
=point of view=
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白青騎士団は眼の前の光景に驚いていた!!
(何者だ!あの青年!)
銀髪の青年は変異種オーガの、ふくらはぎ見事に切り裂くと一気に間合いを取り、剣を投げ捨てるとワンドを取り出し、呪文を唱えた!!
銀髪の青年【ポーテンス エクレール!!!】
青年の唱える呪文と同じタイミングで変異種オーガの手から、大岩が放たれる!
騎士「危ない!!」
青年に大岩が到達するまで、あと半分の距離で青年のワンドから強力な稲妻攻撃が発現し、オーガの投げた大岩を粉々に砕くと、そのまま変異種オーガの胸に大きな風穴を開けた!!
砕けた岩の破片の何個かが、勢いよく青年に当たる!!
銀髪の青年「うっ!!」
変異種のオーガが絶命し光の粒子となって、青年のバックアップに引き込まれると、青年も倒れ込む!!
騎士団長(これは!!・・・解体スキルか!・・・)
「何をボーと見とれいる!お前たち!!ヽ(`Д´)ノ」
「早く奴を介抱してやらんか!!」
騎士団長の指摘に我に返り、魔法兵と騎士が駆け寄る・・・
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=シセスタ・アデル=
=point of view=
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誰かが話かけてくる・・・
???「ぉい・・・きみ・・・丈か?」
意識が朦朧として聴き取れない・・・
シセスタ「はぁ・・・はぁ・・・」
???「しっかりし!・・・ぃま、ちりょ・・んに連れて・・ってやる・・・」
シセスタは馬車に担ぎ込まれる。
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治療院に移動中
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=エリスの治療院=
=point of view=
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”ドン!ドン!ドン! ドン!ドン!ドン!”
???「エリス殿!エリス殿!」
誰かが、激しく!ドアを叩く音が聞こえる・・・
エリス「もう!いったい誰?」
「アリス!アリス!出迎えて!」
アリス「えぇ~!わかった出てくるね!」
渋々、アリスはドアを叩く人物に応対する。
アリス「はい!はい!今出ますってば!もうぅ!しつこいなぁ!」
むくれながらアリスはドアを開ける・・・
アリス「もうぅ!何なの!」
ドアに立っていた相手に目を丸くする!王国騎士が立っていた!
王国騎士「騒がしくして、申し訳ないのであります!」
アリス「あわわわ・・・Σ(´Д`;) 無礼な態度を許してぇ!騎士さまぁ!」
アリス(ええ!なんで騎士様が!どうしようぅ!)
まさか、騎士が立っているとは思わなかったアリスは慌てる!
アリス「おねぇちゃん!!大変!騎士様がぁ!騎士様がぁ!」
アリス目を回しながら姉を呼ぶ!
エリス「騎士?イリアナ姉さんか?アリアが、帰ってきたの?・・・」
エリスはアリスに問いながら治療院の奥から姿を現す。
すると、アリアの言葉通り本当に王国騎士が立っているではないか!
エリス「その色と紋章は…オーラシア王家傘下の白青騎士団の方ではありませんか!」
「攻勢を得意とする貴方方が、なぜ当院に?!」
エリスもビックリする!
姉イリアナは防戦を得意とする黒黄騎士団の騎士。
妹のアリアも王都騎士学校を卒業したばかりの騎士見習い。
同じ騎士でも白青騎士団とは本来、縁がないはず・・・
白青騎士「あなたがエリス殿でありますか?ああ!名乗らず申し訳ないであります!」
マルギレッタ「私は白青騎士団所属!マルギレッタ・ローレンスであります!」
「突然押しかけたのは訳がありまして負傷者を治療して欲しいのであります!」
エリス「負傷者?・・・なぜ?騎士団の専属の医師に見てもらわないのですか?」
エリスが、疑問を感じるのも当然である。
普通、騎士団の専属の医師や治療施設の方が、医療の質は上だ。
こんな、町外れにある治療院に本来、用はないはずだ・・・
マルギレッタ「いや・・・その・・・見て欲しいのは騎士団員ではなく・・・」
「一般人なので・・・あります・・・」
マルギレッタは歯切れ悪く答える。
マルギレッタ「その・・・あの・・・ちょっとした不手際で・・・」
マルギレッタはエリスに事情を説明する。
エリス「なるほど・・・まとめると・・・」
白青騎士団に追い詰められたモンスターが逃げたせいで、冒険者らしき一般人が怪我をしたうえ白青騎士団の取り逃がしたモンスターを征伐したと・・・
でも一般人に城の内部や組織の事情を見せるわけにもいかない・・・
冒険者のバックパックには征伐したモンスター入っている・・・
白青騎士団はその一般人に可能なら生きた状態で、征伐したモンスターの死体の譲渡に同意して欲しい・・・
エリス「それで、一番近くで騎士の身内がいる当院に、いらしたと・・・」
エリス「ともかく!早く治療します!」
マルギレッタ「かたじけないであります!エリス殿!」
エリスが事情を知り同意したので騎士団員が、患者のいる馬車にエリスを案内する。・・・
エリス(全身血まみれね・・・でも切り傷は浅い・・・意識もある!これなら私でも治せる!)
アリスは血まみれの青年に怯えているが、エリスは冷静に負傷具合を見ていく。
エリスは患者の状態を確認し終えると回復呪文を唱える!
エリスが光に包まれていく!
魔法兵「この光!あの若さでハイヒール使えるのか・・・」
魔法兵の誰かが感心の声を漏らした・・・
それも、そのハズ・・・ヒールを使える者は数多存在するが・・・
ハイヒールは一定期間、専門の教育と修行をした者にしか扱えない。
エリス「ハイヒール!」
魔法が発動すると患者の傷は、みるみるうちに小さくなり傷は完全に塞がった。
エリス「もう大丈夫。数分安静にしていれば、」
「すぐに意識レベルも回復するでしょう。」
エリスの言葉通り血まみれの青年は何事も無かったように立ち上がった!
血まみれの青年「ふぅ~(また)死ぬかと思ったぜぇ~・・・」
その姿は墓から蘇ったグールのようだ・・・
アリアに至っては怯えて、エリスの後ろに隠れてしまった。
血まみれの青年「皆さん!ありがとう御座います。」
「俺はシセスタ・アデルと言います。」
普通にお礼と自己紹介をし始めた!!
血まみれの青年はシセスタ・アデルと言う名前だそうだ・・・
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=シセスタ・アデル=
=point of view=
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シセスタ
「草原地帯で、弓と魔法の練習をしてましてね・・・あれ?」
「それにしても、なんで草原地帯で変異種のオーガが・・・」
シセスタはふと思い出す!そもそも何故!
森から離れた場所で変異種のオーガに出会ってしまったのか?
???「それは私が説明しよう。」
血と暗さで見えなかったがよく見ると、周りは騎士っぽい格好の人たちだらけだった・・・
???「申し遅れた。」
「私はオーラシア王家の仕える白青騎士団団長のトーマス・ローレンと申す。」
トーマス「差し支えなければ、君の事をアデル君と読んでいいかな?」
トーマス・ローレン白青騎士団団長は、経緯を順を追って説明し始めた。
変異種のオーガ征伐するため森に入った事。
森でオーガの予想以上の抵抗に遭ったこと。
思ったように討伐出来ないのに業を煮やし、おびき寄せる為、森に火を放ち包囲殲滅しようとしたらオーガの予想以上のスピードと腕力・装備の重さ・集団の大きさあいまって、なかなか追いつけなかった上の逃亡を許した事。
駆けつけるとシセスタが一人で変異種のオーガを倒す所を目撃し、負傷したシセスタを治療院に運んで来てくれたことを丁寧に説明された。
シセスタ(あんたらのおかげで、死にかけたわ!!!)(-`ェ´-怒)
心の中で毒づくシセスタ・・・
(まぁ・・・命も助けられたけど・・・)
トーマス騎士団長「アデル君!君には大変な迷惑を、かけた。すまない!」
「それで、厚かましい相談があるんだが・・・」
シセスタ「相談ですか?聞きましょう。ローレン卿」
トーマス「君の討伐した変異種オーガの素材を我々に譲って欲しい!」
・・・本当に厚かましいお願いだった・・・ ( ̄□ ̄;)
だが、ここまで騎士にお願いされて嫌です。
なんて言ったら無礼討ちに合うかもしれない。
(権力には逆らうのは得策じゃないな...でも、タダではイヤ・・・)
シセスタ
「いいですけど、できれば予算の許す限りで買い取ってもらいたいです・・・」
トーマス
「本当か!!命を賭けて勝ち取ったものを、本当にいいのか!!」
「わかった!」
「白青騎士団の体面の為にも約束する!出来る限り高く買わせてもらう!」
話は纏まった。相手は騎士団長だ。
口約束とは言え、間違いなく約束を破るようなことはしないだろう。
シセスタ「この場で引き渡します。どこに出せば?」
騎士「この馬車に置いてくれ。」
指定された馬車に変異種オーガの死骸を出す。
騎士「うん!確かに!騎士団長!間違えなく変異種のオーガの死骸です!」
トーマス騎士団長も確認する。
トーマス「素晴らしい!!支払いはどこに送ればいい?アデル君。」
シセスタ「俺の所属するフェイルシュタットの冒険者ギルドへお願いします。」
トーマス「あい!わかった!必ず、使いに届けさせる!本当にありがとう!」
そう言うとトーマス団長は白青騎士団と共に去っていた。
(なんだかんだ言って好感の持てる人物だったな・・・トーマス団長は。)
不意に肩を叩かれる。治療してくれたエリスという金髪の巨乳ちゃんだ。
エリス「お代・・・400ユーフティス!」
手を差し出して、400ユーフティス要求してきた。
美人だが、しっかりお金を要求する辺り、しっかりしてるこの娘・・・
揉めたくないので、400ユーフティスを払って帰路につく。
(今日は一際に大変な日だった・・・ドッと疲れたーー)
エーデルワイス亭に着くとリンシャちゃんに驚かれた。
リンシャ「きゃぁぁぁ!!シセスタさん!」
「大丈夫ですか!全身血まみれじゃないですか!!」
(その言葉もう衛兵に何回も聞かされた・・・)
(本当に大変な日だった・・・・)
長く・・・スリリングな一日を過ごしたシセスタであった・・・
ジョブ:冒険者 魔法戦士 聖人
スキル:アマテラス神加護 ツクヨミ神加護 スサノオ神加護 ヨルス神の加護 鑑定・解析 解体
イーニス世界語訳 全能力適正 剣術 投擲 弓術 潜伏 交渉 武器の手入れ 徒手格闘
クラフト・合成 痛覚耐性 暗視 魔力操作 魔力制御 魔力視 魔流視 速読
冷静沈着 索敵・危機察知・気配感知 百発百中
ユニークスキル:オーバータイムレイジ
トークン:山賊の殺し屋 ホーンラビットの天敵 神々に気に入りられし者
残金9038ユーフティス
【シセスタの持ち物】
矢51本
HPポーション(小)3個
MPポーション(小)4個
特製ポーション(中)
武器の手入れセット
ラッドマウスの肉及び革・牙 3個
ラッドマウスのカード3枚
ある程度取りつくされたダンジョンの地図
吸血バットのカードx2
ダンジョンラットのカードx7
棍棒x1
ワンドx1
トレントのカードx6
ホーンラビットの肉・革・角x100
ホーンラビットのカードx100