1話
俺が転生したのは、剣と魔法の世界でいわゆる異世界転生をしていて俺は前世からの親友で幼なじみのアキトと村を守る衛兵になるために訓練を受けていてお互いに励まし合いながら強くなろうとしていた。
実際は、俺の方がアキトより魔法操作が上手くアキトは肉弾戦が俺より強いため俺は魔法をアキトは剣術や体術を鍛えていて俺は人を強化する魔法が得意なので人を歌っている間強化できる歌魔法と踊りスキルの2つで更に人を強化できる踊り子と呼ばれる職業を聞いたことがあったので神殿に行き踊り子の職業を取得した。
それが1番の失敗だった。
踊りにより人を強化できる職業は2つあり・・・
男はダンサー
女は踊り子
となっており俺は男出なくなった後に神官に聞いてそれを知った。
そりゃ神官に何回も本当に良いのかと聞かれるはずだ・・・やらかした。
その後、ショックで2日間意識がなかった。
神殿で1度職業を得ると変更は二度と出来ないためこれからは女として生きる必要がある。アキトは、勇者となったため神殿に勇者として別に登録が必要になったために俺が女になっていることは知らないらしい。
俺は元々母親似で女の子と間違えられる程だったので大きい変化はなかった。因みに男であったことはアキトと川で遊んだこともあるので知られている。
それから、間違えて女になったことを隠して5年間一緒にアキトと鍛えていたらアキトからは女みたいに成長したな!とよく言われるようになりその度に脛を蹴っている。
そんな5年間だった。
「なぁ、アキト・・・そろそろ、行くか?」
アキトは勇者となってから5年間鍛えたおかげで俺達の生まれた国の最強の騎士に勝つほどに強くなった。
俺は国最高の支援師と呼ばれていて俺の半径1キロの仲間は何もしていなくても2倍の身体能力になり歌で5倍となり踊りも組み合わせると10倍となるため既に人類最強クラスのアキトの身体能力は10倍となるためSランクと言われる古龍をワンパンする男を生み出すことになった。
俺達2人は魔王は別にこの世界にいないので世界中を旅しようと言う話になり昨日俺がアキトから遅れて成人年齢になったので村から出て旅に出れるようになった。
因みに、最強の騎士と戦う権利は王都で開催される大人部門で優勝すれば権利が貰えるためアキトは勝手に優勝して最強の騎士と戦う時になってから俺を王都に無理やり拉致してコロシアムに連れていき試合を見れる位置に放置してアキト本人は戦っていた。
俺は強面が周りにいるのが怖くて端っこに行き震えていた。その後アキトの股を蹴りあげたのは言うまでもない。避けられたけど・・・
そして、俺達の旅立ちの日に・・・俺は寝坊していた・・・仕方ないね!お布団が離してくれなかったんだ!
「寝坊した言い訳を聞こうか?ミリア?」
「布団が悪い!」
その後、村の人達にアキトから離れるなよ!と言われたりたんこぶに効く薬草を貰ったりしてアキトにブチブチ文句を言って拳に息を吹きかけているアキトに謝罪をして俺達はやっと旅を始めた・・・16歳の2人で・・・