2話
「なぁ、アキト?ここは何処だ?」
街道を歩いている途中でアキトにいきなり担がれて運ばれた先に獣が寝転び威嚇をしていた・・・そして、本当にここ何処?
「ん?この狼が悲鳴を上げていたからな?お前なら治せるだろ?」
確かに治せるが威嚇してくる狼の前に連れてこないで欲しい・・・噛まれたらどうするんだ?俺は村1番の最弱腕力というのに・・・
「なら、俺に噛みつかないように見ててくれよ?」
「はいはい、分かったから早く治してやれよ?」
悲しいかな・・・アキトは決めたことは貫く・・・悪い意味でもいい意味でも・・・
「噛むなよ〜?噛むなよ〜?」
恐る恐る近付いて後ろ左足を見てみると矢が刺さっていて汚いので恐らくゴブリンにやられたのだろう・・・
その後は癒しの歌を歌いながら撫でてあげてその後に矢を抜きながら終わった後も撫でてあげて情が湧いてきたのでそのまま治療しながら動けるようになるまで2日間の間餌とかあげてたら・・・
「凄い懐きようだな・・・ミリア?」
「可愛いなぁ・・・ロウガ・・・」
ロウガは白い大きな狼で立つと150もない俺より大きく昨日はベッドとして寝ていたくらいにはなっていた。
更に、気付いたら従魔になっていて俺は今ではアキトより早く行動ができるように・・・無理だな。
なにせ、腕力が無いせいでロウガは軽く走ることしか出来ずなんならアキトの方がロウガより早い。
気付いたら1人で消えて追い付いたら次の野宿の準備は終わっていて俺が料理したらそれからロウガは見張りで俺と来て、俺は近くの川で体を洗いその間にアキトは飯を食べて俺達が戻ってからアキトが川に行くといういつものルーティーンをこなしてから寝る・・・
それを繰り返しているうちに予定の場所に着いた。
まず、第一の予定の場所・・・世界で1番人が多い都市・・・まぁ、二度目の王都に着いた。
1回目は旅に出た時に最初に行こうとしたらアキトに抱えられてすぐに着いた。
けど、2日目は俺がのんびりと旅なのだからとゆっくり行きたいと言ったのでこうして普通の人と同じ2週間掛けて歩いて着いた王都で・・・
何故か兵士に囲まれて俺達は槍を向けられていた・・・特に俺が・・・
「俺が何をしたって言うんだよ〜」
「泣くなよ・・・相変わらず少しでも怖いものは無理なんだな・・・」
「そりゃ・・・怖いよぉ・・・」
なにせ、マッチョが上半身裸で巨大な槍を持っているのが50人はいて囲んでいるのだから・・・
後で聞いたら、皆で門の近くの川で遊んでいたらしい。それも王国最高峰の騎士たちなので鎧は来ていたら邪魔になるので着ないことが多く今回は緊急事態と判断して武器だけ持って来たらしい。
「ロウガ〜!」
急いでロウガから降りてロウガが丸まり俺は中に隠れる・・・ロウガはあれから2週間にも満たないがアキトに鍛えられたせいか岩すら簡単に砕けるようになるほど強い力。そして、アキト曰く元々最強の種族を鍛えたので最強の騎士でも無防備なロウガすら傷つけれないだろうと言ったのでこれが俺の防御フォームとなる。強化?今回の敵は門に入ることができない盗賊のようだしアキトのみで大丈夫!
因みに早く育ったのは適度な食事と運動と睡眠らしい。
「ガァルルルルア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!」
そして、ロウガの吠える!ハッハッハ!俺の防御は最強よ!
「いや、別にそこまでしなくても俺だけで大丈夫なんだが・・・それに・・・アキトだ!この狼はフェンリル種で俺の仲間で今はフェンリルの中にいるミリアの従魔になった!危険性はないから槍をおろせ!それとも、それでも槍を向け続けて俺と敵対するか!」
アキトの威圧だろう凄い圧がロウガの向こう側から感じるがロウガの防御を貫ける人間は居るまいよ!なにせ俺か本気で叩いても毛だけで弾かれるからな!ワハハハハ!
※ミリアの腕力は10歳の子供に負けます※
「さて、そろそろ出てこい・・・2時間も籠るなよ・・・寝てらぁ・・・」
「すまんなぁ・・・流石にフェンリルが来たら最強の騎士達が出てきてしまうからなぁ・・・」
「ごめんな?リオ王・・・ミリアは、いつもロウガの中に入れば無敵と言って中に籠って寝るせいでロウガはろくに動けないんだ・・・まぁ、ある意味ロウガに傷を付けれるのは最強種だけだから良いけど・・・」
「しかし、ミリアは昔から女の子っぽかったのに更に可愛くなってしまって・・・」
そして、2人の前には狼と寝ている美少女というすごい絵になる状態になっていてお互いにいい笑顔で寝ていた・・・
「ところで・・・そろそろ動かさんと夜になるぞアキト?」
「辞めとけ・・・1m範囲に入るとミリアは起きて不機嫌になって痛くもないけど殴ってくる。そこら辺の小動物と同じでな。俺の耐久値が高いせいかミリアの骨が軋むからな・・・怪我しかねない・・・」
アキトがそう言うと、この国の王であるリオは憐れむように・・・
「どんまい・・・アキト・・・」
「ホント・・・やっと着いたのに起きるまでここで待機だぜ?」
そうして、更に一晩野宿することになり起こさなかったとミリアはプンスコ怒りアキトは・・・諦めた表情で謝っていた・・・




