第45話 優衣、大ピンチ
しばらく更新できなくてすいません…これからもちょいちょい進めては行く予定なのでよろしくお願いします。
「えーっと、今試合中ですよね?」
「そうデスねぇー!」
「なんでこんな山の中にテントとふかふかのベッドがあるんですか?」
「そうデスねぇー!」
「あなた答える気ないでしょ…」
「そうデスねぇー!」
「………帰りたい。」
「ダメデス。」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
くそぅ、まじで帰りたい。このままじゃまじでこの獣達にお持ち帰りされてしまいそうだ。正直こいつらの寝ぐらまで連れていかれたら帰って来られる保証はないから真剣に逃げ出す方法を考え中だ。
とはいえ、今の私は両手両足をベットの支柱にくくりつけられて大の字の状態で仰向けになっているが故に何もできない。ここに拘束された時は私の貞操にさよならを告げはしたが、今のところはそのようなことはないみたいなので安心した。いや、ちっとも安心できねぇわ。
「それじゃあワターシは他の人達の相手をしてくるデース。それまで見張りをよろしくデスよ?」
「「「御意!!」」」
そのままシェリーさんは動けない私に向かってウインクをした後、テントを出て行った。
私はすぐさま脱出を図ろうとしたが、肝心のヴァンパイアサポーターは外されちゃったので武器を精製することはできないしそもそもあったとしても武器を使うこともできない。そしてテントの周りには先程私に飛びついてきた忍者の3人組が見張っているために逃げ出したところで捕まるだけだ。というわけで私に残された手段は仲間を信じて待つのみなのだが…
「暇…」
「我慢してください。」
「……ひーまー。」
「……我慢してください。」
「ひ…」
「うるさいです!こっちも我慢してるんですから我慢してください!」
なにを!?なにを我慢しているの?あぁ、ここでずっと突っ立って見張りをしていることですよね?そうですよね?そうであってほしい!
「私は早くあなたの血を吸いたいんです。」
「あぁそうなの…」
ダメだ、助けなんて待っていたらこいつらの理性が崩壊してしまいそうだ。未だにチラチラこちらを見ているところからタイムリミットは30分あればいい方か…うわ、私の寿命はあと30分だなんて嫌すぎる!こんな目に遭うならおうちでぬくぬくとお布団に入りながら寝ていたかったよマジで。
もしもう一度社長に会えたのなら全力でぶん殴ってやりたい。そして私達は二度と会社と関わらないことにしてやる。
とは言うものの、そろそろ真剣に考えなくてはならない。このままでは貞操どころでは済まなさそうだ。
力一杯拘束具を引っ張ってみる…
ガチャガチャ
…ビクともしない。
大声で助けを呼んでみる…
「うるさいって言ってんでしょ!?」
…怒られた挙句口枷をされた。悪化してしまったじゃかいか。
見張りを誘惑して…いやいやダメだ何考えているんだ私は、正気に戻れ。
やはり詰みゲーか…
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
「いったい優衣達はどこいったのじゃ?」
「さぁ知りません。」
まずい…まずいのじゃぁ…優衣とはぐれただけではなくみんなバラバラになってどこにいるのかすら分からないなんて…もし優衣や優衣の仲間達に何かあったら私が優衣に殺されてしまう…なんとかせねばぁならんの。
「とにかく一刻も早く優衣達を探すのじゃ。おい、例のブツを…」
「かしこまりました。」
黒縁眼鏡の女秘書はそう言うとそんなものどこにしまってたんだと言わんばかりに制服の中の双丘から例のブツを取り出して社長に渡した。
「そうじゃこれこれ、わたしの大好きなサ○マ式ドロップス!カラフルな色柄とさまざまな味が楽しめるし昔ながらの…ってこれじゃないわぁ!!!」
「あら失礼致しました。つい状況反射で…」
「お前完全に私のことバカにしとるじゃろ?」
「はい社長、これがその例のブツです。」
「……無視かよ…まぁいい、これさえあればなんとかなるのじゃ。」
「なんとかなったところで結局優衣様が怒るのは変わりないかと」
「まぁそう言うでない。どのみちこのままじゃ確定で私は死ぬのじゃから少しでもましな道をいくのみなのじゃ。」
「私はどうなっても責任はとりませんのでご了承ください。」
「おまえそれでも私の秘書か…」
忠誠心のかけらも感じられない彼女にため息を吐きながら、社長は秘書の取り出したスマホのような機械をポチポチと触り始めた。
後にその機械が原因で優衣にどエライ目に合わされることに社長は知る由もない。
社長こんなのじゃのじゃ言ってたっけなー。やばい、書いてなさすぎてキャラがぶれてきた




