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ヴァンパイアパラダイス  作者: ピルルピピ
4章 フィーナ
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第38話 大切なもの

 後から聞いた話だが、藍達が元に戻ったときすでにフィーナは死んでいた。目を大きく見開き、口も開きっぱなしでまるで笑いながら死んでいったようだったらしい。まぁ何というか、最初から最後までとんでもない奴だったわけで・・・


 ひとまずこの一連の騒動はこれにてお開きとなった。


 4人から夏休みの間、すなわち私の前から姿を消してからの間はどうしていたのかを聞いてみたが、彼女たち曰はくよく覚えていないみたいで、ただ、気が付いたら目の前で倒れている私と死んでいるフィーナがいたのだそうだ。それからというもの、4人との生活はいつも通りになるはずだったのだけどそうもうまくことは進まないみたい。


「あなた達は優衣とどういう関係なの?」


「私達は従者、ほんでもって優衣が私達のマスター。それだけだよ?」


「優衣お姉ちゃんは私たちのマスターなの!」


「「ねー!」」


「ねー、じゃなくって!あぁもう優衣!いつの間にこんな2人を従者にしていたの?」


 あぁもうめんどくさい・・・


 その後も数時間におよび4人(実際に文句言ってたのは藍だけだけど)と神崎姉妹の闘争は続いたのであった。ちなみに、最も激論となったのは従者に必要不可欠な私の血を誰がどのタイミングで吸うかで、毎日一人ずつ吸うとか週末にまとめて吸うなどの案が出たが毎日は面倒くさいし週末まとめてやるのは負担が大きいので学校で会える4人は平日、神崎姉妹は休日私の家に訪問するという形となった。(それでも藍は不満だったようだが・・)

 

  まぁなんだかんだ元通りの充実?したヴァンパイア生活を送ることができてよかったと思っている。なんといっても4人が戻ってきてくれたことは本当にうれしくて、私はやはりみんながいないとだめなんだと実感できた。これからもいろんなことが起こるかもしれないけど、私はどんなことが起ころうともみんなと一緒にいたい。それは私がマスターだからとかじゃなくて、私の本心だ。

 だから頑張ろう、大切なものを失わないように。


短いのですがこれにて4章は終了です。

次回からついに社長参戦?

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