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100/106

第100話 社交?

いつもお読みくださりありがとうございます。

毎日投稿で100話に到達したみたいです。100日にはあと数日みたいで…まためでたいことでございます。


次の話から不定期投稿になるはずです。なのでブックマーク外しちゃっても構いません。評価だけ残していってもらえたら幸いです。

今後ともよろしくお願いします。

 父と母に連れられてカヴァレリッツォ伯爵邸に来ていた…


 かつてペット探しの依頼を受けて令嬢のペットを探したおうちである。その時は魔術師団の訓練場に入って浄化しまくったことしか覚えていない…


 今回はそろそろ社交を始める年になったということで連れてこられた…どうやらここの令嬢は同い年だったらしい…なるほどね…


 今や家格は一つ違いだっけ同じになったんだっけ?みたいな状態なので婿候補にされてるのかもしれない。


 父の思惑では王都へのパイプとして三男を配置したいとかなのかな?

 たしかに下町も含めて根付いちゃってるしな…そう思われるのも仕方ないのかもしれないが、オレ実は旅に出たいんだよね…冒険者したいんだよ……


 全然嚙み合ってない、この家族

 もっと話聞いてくれてもいいんだぜ…オレが拒否しているのは置いておいてな!


 そんなわけでしっかりスーツも着て装飾品に飾られてる…バチメンドクサイ…

 動きづらい‥


 さて父母に連れられいろんな人に挨拶…まずはカヴァレリッツォ伯爵夫妻と令嬢


 うわっ貴族語ムズッ!ちゃんと挨拶できないかもぉ!!

 ニコニコしておこっ!どうやらオレが依頼を受けたことは覚えてないみたいだし…良かった!


 他の挨拶もついて行く…

 どうやら今回の社交は魔術師団などに近い貴族が多いみたい…土地持ちがいねぇのな…宮廷貴族の連中だな…一番めんどくせぇじゃねぇか…


 挨拶を終えて社交界のメインイベントが始まった…

 カヴェレリッツォ家嫡男の誕生日らしい…

 すごいね…


 プレゼントお渡し会だ…


 めんどく…ウチは何を送るのだろうか?母上が渡すのか…ハナに聞いたらわかるのかな?聞いたらあかんのかな?


「ハナ、プレゼントの中身って何なの?」

「すでに中身は送っておりますよ、空気清浄機です、マイク様が作られたと聞いておりますが?」

「ふ~ん、この間作らされたのはそれか…ザリガニいじってるときにテキトーに作ったんだよな…大丈夫かな?匂い…」

「!?」


 ハナがマジか!?コイツ!!みたいな顔で見てきているけど知らん知らん…オレに頼むのが悪い…


 はっはに連れていかれカヴァレリッツォ家ご嫡男様に挨拶…うわっオレが作ったって言うんだ…やっべ!


 挨拶を終えて、ご飯をつまむ…ダンスも始まったらしく、いい子がいたら踊ってこいという指令を受けたが庭に出た…


「はぁ~息苦しかったぁ~空気空気…助かる~」


 空が青っ…くないな、どんより曇り空寒いなぁ~


 結構いい庭だ…前世ではガーニングなんて…って思ってたけどアーロンと会話しているうちに勝手身に付いてたな、この審美眼…


 静かでいい…


 今日の会場には初めて社交界を経験してるであろう子供たちが数人見かけた。男女男男女男女かな?女子が少ないな。デビュタントなるイベントもあるらしいけど…それも出るべきなのだろうか?


 こんな中から婚約者を探さないといけないなんて大変だな…でも現実的に考えると貴族じゃないと顔が整ってないんだよな…平民でも顔がいい人はいるけど、少ないのよ。将来的安定を考えると婚約者はいても困らないんだよね…


 この世界が乙女ゲームとかだったら、余った子を根こそぎいただけるのにな…それなら、どうせキレイな子ばっかりになるだろうに…そんな展開ないだろうけどな!


 庭を散策しているとお痛してる人も出てきたので会場に戻りメシをつまむ。

 見たことあるモノとそうじゃないモノが並んでて結構面白い。ローストビーフとかシュラスコみたいなヤツとか、デカソーセージ、生ハム、トマトとモッツアレラチーズ交互に挟まってるやつとか、ヨーロッパ詰め合わせ料理が豪華に並んでいた。


 フルーツの盛り合わせも色とりどりだ…

 そんな風に眺めていると声をかけられた…


 執事さんだった…避けてたのに、いつの間にか詰め寄られていた…


「失礼ですが、イングランディーレ家三男マイク様ですか…」


 くそっ!先にそっちの確認か…オレが冒険者ノリであることがバレるじゃねぇか!!


「…ハイ、そうだすよ。なにか?」

「以前ペット捜索を依頼したのですが覚えていらっしゃいますか?」


 うわっ1!確定させに来やがった…ここはシラ切っていくしか…


「オレがか?…いや、私がか?思い出にはないな…」

「そうですか、ちなみにあそこにいるネコなのですが見覚えは?」


 そこには以前魔力残滓に充てられて巨大化していたネコの姿があった…なんで?


「以前はもう少し小さかったのですが、大きくなってしまいましてな。見覚えがないですか?」


 たしかにおかしいのかな。遠めだが鑑定魔法をかけてみる…


 =================

 名前 ネネ (ディスクリートキャット:ネコの魔物) 

 年齢 4歳

 カヴァレリッツォ家ペット

 体長/体重 100cm/70㎏

 魔力量 1200/1400

 魔法属性  風・雷・無


 使用魔法

 風属性:鎌い断ち、風力支援、風のバリア

 雷属性:雷撃

 無属性:伸縮魔法、付与魔法

 体術:身体強化、咆哮、威圧

 混合:天候操作

 =================


 どこが控えめなん?全然ディスクリートじゃないよ!てか魔物かよ!!

 覚えてねぇよこんなバケモノ!!


「いつの間にか大きくなったり、小さくなったりできるようになっていましてね…知っている方がいれば聞いておきたいと思いましてね」

「あぁ、そうみたいっすね…ただ魔物みたいなんで気を付けたほうがいいかもしんないっすね…」

「そうですか…ご忠言感謝しますぞ…」


 あぶなっ…どうにか切り抜けられたわ…

 あのネコにも近づかんとこっ…か~えろっ!!



 ◇◇◇


「どうでした?じいや…」

「はい、認めてはもらえませんでしたな。はしばしに幼い部分も見て取れましたが、肝心な部分は言質を取らせない、ある意味隙の無い方でしたな…」

「そう…イングランディーレ家の躍進に彼もかかわってる可能性はありそう?」

「ですな…鑑定魔法を使っているようでしたので、どこかでかかわっているでしょう…」

「顔もいいし、才もありそう、彼に決めちゃおうかな?」

「旦那様に確認を取りましょうか?」

「しばらくは情報を集めましょうか…彼に注目している方たちも含めてね」

「かしこまりました、お嬢さま…」


 カヴァレリッツォ家レイナは静かに会場を見守るのであった…

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