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第1話 よろ!

初投稿ナ~シャス

 生まれ変わって約4年、家族に距離をとられた毎日を過ごしている。


 この世界でのオレの名前はマイク・イングランディーレ!イングランディーレ家三男として生まれ、両親の関心を得ることなくおとなしく過ごしていた。

 うん、なぜ生んだ?


 兄2人と姉が1人がおり、3人もオレを両親と同じようにいない存在として扱っている。さらにイングランディーレ家に仕える者も当然のようにオレを空気扱いして働いている。ある意味客人っぽい扱いをうけつつ、屋敷の奥北、従者塔の二階で隔離、もとい生活をしていた。


 誰もいない生活の中で僕につけられたのは幼い少女と(12歳くらい)と3歳のころにつけられた頭でっかちな家庭教師だけだった。


幼い少女はメイドとして食事やら掃除など問題なくこなしてくれる。名前はラヴェル、ラヴェと呼んでる。


 家庭教師のほうは… 


 ん~~~、やる気なし?かな…、常に愚痴と叱責、できても褒めずぐちぐち貶めてくる。親への報告もしてない陰険野郎である。名前はコミー・ショーデウス。コミュ症なんだろうな。コミュ症先生と呼んであげている。


そんな感じで、いてもいなくても変わらない存在として屋敷で過ごしてる。動物園のサルかな…パンダでありたかったけど…全く見向きもされないからなぁ~


ただそんな環境下でも邪険にせず気にかけてくれる人たちもいる。料理人の下っ端や庭師のおじさんがよくオレの相手をしてくれるし、外部である王国騎士団の副団長や騎士見習いが相手をしてくれる。わざわざ屋敷にまで来てくれて訓練に連行される…副団長はオレを騎士にするつもりらしいが一応男爵家のスペアのスペアだから手加減してほしい。死んじゃうから、まだ4歳だよ…


イングランディーレ男爵家は宮廷役人らしく、王都に屋敷があり慎ましやかな生活をしている。この世界的にこの家は平和な部類でありオレにとって特殊な環境ではあるが不自由なく暮らせている。


というのもこの世界は同郷(前世地球人)の方たちがいろいろ進歩させちゃってるから、現代チートの出番がない。やることなさすぎ…

4歳で屋敷から出ることがないのでまだ世界のすべてが分かっているわけではないが、異世界チート定番である紙やインフラ整備、醤油、味噌系発酵食品、ボードゲーム多数、はさみとか鉛筆など私生活の便利グッズ、モコモコのスリッパとかちょっとした快適グッズの数々、冷蔵庫や冷房といった家電製品、多種多様な料理、終いには社会制度にいたるためで、マイナーチェンジしてるところはあれど、ほぼほぼ現代…街並みや屋敷内だけ西洋文化…というかいろんな国の文化がいいとこどりされている。行ったことないけど志摩スペイン村、東京ドイツ村、ハウステンボスみたい世界……毎日がレジャー施設!!


じゃねぇわ!なんで?なんでこんな世界に送られたん?なにをすればいいの?冷遇されるためだけの転生?おい説明しろ!さっさと異世界転生特典を寄こせ!夢に出てこい!神コラァ!!


…っとまぁ、そんな感じで平和、うん


外交問題もなさそう、情報もすぐ手に入るし、国内もかなり安定してる。派閥闘争もそこまでひどくないらしいし、ほぼ争いがない。


ますます騎士になる必要性を感じないな…なんでそんな職業あるんだ?…魔物がいるんだった…


よしっバスケでも広めるか…



バスケコートがあるのかっ!


いろんなスポーツも整備されてた。微妙にルール違うらしいけど…

こうなってくると主なエネルギー源が魔力ってだけの世界では?


……これはちょっと、どうしようか


そんな4歳を過ごしてるこの頃、クリスマスの日付に魔法の適性を確認しに協会に来た。

えっ?誤字?大丈夫、間違ってない。


この国では12月25日に魔法の適性を検査する5歳の祝いを一斉にする文化がある。


現在わたしは魔法協会本部という場所に来ております。一応貴族なので予約?割り込み?…いや、ファストパスでパパッと行われています。


「では目の前の石版に手をかざしてください」

親切に手形まで記されている横長の石板に手をかざす。ここがタブレットじゃないのはまだ異世界文化感というかファンタジーを感じる。グッジョブ先輩方!


こういう場面は物語のお約束で見たことがある。順風満帆な主人公が外れスキルで追放されるというやつが!ドラ1展開…

でもまぁ、そんな状況でもないわけで…あんまり希望を持っても仕方ないし、よくなかったらしんどいからね…

両親も付き添ってくれてるけど、どうでもよさそう。社交のことしか興味ないのか…、せめて話題にできるような能力であれみたいな雰囲気だな…


「これにて適正検査は終了です。こちらしっかりと管理してください。」

渡されたのはステータスがかかれた紙。

魔法は全般使えるみたい、努力次第では上級とされる魔法も可能らしい。うん、知ってる。もう練習して使えるから…、世間的にはまあまあ優秀らしいので、事前に覚えてた隠ぺい魔法で改ざん!


…と同時に用紙を奪われる。うん父親、ガッカリすんなや!お?丸焦げにしたろか…


「励めっ…」


4歳の子どもに冷たかろう…、おい母!なんだその蔑みの目は!お前なんか生まなきゃよかったが聞こえてきそうじゃねぇか!えぇ!


「あなたはできることをしなさい」


本当に優しくないな、オレが甘い世界で生きてきただけなのか?お?


…というわけで好きに生きていこうと思います。なるべく寄生して搾り取ってやる!

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