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どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
第4章 戦いと出会い
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第97 クラスメイトとの再開

お願い。

確認作業はしていますが、どう~しても誤字脱字があるみたいです。

その時はスルーお読み下さい。

マリーとシーバは急いで馬車を走らせた。


ユーナ「後方の敵はまだ動いてはおらんのじゃ。今のうちに太郎と早く合流するのはじゃ!」


ガタガタガカダカダ、ギシギシギシギシ

今にも馬車が壊れそうな音が響く。

先ほど攻撃を受けた時の影響だろう。

馬が何ともなかったのが幸いだが、このままではいつ馬車が分解してもおかしくない。


ニーナ「馬車が変な音がするよ。」


リーン「ん、もしかしたらもうダメかも。」


マリー「ユーナ様、馬車が真っ直ぐに走ってくれません。」


シーバ「なんとか蛇行しながら走っていますが…………」


ユーナ「わっわわわわわっ、気持ち悪いのじゃ。」


ヒトミ「女神様、吐くなら一番後ろに行ってからにして下さい。ここだとみんなが迷惑しますよ?」


なんとまぁ、ヒトミの女神様に対する扱いの雑さ。この人仮にも女神様ですよ。


ユーナ「ち、ちょっと待つのじゃ。」

ユーナは何かを早口でしゃべっている。すると。

ふぁ。シーン。突然馬車の壊れそうな音や、走っている音が消えた?


御者台にいるマリーや、シーバが驚いていた。

馬が走る音は聞こえるのだが、馬車から振動や、音が一切なくなった。


リーン「ユーナ様、何かした?」

ニーナ「すごい!すごいっ!ユーナ様馬車でも直せるの?」

ヒトミ「あ。はははははっ。」


ヒトミは後ろにいたから、事情が把握できた。


ユーナ「えっへん。実は馬車を少し持ち上げて走っているのじゃ。」


リーン「それはすごいっ!」


ニーナ「ユーナ様、やっぱりスゴいです。」


マリー「なんか、不思議な感覚ですね。」

シーバ「あ~っ、でもこれで馬車も壊れないし、さっきよりスピードが出てるよ。」


マリーとシーバも嬉しそうだ。


これで、寝ている二人の少女にも負担がかからないだろう。


これで何も気にする事がなくなったマリーとシーバは馬を更に速く走らせる。まるで、馬車などを引いていないかのように。


ヒトミ「女神様、こんな力を使って大丈夫なんですか?」


ユーナ「これぐらいなら何とも無いし、それに大した力なんか使っておらんのじゃ。それより速く太郎と会わなくては。」

ユーナはなぜか必死に太郎と会いたがる。

ただ単に会いたいだけではなそうだ。と思っているみんなだ。

もしかしたら、太郎がいれば先生を生き返らす事が出来るかも?

僅かな希望を持ちながら、マリーとシーバは馬車を走らせる。

すると。

ユーナ「もうすぐじゃ。」


マリーとシーバが心踊らせ。


ヒトミ「あ、あれそうかな?」

ニーナ「どれどれどれ?」


マリーとシーバは、かなりのスピードで走っている為馬と馬車が気になり、確認が出来ない。

マリー「う~ん、もどかしですわ。」

シーバ「こればっかりはしょうがない。でも、もう少しの我慢だ。」


普通の馬車の2倍スピードが出てるので、操作はかなり難しくなっている。



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



太郎をお姫様抱っこで持ち上げていたのは、委員長の立花だった。


マナ「ねぇ、あっちから凄い勢いで、馬車らしきものがきてるよ。」

マミ「本当だね。しかも馬車なのに、凄いオーラを纏っているよ?」


立花「みんな、一応戦闘準備だ。もしかしたら、椿の仲間だとは思うが、僕達が椿を倒したなんて誤解を受ける恐れがあるからな。話が通じればいいが、いつでも戦闘できるように準備だけはしておこう。それから後は隠れるな。みんな、ちゃんと立ってろよ!」


怪しい馬車がどんどん近づいてくる。

まるで、幽霊船が近づいてくるみたいで、グラスのみんなは緊張していた。


立花「ゴクリッ。」


ヒッヒヒヒヒヒヒッ!


マリー・シーバ「どうどう。」

馬車が止まった。すると御者台からは信じられない程の美少女が2人降りてきた。


そして、その後もぞろぞろ美少女逹が降りてきた。


立花は緊張して、何もしゃべれなかった。かわりに


マミ「すいません、あなた達は?」


立花に抱っこされている太郎にマリーが一番に気がついた。


マリー「太郎様~っ!」

マリーの言葉を気に、みんなが太郎に気がつき、一斉に。

シーバ「太郎様~っ、大丈夫ですか?」

ニーナ「太郎様。やっとあえた。」

ニーナ、まだ太郎と別れて半日ぐらいしか経ってないよ。

ヒトミ「太郎様?寝てるの?」

コイツは本当にブレない。

リーン「おい、そこの男。太郎様は無事なのか?」

リーン、君はかなり無礼だぞ。仮にも太郎助けた人です。


そして最後に馬車から降り立った人物は、クラスメイト逹をひれ伏す神々しいひかりを纏い、ゆっくりと降りてきた。

クラスメイト、全員は地面にひれ伏し心の中では「何で?あっ、これが神様なのか。」と納得してしまうぐらいに眩しい光を放っていた。


ユーナ「太郎~無事じゃったか。」

太郎を抱えていた立花は何の疑いも無く、ユーナに太郎を渡したのだった。







いつでも読んでいただき、本当にありがとうございます。


太郎とクラスメイトの再開。あの事はバレていないのでしょうか?(笑)


あと、感想やご意見などもお待ちしています。

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