第97 クラスメイトとの再開
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確認作業はしていますが、どう~しても誤字脱字があるみたいです。
その時はスルーお読み下さい。
マリーとシーバは急いで馬車を走らせた。
ユーナ「後方の敵はまだ動いてはおらんのじゃ。今のうちに太郎と早く合流するのはじゃ!」
ガタガタガカダカダ、ギシギシギシギシ
今にも馬車が壊れそうな音が響く。
先ほど攻撃を受けた時の影響だろう。
馬が何ともなかったのが幸いだが、このままではいつ馬車が分解してもおかしくない。
ニーナ「馬車が変な音がするよ。」
リーン「ん、もしかしたらもうダメかも。」
マリー「ユーナ様、馬車が真っ直ぐに走ってくれません。」
シーバ「なんとか蛇行しながら走っていますが…………」
ユーナ「わっわわわわわっ、気持ち悪いのじゃ。」
ヒトミ「女神様、吐くなら一番後ろに行ってからにして下さい。ここだとみんなが迷惑しますよ?」
なんとまぁ、ヒトミの女神様に対する扱いの雑さ。この人仮にも女神様ですよ。
ユーナ「ち、ちょっと待つのじゃ。」
ユーナは何かを早口でしゃべっている。すると。
ふぁ。シーン。突然馬車の壊れそうな音や、走っている音が消えた?
御者台にいるマリーや、シーバが驚いていた。
馬が走る音は聞こえるのだが、馬車から振動や、音が一切なくなった。
リーン「ユーナ様、何かした?」
ニーナ「すごい!すごいっ!ユーナ様馬車でも直せるの?」
ヒトミ「あ。はははははっ。」
ヒトミは後ろにいたから、事情が把握できた。
ユーナ「えっへん。実は馬車を少し持ち上げて走っているのじゃ。」
リーン「それはすごいっ!」
ニーナ「ユーナ様、やっぱりスゴいです。」
マリー「なんか、不思議な感覚ですね。」
シーバ「あ~っ、でもこれで馬車も壊れないし、さっきよりスピードが出てるよ。」
マリーとシーバも嬉しそうだ。
これで、寝ている二人の少女にも負担がかからないだろう。
これで何も気にする事がなくなったマリーとシーバは馬を更に速く走らせる。まるで、馬車などを引いていないかのように。
ヒトミ「女神様、こんな力を使って大丈夫なんですか?」
ユーナ「これぐらいなら何とも無いし、それに大した力なんか使っておらんのじゃ。それより速く太郎と会わなくては。」
ユーナはなぜか必死に太郎と会いたがる。
ただ単に会いたいだけではなそうだ。と思っているみんなだ。
もしかしたら、太郎がいれば先生を生き返らす事が出来るかも?
僅かな希望を持ちながら、マリーとシーバは馬車を走らせる。
すると。
ユーナ「もうすぐじゃ。」
マリーとシーバが心踊らせ。
ヒトミ「あ、あれそうかな?」
ニーナ「どれどれどれ?」
マリーとシーバは、かなりのスピードで走っている為馬と馬車が気になり、確認が出来ない。
マリー「う~ん、もどかしですわ。」
シーバ「こればっかりはしょうがない。でも、もう少しの我慢だ。」
普通の馬車の2倍スピードが出てるので、操作はかなり難しくなっている。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
太郎をお姫様抱っこで持ち上げていたのは、委員長の立花だった。
マナ「ねぇ、あっちから凄い勢いで、馬車らしきものがきてるよ。」
マミ「本当だね。しかも馬車なのに、凄いオーラを纏っているよ?」
立花「みんな、一応戦闘準備だ。もしかしたら、椿の仲間だとは思うが、僕達が椿を倒したなんて誤解を受ける恐れがあるからな。話が通じればいいが、いつでも戦闘できるように準備だけはしておこう。それから後は隠れるな。みんな、ちゃんと立ってろよ!」
怪しい馬車がどんどん近づいてくる。
まるで、幽霊船が近づいてくるみたいで、グラスのみんなは緊張していた。
立花「ゴクリッ。」
ヒッヒヒヒヒヒヒッ!
マリー・シーバ「どうどう。」
馬車が止まった。すると御者台からは信じられない程の美少女が2人降りてきた。
そして、その後もぞろぞろ美少女逹が降りてきた。
立花は緊張して、何もしゃべれなかった。かわりに
マミ「すいません、あなた達は?」
立花に抱っこされている太郎にマリーが一番に気がついた。
マリー「太郎様~っ!」
マリーの言葉を気に、みんなが太郎に気がつき、一斉に。
シーバ「太郎様~っ、大丈夫ですか?」
ニーナ「太郎様。やっとあえた。」
ニーナ、まだ太郎と別れて半日ぐらいしか経ってないよ。
ヒトミ「太郎様?寝てるの?」
コイツは本当にブレない。
リーン「おい、そこの男。太郎様は無事なのか?」
リーン、君はかなり無礼だぞ。仮にも太郎助けた人です。
そして最後に馬車から降り立った人物は、クラスメイト逹をひれ伏す神々しいひかりを纏い、ゆっくりと降りてきた。
クラスメイト、全員は地面にひれ伏し心の中では「何で?あっ、これが神様なのか。」と納得してしまうぐらいに眩しい光を放っていた。
ユーナ「太郎~無事じゃったか。」
太郎を抱えていた立花は何の疑いも無く、ユーナに太郎を渡したのだった。
いつでも読んでいただき、本当にありがとうございます。
太郎とクラスメイトの再開。あの事はバレていないのでしょうか?(笑)
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