第88話 結局2人は…………
お願い。
いつも気をつけていますが、誤字脱字ごあると思います。その時は、スルーしてお読み下さい。後日、修正や訂正をします。
大きな鳥に襲われていた2人を助けて、事情を聞こうとした時に、突然レーダーに女神様の表示が表れ、空から女神様が舞い降りてきた。
(ちょっと待て。何で女神姿にデフォルメしてる?)
太郎が思う通り、いかにも女神様らしく空から舞い降りた。2回言いました。
ユーナ「太郎」
なんだこの喋り方、俺が初めて会った時と同じ感じだ。
ユーナはゆっくり空から降りてき、体中が光輝いていた。
「太郎、あまりにも遅いから迎えに来たのじゃ。」
太郎はふとさっき助けた2人を見ると両手を握り、片膝をついて頭を下げていた。
「えっーーーーーーっ?何で?」
「太郎、この2人はどうしたのじゃ?」
「いや、ほらそこの大きな鳥がいるだろう?」
「どれ。あ~っ、この鳥はロック鳥だな。しかし、ここまで大きくなる事は無いから、亜種じゃな。」
「亜種?」
「そうじゃ。突然変異で生まれた個体だな。それがどうしたのじゃ?」
「いや、今そこにいる2人がコイツに襲われていたから、助けたんだけど、俺が助ける前に、護衛の男達が殺されていたから、街道にそのまま放置は、なんかかわいそうだから、あっちの方に埋葬していたんだ。」
ユーナがさらに輝きを増す。
「うっ、ユーナちょっと眩しい。」
「太郎って、本当に優しいんだね。」
「ユーナ、やめろっ!眩しい過ぎる!」
「ごめんなさい。感動し過ぎて、制御ができなかったのじゃ。」
「もう、話が出来ないじゃないか。うん?」
太郎は先ほどの2人が、視界に入った。
「えっ?なにしてるのーーー?」
さっきの2人は、ユーナが放つ女神パワーに耐えきれず、土下座をしていた。
「ユーナっ!お前のせいであの2人、
土下座したまま気を失っているぞ!」
「太郎は何ともないから平気だと思ったのじゃが、すっかり忘れていたのじゃ。」
「どうするんだよ!」
「うむ、しょうがないから、私らが野宿しておる場所で休ませるのじゃ。あの神姫に当てられたら、軽い怪我や病気ならすぐ治るが、当分目が覚めぬと思うのじゃ。」
この女神は余計な事をしてくれる。
誰がそこまで運ぶんだよ!
「それなら、私が運ぶとしよう。」
「だから、人の心を読むなっ!」
まったく、このダメ紙は!
「太郎
!私は、神であって紙じゃないのじゃ!」
ダメダメだ。
「じゃ、ユーナ。あとよろしく。」
「えっ?ち、ちょっと待つのじゃ。置いてけぼりと酷いのじゃ。」
「いや、だってユーナが運んでくれるんだろう?それに、その2人女の子だから、俺が運んだ後に色々文句言われるのもイヤだし。」
どうせ、あそこに触ったとか、胸が当たってるとか、色々言われるのイヤだし。
「太郎がそこまで思ってるのなら仕方ないのじゃ。」
「女神様~いい加減、俺の心を読むのやめませんか?じゃないともう女神様と話をするのを止めますね。」
「わ、わかったから。そう怒らないで欲しいのじゃ。」
「じゃ、ユーナ運んで。俺は護衛をするから。」
「わかったのじゃ。」
ユーナは気を失っていた2人の背中をそれぞれに軽く触れた瞬間に、消えてしまった。
「ユーナ、2人はどうした?」
「太郎、心配は必要無いのじゃ。今頃、みんなが野宿をしている場所にいるはずじゃ。」
太郎は項垂れた。
「ユーナ、そんな事をしたら、事情をしれないみんなは、ビックリして慌てるじゅいか?」
「あっ、そうかも。」
「早く行くぞ。多分みんなが困ってるからな。」
太郎はすかさず天駆を使い走り出した。
「太郎ーーーっ!待つのじゃ。」
あわててユーナが追いかけてくる。
結局、あの2人の事は全然わからなかった。
「お腹空いたなぁ~」
太郎はレーダーを確認しながら、駆け抜けていく。
以前より、どんどん力がついてきた。いや、溢れてきていた。
いつも読んで下さり、本当にありがとうございます。




