第81話 修行 その3
いつものように、誤字脱字などありましたら、スルーしてお読み下さい。
後日修正、追加などいたします。
朝から焼き肉?を食べ、みんな仲良くお昼寝?タイムがいつの間にか、
香織「あれ?みんなまだ寝てる。」
香織は周りを見渡した。
香織「えっ?何あれ?」
香織はビックリして、一気に目が覚めた。
神様「う~んっ!」
神様が居合いの型になっていた。それは、いいのだが神様の体が3倍くらいに大きくなっていた。
香織「ウソッ?あれ、おじいちゃん?」
神様「ふんっ!」
神様が常人では見えない速さで、腰の刀を抜いた。
すかさず刀を、鞘に納め体が段々いつもの大きさに戻っていく。
しかし、はるか彼方で凄い音が響いた!
「ドーーーーーンッ!」
湖の先にあった山が、横から半分上が吹き飛んだ。
香織「お、おじいちゃん?」
神様「お~っ!香織か。もう起きたのか?」
香織「おじいちゃん、今のは?」
神様「うん。ただの居合いじゃ。もしかして、今の音で目が覚めたねか?すまんすまん。」
神様ちょっと照れ笑い。
香織「いや、その前から起きてたよ。おじいちゃんの体が物凄く大きくなっていた。」
神様「なんと。あの姿を見られてしまったか!」
香織「おじいちゃん、凄いね。でも何で体が大きくなっていたの?」
神様「ふむ。あれは体中に力を長時間溜め込んだ結果だからじゃ。」
香織「でも、あんな大きな音をしたのに、みんなまだ寝てる。……………ね。おじいちゃんあの焼き肉に何かしたんでしょう?朝起きて、焼き肉食べるだけでこんなにみんな熟睡なんかしないでしょう?」
神様「ほっほっほ。香織は本当に頭の回転が早く、いい洞察力もあるな。」
香織「おじいちゃん、何をしたの?」
神様「なに、みんなのレベルを上げるために少しずるをしただけじゃ。そあう怒るな。ほっほっほ。」
香織「ずるって、朝食べた焼き肉?」
神様「そうじゃ、あの肉を食べると、急激にしかも簡単にレベルが上がるのじゃ。でもな、急激に上がったレベルのお陰で、体がついてこれなくなり、睡眠状態になるのじゃ。どうじゃ、香織は体の変化を感じぬか?」
香織は体を捻ったり、屈伸をしてみたり、色々やってみたが……
香織「うん。別に普通だよ?」
神様「ほっほっほ。香織にとって今の環境は普通か。ほっほっほ。香織、今この空間は、20倍の重力がかかってるのたがな。でも、香織は普通きたか。あっはははっ!」
香織の香織が真っ青になる。
ちなみに、今香織の体重が45キロだとすると、約900の重さが香織にかかっている事になる。
香織「おじいちゃん、嘘でしょう?」
神様「うむ、なら一瞬だけ元の重力にもどしてみるか。ほいっ!」
簡単な言葉で重力を操作するステキなおじいちゃん。
フワッと、香織から重さが消えていく
香織「えっ?何これ?」
神様「これでわかったかな?」
香織「なんか、自分の体じゃないみたい。凄く軽い。」
香織は体を柔軟しはじめて、少しジャンプをしてしまった。
香織「キャーーーーーーッ!」
香織はほんの少しジャンプしたと思ってたら、10メートルも高く飛んでいた。そして当然下に落ちてくる。
香織「キャーッ、ムリ、ムリ!」
神様はただニコやかに見守っていた。
ズッーーーーン!
香織が落ちた。
香織「イタタタタ。本当に死んじゃうと思った。おじいちゃん!何で助けてくれないの?酷いよ。かわいい孫が死んだらどうするの?」
神様「なに、あれぐらいでは死にはせんよ。体は何とも無いだろう?」
香織「た、確かに少し痛いけど…………本当に何ともない。これもレベルが上がったおかげなの?」
神様「うむ。ちゃんとレベルは上がっているよいじゃ。この調子でもっとレベルを上げていこうかのぅ。」
香織「どれぐらいレベルが上がったのかわからないけど、単に焼き肉食べて寝ただけで、レベルが上がるなんて漫画やアニメなんかに出てくるよりチートだね。こんな方法でレベルが上がるのは、なんかさすがにファンタジーの世界ね。」
神様「ほっほっほ。わしは、神様だからな。」
香織「でも、おじいちゃん。あの山を半分にしたのは、環境破壊?だよね?」
香織の冷たい瞳が神様に注がれる。
神様「ま、後でちゃんと直しておくよ。」
神様が冷や冷やしていた。
重力もさっきの重力より重くしておく。30倍になっていたが、香織がそれに気がつなかった!
神様は、微笑ましく香織を見ていた。
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