第533話 本当は聖女?
(え?俺の知っているペリーヌとは全然違うだけど、こんな娘じゃなかったはず。)
「太郎様、是非マロクールに来ていただき、村を太郎様の力で立派な街にして頂きたいのです。」
「そ。それって俺にマロクール村に行って欲しいと。」
「儂から話そう。もうすぐ戦争が始まりそうなのじゃ。そこで、マロクール村を街の規模にしてもらい、どこのくにからも攻められるような事が無いように、お主の力を借りたいのだ。」
「ちょ、ちょっと待って。ペリーヌがいた時代は確か••••もしかして第一次世界大戦か?」
「太郎様が仰ってる意味はわかりませんが、今ドイツがフランスを•••」
「やっぱりか。」
(これって歴史を教えていいんだろうか?)
すると、太郎の頭の中を覗いたような答えが、ある人物が答えた。
「別にかまわんじゃろ?」
魔王が答えた。
「いや、それまずくないか?下手したら将来が変わる可能性も•••」
と、太郎が言いかけて、
(あれ?もしかしたら、ペリーヌの世界に行けば、第一次世界大戦どころか、第二次世界大戦も止められないか?)
と、一冒険者が考える事のじゃなかった。····あ、太郎は勇者だったっけ?
「わかった!ペリーヌ、俺と結して欲しい。君を一生幸せにしてみせるから。」
「太郎様、ありがとうございます。」
「それと、悪いと思ったんだけど、ペリーヌを鑑定させてもらった。」
ペリーヌは首を横にコテンとなり、
「太郎様、鑑定ってなんですか?」
「俺の右目の神眼で意識して物や人よなどのレベルや能力、スキルとか加護が見ることかができるんだよ。」
すると·····
「どこの厨二病ですか!」
辛辣なマリーダが呟く。
「じゃあ、早速行きますか。聖女様とそのおじい様。」
「「「「「聖女様!」」」」」
みんな一応に驚いた。
ペリーヌはやっぱり聖女であった。
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
登場人物や地名はあくまでもフェクションです。
それから短文で、誤字脱字が多くてすみません。




