第37話 ガールズトーク
今回はいつもより短いと思います。
この話は当分続くかも。
あと誤字脱字などはスルーしてお読みください。
見つけしだい、駆除します。
セリフの追加……あまりしたくないですがあると思います。
この物語?はもっとシリアスでバイオレンスだったような…………
事の始まりは、僕と香織が通う学校(高校2年生)が教室で担任の杉本先生に異世界に強制転移された。
僕と香織、あとクラスの半分くらいがこの世界に勇者としてやってきた。
ところが、いきなり勇者と英雄に香織が拐われて、その実僕たちを勇者として召喚したのは、香織を拐った勇者と英雄の討伐だった。
一応、魔王軍などは存在するので魔王も討伐対象になっている。
勇者や英雄、それに魔王軍と魔王の討伐。この時点で、ムリゲーなんだが、やっかいな事に勇者と英雄が僕達の目の前で香織が拐われてしまった。
このあと、ここに召喚した担任の先生はこの世界「テラ」と言う星の住人で、しかもこの国アーゼスト国の王女だった。
しかし、その王女事オリビア・アーゼスト王女は勇者召喚に失敗し(人数が少なすぎたせいらしい。)、そして目の前で香織が勇者達に拐われる失態を犯した罪で、国王から絶縁され、さらに拐われた香織を取り戻すよう命令されさまう。これにはあとで知ることになったのだが、香織と言う存在はなぜか物凄く重要人物らしい。
そして、その婚約者と言う事で、何か役に立つのでは?とオリビア王女こと杉本先生は、勇者と英雄を探しだし香織を取り返す旅にでた。
やはり、異世界らしく魔物や魔獣、盗賊に山賊などは当然いる訳で、二人では厳しい旅になると思っていた。
先生は、みんなをこの世界に召喚する事は、絶対命令だったそうで、香織を取り戻したらクラスのみんなと日本に帰りたいそうだ。
日本にいる育ての親に早く会いたいと、そしてみんなにはきちんと謝罪したいと、自分達がいない間に大きなゲガや死んでいたりしてない事。まったく本当に先生をしてるよね。
それなのに。
「だぁーーッ!先生こんな所でって場所は関係なく、いったい何の話をしてくれてるのですかぁー!」
なぜかみんな耳を塞いでいた。
「椿君、ちょっとうるさいですよ!」
「イヤイヤイヤ、本当にそれどころかじゃないですから。昨夜の敵の事とかを話合いましょうよ。そんな事聞いても意味ないですから。」
「あら、そうなの?……でも、今椿君は、この話には口を出さないで!これは命令よ。じゃないと本当に課題増やすよ!」
「くっぐふっ!せ、先生。それは卑怯です。職権濫用です。」
「椿君のお父様とお母様には、『うちの息子には、理不尽なくらい厳しく指導してやって下さい。それでないと、将来私達の跡なんかまかせられませんからな。あっははは。』『杉本先生、何があっても、すべて太郎が解決出来るようにお願いします。』って言われたよ。素敵なお父様とお母様ね。ケーキもお茶も凄くおいしかったわ。」
「だぁーっ!いつ家に来たんですか?」
「椿君が2年生になってすぐに椿君のご両親から連絡があって都合のつく日と時間をきいてきたので、その後すぐにお伺いしたのよ。送り迎え付きの高級車で。しかも椿君のお家って凄く大きいのねぇ~。先生びっくりしちゃった。しかも本物のメイドさんまで……」
「うっーーわ、先生もうやめてください。恥ずかしいですから。」
「じゃあ、椿君は黙って話を聞いてなさい。」
「ぐっ、はい。」
(くっーチクショウ!っておやじとオフクロは何してくれてんだ。どうりで宿題や課題が香織より多いと思った。しかも、生徒会役員まで押し付けられたし。)
太郎は日本に帰れたらまず一番に親父を殴ろうと決心した。
「ごめんなさい。私の生徒がうるさくて。じゃあ始めようか。」
(うるさくさせてる張本人がよく言うよ!)
「うん?椿君今失礼な事言わなかった?」
「いえ、僕は一言もしゃべってませんが。」(これ、心読んでるのかな?それとも女の勘ってやつか。)
「じゃあ、色々邪魔が入ったけど話を進めましょう。」
「まず、一通り聞いていくけど、最初はみんなに同じ質問をするわね。」
「最初に言ったけど、椿君の事を奴隷のご主人様としての気持ちでは無く、一人の異性としてどう思っているかを聞きたいの。その内容によってみんなには話をしないといけないから。」
みんな真剣に先生の話を聞いていた。この辺りはさすが先生だなって思った。話の合間に僕の事をみんなチラチラ見る時があって、ちょっと恥ずかしかった。
「今の話で、だいたいわかったかな?」
先生がそう言うとリーンが質問をしてきた。
リーン「あのう、この話はこの先私達がどうなるか?と言う話なんでしょうか?」
「その通り。だからみんな真剣にそして正直に話をして。これは椿君の命令です。」
(僕は誓ってそんな命令なんか出さないから。まったくひどい話だ。)
今回は短くてごめんなさい。
あと、感想などお待ちしてます。




