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(ファーブラ・フィクタイズム5)【カルタイ・ウィクトリケス】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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プロローグ編069/【百宮 遼史朗(ももみや りょうしろう)サイト0】/【百宮四兄弟】と本家の事情

 【遼史朗2】の【史朗】は【四朗】としての意味も持っている。

 つまり、【四兄弟】の【四男】なのだ。

 兄が3名居ると言う事でもある。

 【遼史朗2】は【虚構の存在】なので【両親】や【祖父母】が居ると言う設定は無いが兄弟が居ると言う設定はあった。

 兄の名前は、

 【長男/百宮(ももみや) 澄多郎(ちょうたろう)】、

 【次男/百宮(ももみや) 恭侍楼(きょうじろう)】、

 【三男/百宮(ももみや) 鷲佐武滝(しゅうさぶろう)】、

 となっている。

 【百宮家】とは100の【家系】が集まった大きな【家系】であり、【百宮四兄弟】は【本家】と同じ、【百宮】の名前を許された【御三家】の1つである。

 【本家】に【嫡男】/【嫡子】が生まれなかった場合、主に【御三家】の中から【本家】の養子になるか、【本家】の婿養子になるか?と言う選択が迫られる事になる。

 だが、【御三家】の中に年頃の男子が産まれているのは【百宮四兄弟】だけであり、他の【御三家】と【本家】の年頃には【女子】しか居ない。

 そこで、【本家】の【四姉妹】の誰かと【御三家】の【百宮四兄弟】の誰かが婚約すると言う話があるのだ。

 現在の所、嫡男である【澄多郎】は、【御三家】を継がなければならず、次男で、【天才】/【最強】/【超美形】と言う言葉を欲しいままにしている【四兄弟】でもっとも才能に恵まれているとされている【恭侍楼】が最有力候補に挙がっていたのだが、【恭侍楼】に他に好きな女性が出来たと言う事もあり、その話が、三男の【鷲佐武滝】と四男の【遼史朗2】にも回ってきたと言う事になるのだ。

 【鷲佐武滝】は、

「・・・って話だ。

 お前も見合いの話・・・

 考えておけよ。

 まずは、俺だ。

 次にお前だからな」

 と言った。

 【遼史朗2】は、

「おいおい、【鷲佐武滝兄貴】、俺は【本家】の4姉妹と会った事もねぇんだぜ?

 そんなんで見合いなんて出来るかよ。

 それに、俺も好きな女は居る。

 本家との見合いなんて出来ねぇよ」

 と言った。

 【鷲佐武滝】は、

「仕方ねぇだろうが。

 俺だってものにしてえ女の1人や2人は居る。

 だがよぉ。

 今までホントに困った時、助けてくれたのは誰だ?

 【恭侍楼兄貴】だろ?

 今まで縁の下の力持ちでやって来てくれた【恭侍楼兄貴】にやっと春が来たんだ。

 弟として祝ってやらなきゃクソだろうが」

 と言った。

 【遼史朗2】は、

「だったら、順番から【鷲佐武滝兄貴】でも良いじゃねぇか。

 兄貴らしいところ、たまには見せてくれよ」

 と言った。

「俺が一番、兄弟の中で器が低いって知ってるだろ。

 そんな俺が【本家】の【四姉妹】に見初められるわけねぇじゃねぇか。

 俺の器の小ささは俺が一番よく知ってんだよ。

 立場はわきまえているつもりだ。

 だから、【恭侍楼兄貴】が駄目なら必然的にお前にお鉢が回ってくるんだよ。

 俺のは単なる通過儀礼だ。

 俺は本家に無視される。

 それは予定されている事なんだよ。

 だから、お前が覚悟を決めておけ。

 これはそう言う話だ」

「無茶言うなよ。

 会った事もない女と婚約なんか・・・」

「それなんだがよぉ。

 お前、【次女】とだけは会ってるはずだぜ。

 お前、【親友】だとか言ってたじゃねぇか。

 あ、そういやぁ、【次女】は【稀真】認定されたから【欠番】になってたんだっけか。

 悪りぃ。

 【四姉妹】とじゃなくて、【四姉妹】の3名とだったわ」

「ちょっと待て。

 会ったことあるって・・・」

「まぁ、そんときゃ、男のふりして会ってたみたいだから、お前が女と思ってなかったというのも無理もねぇ話だがよぉ。

 相当な美人だったはずだから、よく見りゃ、わかったはずだぜ。

 確か、そんときゃ、【アンニュイ・カラーズ】って偽名を名乗ってたらしいが、正式に【稀真】になった時、これを本名にしたって・・・」

「なっ・・・

 なんてこった・・・

 彼女が、本家の次女・・・

 だったって事なのか?」

 と絶句した。

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