第四十話 もう終わっちゃったの?
あとがきと設定です。
色々と行き当たりばったりの結果、ようやくラストが見えたので題名変更で終わらせました。
と言いますか、現代社会で迷宮を運営するというコンセプトをどうにも実現出来ず、ナレーションっぽくお茶を濁してしまい、申し訳ありませんでした。
ちなみに全ての作品に言える事ですが、現代社会とは言っても、私達の世界とは全く関係ございません。
そもそも時空物語の設定として、私達の世界からイメージを読み取ってそれらしく構築した世界という事になっております。
その為、色々似ていたとしても、あくまでも模造の世界と認識していただけると幸いです。
もっとも、それを人はご都合主義と言うようですが。
ともかく、このような未熟な技量で人様の目に留まる場所をのたくっていますが、万が一にでも気に入ってくれたのでしたらとても嬉しいです。
◇
【主な人物】
山口聡史 通称:サトシ
苛められっ子だった彼は登校途中、唐突に異世界に転移されてしまい、それから試行錯誤のうちに冒険者となり、苦労のうちに上級冒険者となり、迷宮討伐に精を出していた。
ある時、ある迷宮管理を討伐した後、うっかりと破れた手袋でコアに触れてしまい、迷宮管理交代劇に遭遇してしまう。
それから1500年弱、迷宮の管理をしていたが、望郷の念に苛まれて次第に消滅について考えるようになる。
そうしてまた唐突に現代世界に戻るが、しばらくは夢と思っていた。
仮初にアジトとして迷宮を作るが、後にそれが世界唯一のテーマパークとなる。
能谷金太
略してノーキンだが、その仇名は本人がかなり嫌がっている。
サトシの友の位置取りとして過ごし、共に様々な体験をする。
後にはクラスメイトと所帯を持ち、冒険者協会を設立して迷宮に関わる。
性格は明るくて、脳筋だがちょっとオタクが入っている為か、その手の交友関係もある。
後の迷宮協会はそれらオタク友達と共に設立し、最終的には関西迷宮組合の役員に就任する。
新浜冴子 通称:サエ
元はサトシに淡い恋心を抱いていたが、訳あって金太の恋人となり、高校卒業と共に婚約となり、大学卒業と共に結婚。
現在は温泉旅館の女将として切り盛りしている。
橋崎
出自不明の謎の存在。
新浜の幼馴染で親友の立ち位置でサトシらと関わる。
(天帝直属調査隊のメンバーであり、シナリオ中の世界での様々な違反や干渉を監視する存在。サトシを覚えている唯一の現代社会の人間としての立ち位置で、彼の境遇を不憫に思いながらも職務に従事している)
ツキネ 旧名コンタ
元はただの子狐だったが、ある王国の指定天然記念物の鳥を殺してしまい、討伐対象に指定されていた。
それをたまたま見つけ、可哀想に思ってサトシの迷宮に匿った。
それから眷属になって現在に到る。
サトシを慕っていてどこに行くにも同行する。
竜族に術を教わり、衣装化の術で襟巻きになる場合が多い。
後に人化の術もマスターする。
特技は自動防衛という、攻撃をオートで防ぐ術式。
サトシはその為か何かに夢中になって注意が疎かになり、時々助けられている。
ルフ
サトシがVRMMOの中で見つけた狼。
パーティで狩りの最中、向かって来た時に隷属魔法の存在を知り、解いたら懐かれて眷属となる。
ヘレネ 旧名チビ
サトシがVRMMOの中で見つけた子狐。
隷属魔法の術中にあるのを可哀想に思って解いたら懐かれた。
そしてサトシの眷属となる。
エイプニエル
闘神の使徒の名を持つ、戦闘狂な迷宮管理。
サトシとは友人同士。
よくサトシに戦いを挑み、負け越している。
脳筋とよく言われるも、自覚があるようであんまり反論しない。
ホーマック
サトシよりもかなり若い迷宮管理。
血の気が少し多いようで、煽り耐性が無いせいか、すぐに沸騰して暴れる。
しかし、サトシには全く逆らわない。
ノイント
プライドが高く、先輩の忠告も無視する愚か者というのが皆の認識。
そのせいか、サトシも侮っているようで、ちょくちょく逆らうが、サトシが相手にしない。
なのでますます侮っているようでもある。
後に魔王認定を受けて勇者に滅ぼされる。
大地の女神 ザカーリャス
この世界を創造した女神と言われていて、大陸教会のシンボルでもある。
ただし、本物の神によれば、人族の創造らしい。
【国家・団体】
グレイトス帝国
3大国でも最も大きな国。
その為、3大国会議でも議長の役目を果たす事が多い。
野心的ではあるものの、みだりに侵略は行わないが、ただその機会は逃さない狡猾な皇帝が統治する。
人類の敵の位置取りからダンジョンとの条約を結ぶ訳にはいかないので、その上にある迷宮都市と不可侵条約を締結している。
ヒョードライト聖国
ザカーリャスを主神とする大陸教会の本部のある国。
そのせいかザカーリャスの教えが国教となっており、
国のトップは女王であり、神の代行者と呼ばれている。
魔王認定のお膝元なので、秘かに迷宮都市と不可侵条約を結んでいる。
ソイレント連邦
いくつかの小国が合わさって出来た国で、一番歴史が浅い。
それでも世界で3番目に大きな国であり、その実力は無視出来ない。
ただ最近、国王に不幸があったらしく、代替わりしたばかりである。
ゼラート国が勇者を大量に召喚した事を人倫に悖る行為と糾弾した後、3大国の総意として宣戦布告をした後に占領に到る。
迷宮都市と不可侵条約を結んでいる。
諸国連合
3大国の周辺に散らばる小国家が集って成立している。
その主軸国である、イズモノオの成立には転生者が関わっているが、その存在は歴史にその名を残していない。
ただ唯一、彼の提案した国名がその名残り。
ゼラート国
勇者召還の術式を持つ唯一の国。
そのせいか世界でも一目置かれていて、かつての大規模国家間戦争ではその埒外にあった。
うっかり戦争を仕掛けると勇者が召喚されるかも知れず、攻めるに攻められないと言うのが実情だったが、それを逆手に取られて、現在では消滅している。
そこにある迷宮管理の関与があったとされるも、公式にそれが載る事はない。
大陸教会
女神からの神託を受けて魔王認定を世に発する組織。
ただしその偶像たる女神は人族の想像の産物。
と言うのも本物を知らないが故に、石像の女神が創造主だと次第に信じられるようになった結果だが、誰がそれを成したのかは不明。
マウンテンマウスダンジョン
初期に洒落で付けた名前が定着したもの。
直訳して『山口迷宮』になるからと。
サトシが放浪の果てに理想の地として選んで設立したものであり、落ち着くまでは5階層の通路ばかりの螺旋迷宮にしていた。
その為、コアまでの行程がやたら長いうえに、地面に泥水が溜まっており、途中でうっかり休憩も出来ない酷い迷宮になっていた。
お宝もその泥水に埋もれている為にあんまり人気が無く、そのせいか奥まで到達された事はない。
後に現在のような迷宮になるまでの繋ぎとして役に立ったようである。
【種族・存在】
迷宮管理
正式にはダンジョンマスターであり、迷宮管理は通称である。
その存在は人類の敵と言われ、性格はいずれも残忍で、人を食らうと言われているが、冒険者以外でその姿を見た者は少ない。
ダンジョンマスターを倒した後、ダンジョンコアに素手で触ると交代劇が起こると言われていて、討伐者には手袋の着用が推奨されている。
ダンジョンコア
コアには膨大な魔力が備わっており、大規模な魔導装置の燃料などに用いられる。
その為、コアには莫大な価格が付けられる事も多く、主にオークションが行われる。
国によっては国宝になっていたりもする。
獣人族
人族至上主義者からは魔物と同義され、虐げられている民族。
しかし、見てくれとは裏腹に、身体構造は人族に酷似しているうえに、身体能力は人族を凌駕している。
寿命は人族の半分ぐらいで魔法が苦手であり、その為か人族の奴隷になる事も多かったが、今では迷宮に保護されており、外界では滅多に見ることもなくなっている。
森林族
耳が尖っていて森の中に住む事を好む。
力は弱いが魔法適正に優れ、弓矢と魔法で武装された彼らの国は、中々の防御力を誇っていた。
更に迷いの森にも守られていた為、彼らの国に行くのは至難の業とされていたが、人族との争いに敗れてからは諸国放浪の後に迷宮の住人となる。
竜族
遥かに長い寿命を持つ、世界でも強者の種族なれど、その素材としての価値が高いので討伐対象とされている。
しかし、彼らの性格は殆どが温厚である為、みだりに争いにはしないので、人族からの一方的な争いになる場合が多い。
幼少期は本当に弱いのでよく狩られていて、そこをサトシに救助された経歴を持つので、彼の迷宮には竜族がかなり暮らしてる。
魔族
元は人族だが、魔法適正に優れていた為、妬まれて迫害の後に別進化を遂げた種族。
先祖の迫害の歴史の為、人族を憎んでいる者が多い。
現在の迷宮管理の中でもかなりの割合を占め、そのせいか力を付けたら人族に報復をしようとして滅ぼされている。
大っぴらには知られていないが、魔族も迷宮に住んでいて、技術開発班などで開発に従事していたりしている。
魔物
本来はおとなしい種族も多いが、迫害に対して抗った結果、人族の討伐対象になっている。
その為、弱い魔物達は寄り添い合って生きている。
サトシの目に留まれば誘致される事もあり、今では希少と呼ばれる魔物も彼の迷宮には多く存在している。
勇者
他世界から誘拐されて認定される、哀れな被害者。
魔王を討伐したら元の世界に帰す、などと言われてその気になるも、その末路は哀れなものである。
ただし、かつてサトシの迷宮に訪れ、胃袋を掴まれて滞在を決め込んだ勇者も居たようで、獣人の女と所帯を持ち、平和に過ごしたらしい。
なのでその子孫達も迷宮にはある程度存在しているが、元は平和な世界の住人だった為か、その子孫達も戦いとは無縁な生活を営んでいる。
文献には『白米と味噌汁で滞在を決めた』と書かれているとか。
ちなみに勇者の子孫の運営する料理屋では、異世界料理の日本食が有名である。
魔王
魔族とは特に関わりが無いが、魔族の王様と思われている。
著しく大量に人を殺めたり、重要な人物を殺したりすると、神によって魔王と定められ、その神託を受けた大陸教会から魔王降臨と世界に伝達される。
主に迷宮管理が魔王認定される場合が多い。
読んでいただきありがとうございました。




