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永遠に変わることのない愛を
万年筆を置いたアキヤは、せっかく書き上げた懺悔日記を全てかなぐり捨てた。
書き上げてしまえば、終わりなのだ。
紙として残しておかなくとも、アキヤは覚えている。
今週会った人のことも、今まで会った人のことも。
これから会う人のことも、覚えている。
名前だけは、忘れない。
「気持ちのいい締めですね。禁断の愛は……いつか、禁断でなくなる。全ての人が幸せになれる時が、来ればいいものです」
アキヤは席を立って、ドアを開けた。
それからチャペルへ行き、座って待っている英夜に声をかけた。
アキヤに迷いはなく、とうに決意は固めてある。
「行きましょうか」
「はい」
「長い、長い旅へ」
悪魔になっても、永遠に変わることのない愛を、貴方に届けたい。
愛こそ必要悪で正義なのだ。
了




