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愛こそ必要悪で正義 -sins-  作者: 社容尊悟
Ⅶ 人間と動物

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永遠に変わることのない愛を


 万年筆を置いたアキヤは、せっかく書き上げた懺悔日記を全てかなぐり捨てた。

 書き上げてしまえば、終わりなのだ。

 紙として残しておかなくとも、アキヤは覚えている。

 今週会った人のことも、今まで会った人のことも。

 これから会う人のことも、覚えている。

 名前だけは、忘れない。

「気持ちのいい締めですね。禁断の愛は……いつか、禁断でなくなる。全ての人が幸せになれる時が、来ればいいものです」

 アキヤは席を立って、ドアを開けた。

 それからチャペルへ行き、座って待っている英夜に声をかけた。

 アキヤに迷いはなく、とうに決意は固めてある。

「行きましょうか」

「はい」

「長い、長い旅へ」


 悪魔になっても、永遠に変わることのない愛を、貴方に届けたい。


 愛こそ必要悪で正義なのだ。

                                               

                                              了


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