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狂者達の物語  作者: 下南
一章 始まりそして脱走
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11話 ……

またサブタイが思いつかない

「ここは?」


私は白い天井を見てそう言う。

どうやらベッドで寝ていたようだ。


「お目覚めね、望ちゃん。」


右隣に座っているマナがそう言って来た。


「私…生きてる?」

「生きてるわよ。」


そう言いマナは立ち上がって私をお姫様抱っこで抱え上げた。


「それじゃあ行くよ。」

「行くってどこに?」

「更衣室」


何故?と思ったが、直ぐに分かった。

今は病服を着ているのだ。

…起きてから直ぐに着替える物だっけ?


そんなことを考えていたら、風景が一瞬で変わった。


「ついたわよ」

「…風景が一瞬で変わったんだけど…テレポート?」

「不正解。少しだけ違うわ…この前も似たやり取りをしたわね。」


最後の方は、声が小さかったから聞き取れなかった。


「なんて言いました?」


そう聞くが


「そんなことより、これ貴方の服ね」


私を下ろし服を渡して来た。


「……」


ツッコミが追いつかない。取り敢えず私が服を何処から出した?さっきまで何も持っていなかったはずだ。


「それじゃあ部屋の外で待ってるわ」


そう言いマナは部屋を出て行った。


「はぁ…」


取り敢えず着替える。

病服を脱いでいる時に壁の一面が丸々鏡になっている事に気が付いた。

着替え終わってから自分を見ることにする。

灰色のセーラー服&膝下までのスカート、白色のタイ、黒のハイソックス。

小学校の入学から着ている馴染んだ服装だ。


「…!!」


鏡を見て驚いた。

自身の右目の色が紫色に変わっていたのだ。


「オッドアイは…流石に目立つかな。」


そんなことを言うが、元の色がルビー色だから目立つと言ってもそこまで変わらないだろう。


「なんだ…もう着替え終わっているじゃない。」


突然私の横にマナが現れた。


「別にいいでしょ…」


私はまだ彼女に気を許してはいけないと思ったのだ。

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