記念回 前日譚① 希望は咲かない
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私を名前は■■咲希。
普通の女の子で居たかった人である。これはそんな私の過去の話である。
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2xxx年4月4日に私は生まれた。
父が言うには元気だったらしい。母は…私を産んで1年後に事故で亡くなった。
性格?父は心配性で、私が転んだだけで慌てていたよ。過保護って言うべき?
母はおっとり系で、「あららうふふ…」といえば似合っていたらしい。尚、言ったことは無い模様。
私の容姿は蒼穹の瞳に銀色…白銀かな?の髪だけど。…これに関しては家系図を見たほうが早いか。
祖父(故人) 祖母(故人) 祖父 祖母
(蒼眼、黒髪)(黒眼、茶髪) (黒眼、黒髪) (黒眼、銀髪)
└──┬───┘ └───┬──┘
父 母(故人)
(蒼眼、茶髪) (黒眼、銀髪)
└──────┬───────┘
私
(蒼眼、銀髪)
↑である。
一言で言うなら、深く考えてはいけない。
幼稚園の頃。…何もなかった。それはもうホントに何も。虐められてた訳でもなければモテモテだった訳でもない。モブとして過ごしていた。
小学校の入学前に父が再婚した。ここから私の人生が狂い始めたのだ。
新しい母は私と同年代の男の子を連れていた。この子は誕生日が8月だから、一応私が姉だ。
どうやら今住んでいる家は売って、新しい母の家で生活するらしい。県が二つ離れているから学校も変える必要があった。
小学校に入学してから分かった事がある。弟が…アホなのかバカなのかクズなのかゴミなのか…とにかく性格が終わっていた。
校内で「うちの姉って家では~」とか「実は姉って~なんだぜ」などある事ない事…いや、ない事を学校中で言いまくっていた。
正直に言うと陰口が増えた程度だから何の問題もなかった。それでもちょっとウザかったから先生に相談したが、
「まぁ人の記憶は75日って言うし大丈夫でしょ」
そう返された。職務怠慢では?それに、情報の発信源は現在進行形で発信してますよ?
その日のうちに母に言う事にした。
「実は(略)なんだけど…」
「○○がそんな事する訳無いでしょう!嘘もたいがいにしなさい!!」
なんか怒られた。この子にしてこの親ありか…
虐めは2年生から始まった。…何というか…陰湿。
実際にはやろうとしたけど出来なかったという状態だ。
上履きを濡らす→誰よりも早く学校に来ているから関係ない。
じゃあ靴を濡らす→ビニール袋に入れてランドセルに入れているから不可能。
なら体操服→ランドセルに(略
教科書に落書き→机から一切動かない&全部常に持ち帰っているから不可能。
机に落書き→教壇の横の机と交換。
トイレに行かせない→行かないから関係ない。
因みにこれは先生に相談して対応してくれた結果である。
後、父が浮気を始めた。母はその半年前から浮気しているが…
三年生になって虐めは無くなった。それは良い。
けれど父が裁判で負けた。なんかね?もう、浮気がバレるの早すぎ。母の浮気の証拠集まってないんだけど…
しかも親権は母に取られたし…
一か月後に母が再婚した。相手は勿論浮気相手だ。早いね。
「慰謝料サイコー!!ATMにマジ感謝!!」
母はこれである。
私はこの日から家にいる時間が少なくなった。
6時に家を出て18時に帰宅しご飯を食べてお風呂に入って部屋に籠る。
毎日がこのルーティンだ。
五年生になって、父 (本当の)が癌で亡くなった。お通夜、葬式共に参加したのは私だけだ。母は「そうなの?行ってらっしゃい~」と、もうなんかダメだった。
父は浮気相手と結婚していたらしく、その人は母 (本当の)の妹だった。
そんな凄い事もあるんだな~と思いながら私は話す事なく家に帰った。
「おせぇぞメス!!」
「ブスは大人しく家で過ごしとけ!!」
私が家に帰りたくない理由は父と弟がいるからである。
暴力を振るわないし、ご飯もちゃんと出す分余計にいやらしい。
選択肢に『逃げ切る』が存在しないのだ。とっとと施設に入れろ!!っていうのが私の思いだった。
中学校入学。
その日の夜に家から500万円 (何故かあった)を奪取し荷物を持って家出をした。
結果としては橋の下でテントを立てて過ごす事になった。
服はコインランドリーで洗って、体は銭湯で洗って過ごしていた。
警察が私を探していないって事はそういうことなんだろうね。
いつの日か
10月か11月雨の日に私は公園のブランコに座っていた。
ブランコに座って雨に打たれる銀髪蒼眼の制服少女…なかなか良い絵が描けるんじゃないかな?
あぁ描くなら目にハイライトは入れないでね。その時私は心が死んでたから。
「隣、いいかな?」
一人のスーツを着た男が話しかけてきた。
「いいですよ」
私は顔を上げずに言った。
「……君は最近何かあったのかい?」
「!…えぇ実は(略)なもので…」
「そうか…なら救ってあげよう。」
スーツを着た男…『奴』がそ言った瞬間私の意識は闇に落ちた。
後はわかるよね?
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