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狂者達の物語  作者: 下南
前日譚※一章を読み終わってから読むこと推奨
1/30

記念回 前日譚① 希望は咲かない

500PVありがとうございます。


次は1000PVかな?初ブックマークかな?

私を名前は■■咲希。


普通の女の子で居たかった人である。これはそんな私の過去の話である。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


2xxx年4月4日に私は生まれた。

父が言うには元気だったらしい。母は…私を産んで1年後に事故で亡くなった。

性格?父は心配性で、私が転んだだけで慌てていたよ。過保護って言うべき?

母はおっとり系で、「あららうふふ…」といえば似合っていたらしい。尚、言ったことは無い模様。

私の容姿は蒼穹の瞳に銀色…白銀かな?の髪だけど。…これに関しては家系図を見たほうが早いか。


祖父(故人) 祖母(故人) 祖父 祖母

(蒼眼、黒髪)(黒眼、茶髪) (黒眼、黒髪) (黒眼、銀髪)

└──┬───┘ └───┬──┘

父 母(故人)

(蒼眼、茶髪) (黒眼、銀髪)

└──────┬───────┘

(蒼眼、銀髪)


↑である。

一言で言うなら、深く考えてはいけない。


幼稚園の頃。…何もなかった。それはもうホントに何も。虐められてた訳でもなければモテモテだった訳でもない。モブとして過ごしていた。


小学校の入学前に父が再婚した。ここから私の人生が狂い始めたのだ。

新しい母は私と同年代の男の子を連れていた。この子は誕生日が8月だから、一応私が姉だ。

どうやら今住んでいる家は売って、新しい母の家で生活するらしい。県が二つ離れているから学校も変える必要があった。


小学校に入学してから分かった事がある。弟が…アホなのかバカなのかクズなのかゴミなのか…とにかく性格が終わっていた。

校内で「うちの姉って家では~」とか「実は姉って~なんだぜ」などある事ない事…いや、ない事を学校中で言いまくっていた。

正直に言うと陰口が増えた程度だから何の問題もなかった。それでもちょっとウザかったから先生に相談したが、


「まぁ人の記憶は75日って言うし大丈夫でしょ」


そう返された。職務怠慢では?それに、情報の発信源は現在進行形で発信してますよ?

その日のうちに母に言う事にした。


「実は(略)なんだけど…」

「○○がそんな事する訳無いでしょう!嘘もたいがいにしなさい!!」


なんか怒られた。この子にしてこの親ありか…


虐めは2年生から始まった。…何というか…陰湿。

実際にはやろうとしたけど出来なかったという状態だ。


上履きを濡らす→誰よりも早く学校に来ているから関係ない。

じゃあ靴を濡らす→ビニール袋に入れてランドセルに入れているから不可能。

なら体操服→ランドセルに(略

教科書に落書き→机から一切動かない&全部常に持ち帰っているから不可能。

机に落書き→教壇の横の机と交換。

トイレに行かせない→行かないから関係ない。


因みにこれは先生に相談して対応してくれた結果である。

後、父が浮気を始めた。母はその半年前から浮気しているが…


三年生になって虐めは無くなった。それは良い。

けれど父が裁判で負けた。なんかね?もう、浮気がバレるの早すぎ。母の浮気の証拠集まってないんだけど…

しかも親権は母に取られたし…


一か月後に母が再婚した。相手は勿論浮気相手だ。早いね。


「慰謝料サイコー!!ATMにマジ感謝!!」


母はこれである。

私はこの日から家にいる時間が少なくなった。

6時に家を出て18時に帰宅しご飯を食べてお風呂に入って部屋に籠る。

毎日がこのルーティンだ。


五年生になって、父 (本当の)が癌で亡くなった。お通夜、葬式共に参加したのは私だけだ。母は「そうなの?行ってらっしゃい~」と、もうなんかダメだった。

父は浮気相手と結婚していたらしく、その人は母 (本当の)の妹だった。

そんな凄い事もあるんだな~と思いながら私は話す事なく家に帰った。


「おせぇぞメス!!」

「ブスは大人しく家で過ごしとけ!!」


私が家に帰りたくない理由は父と弟がいるからである。

暴力を振るわないし、ご飯もちゃんと出す分余計にいやらしい。

選択肢に『逃げ切る』が存在しないのだ。とっとと施設に入れろ!!っていうのが私の思いだった。


中学校入学。

その日の夜に家から500万円 (何故かあった)を奪取し荷物を持って家出をした。

結果としては橋の下でテントを立てて過ごす事になった。

服はコインランドリーで洗って、体は銭湯で洗って過ごしていた。

警察が私を探していないって事はそういうことなんだろうね。






いつの日か


10月か11月雨の日に私は公園のブランコに座っていた。

ブランコに座って雨に打たれる銀髪蒼眼の制服少女…なかなか良い絵が描けるんじゃないかな?

あぁ描くなら目にハイライトは入れないでね。その時私は心が死んでたから。


「隣、いいかな?」


一人のスーツを着た男が話しかけてきた。


「いいですよ」


私は顔を上げずに言った。


「……君は最近何かあったのかい?」

「!…えぇ実は(略)なもので…」

「そうか…なら救ってあげよう。」


スーツを着た男…『奴』がそ言った瞬間私の意識は闇に落ちた。





後はわかるよね?

読んでくれてありがとうございます。

良ければ感想、評価をしてくれると嬉しいです。

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