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咎人供の悪足掻き(仮題)  作者: 薄氷
序章 生きることは…
14/16

夢の残骸。そして・・・中

前後編でいきなり別サイドです。とりあえず伏線もいれました。

???頃 ???視点



 その狼は幸せだった。番を娶り、子をなし、次の長とまで有望視されていた。しかもそれを驕らず堅実に仕事をこなす様は別の種族の雌すら魅了していた。


 狼(以後彼で)は長の座なんて興味がなかった。ただ1匹の雌を愛し、その娘に愛情を注げればそれで幸せだった。その姿勢が同族をさらに魅了していった。


 しかし長の座を欲する者にとっては邪魔以外のなにものでもなかった。しかもこっちは身をすり減らすような苦労をしてまで上にのし上がっていったのに、一番長の座に近い者は長の座に興味もなく番や娘を愛することにすべてを注いでいる。

さらに彼はこっちの話を親身になって聞いてくれる。

 むしろ仲のいい友人といってもいいくらいだった。

 自分の中では誰が群れを総べるべきかは明白だった。

 頭では彼が総べるほうがいいと理解していた。しかし・・・


 人というものは自分に持っていない物を相手が持っていると不思議と妬んでしまう。そして間違いを赦すよりも正しさを赦すほうがもっと難しい。(え、狼の話をしてんじゃないのか?まあそれは置いといて)その者は彼の眩しさに身を焦がれるが如く憎悪を募らせていた。


 その憎悪が吹き上った時・・・


彼は全身が逆立つ悪寒を押し込めつつなぜこうなったのか疑問に思った。


狩りから帰った時には群れから裏切り者扱いされ、身の潔白を証明する間もなく攻撃を受けていた。

 嗚咽とをこらえつつ攻撃を避けつつ我が愛する番と娘を血眼になって探した。


 そして・・・


 番(以下妻で)を見つけた。妻の周りには仲間達(元)がいてその肝心の妻はピクリとも動いてイナイ・・・!!


ここの記憶があまりない。気が付いたら元仲間達の亡骸があって・・・妻は・・・死んでいた。


 自分の半身が捥がれたが如く衝撃が彼を襲った。これは夢だ 悪夢だ。起きたらきっと元の日常に帰れるはずだと逃避したかった。しかし掌は血で染まっており、妻の温もりが時が達ほど冷たくなってくる。


 妻を温めなくては・・・


 妻を動かした時下に娘がいた。マサカ・・・と嫌な予感がしたが娘は深い傷を負っていたがまだ息がある・・・!致命傷にも達していない!!


彼は応急処置を施した後、何の躊躇いもなく下山を決意した。人の隷属になるのは避けられないが・・・娘の命が自分の運命よりも大事だった。彼は風の如く急いで仲間の元を去った・・・


「あと少しだ!頑張れ!頑張ってくれ・・・」


彼は足の感覚がなくなっていき・・・呼吸が荒くなり・・・身体が悲鳴をあげている・・・それでも走り続けていた。


そんな時だった・・・


「!?・・・なんだ?」


 それは言葉で表現しづらかった。しかし彼は考えなしに・・・


「・・・虹?」


 と思った。いつの間にか虹に入ってしまい・・・それで………

小説を書くのは難しいです。書きたい描写は沢山あるのにそれを字に表せない。

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