第45章:【就職~家業手伝い】(17)
1989年6月6日、綾子ちゃん殺害当日とされるこの日、宮崎は近所の駄菓子屋に行っていた。一冊分スタンプがたまると二百円の現金払い戻しがある、スタンプ帳を出して店の人にこう言う。「この間買ったお菓子の分のスタンプを押してください」
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「子供相手のスタンプを26歳の大人が請求してくるのでちょっと変だなと思いました」
(駄菓子屋の人)[『週刊現代』1989.9.9]
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6月11日、宮沢湖霊園駐車場で、綾子ちゃんの遺体が発見される。
その10日後、宮崎は町内に住む主婦Aを訪ねる。『秋川新聞』原稿のワープロ打ちを依頼するためだ。主婦Aは88年の秋、生きたまま羽をむしったヒヨドリを手に持ち、うす笑いを浮かべていた宮崎を目撃したことがあった。
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「昼過ぎだったわ。勤君はいつも玄関先で“これ”って言って原稿を置いていくだけ。時には何も言わないこともある。ただ、この日は持って帰ってもらう原稿もあったので、少し待ってもらったんです」
(主婦A)[『女性自身』1989.9.5]
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宮崎はその日初めて上がって、お茶を飲んだ。そして帰り際、「ごちそうさま、でした」と言った。主婦Aは一緒に仕事をしている近所の主婦と語る。
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「ネエ、勤君って明るくなったわね。家に上がったのも初めてなら、挨拶もするようになった。よかったね。大人になったのね」
(主婦A)[『女性自身』1989.9.5]




