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第21章:【高校時代】(5)

 83▼


 「とにかくうす気味悪い奴でした。教室で机に向かって何かコソコソやっているから、『何やってんだ?』なんて話しかけると、『いいだろう』とあわてて何か隠したりしました。勉強も、クラスで60番中、40番くらい。

 怒りっぽく、笑顔なんて見せたこともないくせに、授業中、先生に指されて発表するときなんか、声がいつもワナワナと震えてました」


(高校の同級生)[『テーミス』1989.8.30]


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


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 「たまたま席が隣だったんで、3年の時はよく話をしたと思うんですが、とにかく内向的(ないこうてき)で真面目(まじめ)な奴という印象でした。銀縁(ぎんぶち)のメガネでいつも机に向かってシャープペンシルをノートに走らせていた。

 授業中も、よく先生の話を聞いてるなと思うんだけど、試験をするとできてないみたいなんですよね。特にいじめられたわけでもないけど、おとなしくて真面目だから、からかわれやすいタイプだったみたいですね」


 (同級生のK・L君)[『女性自身』1989.9.5]


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 高校の時のあだ名は「大先生(だいせんせい)」、または「博士(はかせ)」。ピタゴラスの定理を独自に説明しようと執心(しゅうしん)していたこともある。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


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 「おとなしかったし、背も小さかったので、からかわれたりすることも多かったね。“お前のことを相手にするのは、幼稚園の女の子くらいだよ”なんて、いま考えると、ぞっとするようなことをいわれていたこともありましたね」


 (級友)[『女性セブン』1989.9.7]


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


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 「彼みたいなタイプはいじめにあいやすい。でも、相手をじっと上目遣(うわめづか)いに見るのが気持ち悪くて、皆、いじめをやめた。“魔太郎(またろう)”みたいでイヤでしたね」


 (高2のクラスメート)[『週刊宝石』1989.9.7]


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 宮崎は逮捕後の供述で、しつこいくらい「学校では手のことでいじめられた」と語ったが、そのような第三者の証言は皆無だ。逆に、スポーツが得意だったという声は意外に多い。


 深刻ないじめがあったなら学校に行くのを厭(かば)いそうなものだが、彼は毎日、片道2時間かけて通学した。高校の三年間での欠席数は僅か25日。

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