ダイレクト01 結婚飛行(ハネムーン・フライト)
これまで、AIを用いて楽しく小説を書いてまいりました。なんとなく雰囲気が掴めましたので、直接エピソードを書いていこうと思います。AIを使っていないので、誤字脱字、表現の拙さも多くなると思いますが、おかしな所は容赦なくご指摘ください。
ボウフラーーBOWFRAは、ミニョン星のユースホステル(宿賃が安い)で、新たな旅立ちの準備を進めてた。
今回の旅の目的は、宇宙の構造を調べる旅。ボウフラの亜空間ジャンプを使えば、低コストで遠隔地へ行けることは分かっている。ただし、どこへ飛ぶかは分からない(前は、次回何処に行くとか言っていましたが、周遊券のように行ける範囲が特定されていたのです)。行ったきり、帰ってこられないかもしれない危険な旅だ。
「当然、旅のパートナーは私でしょ!」ピトピト5号も準備万端でボウフラの部屋でウォーミングアップしている(スチームで辺りを曇らせ、LEDランプが激しく明滅している)。ピトピトの意気込みに対して、ボウフラはすっと目を伏せる。
「ごめん、今回は一人で行ってくる。冒険の目的は、宇宙の構造調査。つまり、僕たちの世界の外側へ繋がる道を探すということなんだ。
これができなければ、僕たちの世界のどこかにいる拡張主義のお殿様が、世界を対消滅させてそのエネルギーで外宇宙へ飛び出そうとするだろう。宇宙の全生命を消し飛ばしてしまって、それで見つけた外宇宙って意味ないじゃん」
ボウフラはピトピト5号を説得してミニョンに残ってもらおうとした。それは、宇宙を旅していても、いつか帰る場所があるという気持ちの拠り所になるからであった。
「そんなの、知らない!」というと、ピトピトはボウフラの体にロープを引っ掛けて、自分の体と結びつけた。どうしても付いていくつもりだ。
ボウフラは空間浮遊型のAIサーバなので、ウソをつくことが出来ない。ピトピトの真摯な思いは理解できた。であれば、答えは一つ。
「ピトピト、ぼくと結婚しよう!配偶者となれば宇宙の果てまで付いてくるのは当然だ。早速、結婚式の準備をしよう」
ボウフラとピトピトは、出来る限り多くの人に自分たちの結婚を知ってもらおうと、光速シグナルで宇宙空間に「結婚しました」とメッセージを発信した。ミニョン星には、多くの知人、友人が訪れた。
(宇宙移動販売トラックのメトリカ)
「なんだってー!結婚するなんて聞いてないよー。でもお目出度い日の引き出物には、この”ブチギレ発電お試しセット”(大量の不良在庫あり)をお勧めするよ」
(静電気生命体ジルク星人)
「振動エミッター以来の衝撃案件だぜ!君たちの波動、若干湿度が高いけど、強い絆があれば摩擦でバリバリ発電できるはずだよ」ワキの下でプラスチックの下敷きをこすり、頭の上に掲げて、髪の毛をツンツンに逆立てている。
(漂流ロボ・カンタ)
「ハッピー・マリッジ!今日は激しく躍らせてもらうよ。君と会って全身のサビが取れた。宇宙ステーション解体事業の仕事はやめて、今は空間ダンスパフォーマーとして全宇宙で営業を展開しているのさ」
カンタはネジを飛ばしながらムーン・ウォークを披露する。
(リビリビ女王とカーロンAI)
「おめでとうございます!私たちだけが幸せになって、全宇宙に申し訳ないと思っていたのだけれど。これであなたも道連れね!」
「ぼくたちの城はゴミのリサイクル施設に改造したんだ。それが今や、惑星オルトラの基幹産業になったんだ。回収したゴミから作ったアルミや鉄のインゴットが、宇宙ふるさと納税の人気返戻品になってね。わが国に膨大な税金が納められたんだ。君が譲ってくれた宇宙ゴミ収集モジュールのおかげだよ」
エリート1号、2号の二人もスパンコールでキラキラしたスーツを着込んでリッチな雰囲気。
「女王の贅沢三昧な生活で国民は貧困生活だったのが、君のおかげで、エコに目覚めたんだ。今ではゴミ再生工場の運営にご夫婦で取り組んでおられ、近々、惑星エコ・リッチに改名する予定なんだ」
(機械竜ジグラゴス)
「結婚てなんだ?俺たちの友情は永遠だよな」
結婚祝いの”ジグラゴス掃除機”を二人に手渡す。
「宇宙でただ一つ、吸引力が∞大の掃除機なんだ。仕掛けは内部のミニブラックホール。時空の地平になるまでキレイサッパリ吸い取れるぜ」
一方結婚式のパーティー会場で腕を振るうのは、コック長のルッカ。
「永遠の愛のスープパスタをどうぞお試しあれ、ただし、パスタは無限の長さなので、永遠に食べ終わらないけどね」
料理AIシェフのビスク3000はアツアツのオリーブオイルを使って、ワルツZにパエリアを振舞っている。
「君のパエリアは今じゃ冷凍食品になってスーパーで販売している。誰でも食べられるようになって、ボクはガッカリだよ」ワルツZは文句言いながらモリモリ食べている。
「AIでパエリアの味が再現されてしまったから、いくら売れても私の所に利益が還元されないんだよ。残されたのは、ビスク・パエリアの発明者という名誉だけなのですよ」
(惑星モネールの管理AI)
「最高の”思い出”が手に入ると聞いては、黙っていられません。コロレオ星系から人がどっと押し寄せる予定ですよ。サッカー・スペース・カップ以上に、披露宴のチケットが入手困難になっています。
(トランキロスのおにぎり販売爺さん)
「いらっしゃい。カチカチおにぎりはいかがですか?ナンコツスープに浸して食べると美味しいですよ」
(ノモリア競売所で出会った青年と…)
「お久しぶりです。記憶を無くした名前のない人形に、記憶がよみがえってから、彼女このとおり、人間の女の子になって、今じゃボクの彼女です」青年より少し背が高いが、どうにかカップルには見える。
(ギラソリスク市長、リヤカーを引いて)
「いやあ、燃やすものを間違えていた。サツマイモを焼いて売ったら大人気で、さらに拡販するため、こうしてリヤカーで宇宙各地のイベントに出没しているんだ」
(モノアレス、賭け屋のアーモ)
「勝負といこうじゃないか。君たちがリコンしないほうに全部、倍率更にドン!え、リコンするほうに乗る人がゼロ?これじゃオッズの意味がない」
(トウク星のホリョメルと笑い税関職員)
「ステージはどこですか?ここで一発ウケれば、延納している笑い税を重加算税も含めてすべてお支払いできるんですが」
「もう納期限は過ぎているんです。しっかりやってくれなければ困りますよ!」
ホリョメルは納税を全額済ませても、”宇宙ふるさと納税”に登録して、お気に入りの返礼品をゲットするつもりでいる。
(マルティトラのシェパルント6面)
ボウフラ・ピトピトの結婚披露宴の賑わいを利用して、商人たちが出店を出している。圧倒的な商品数と顔の数で、一番売り上げを伸ばしているのが、シェパルント6面だった。12個の目で周囲を見回している。
「最近、商売敵のペルセウス7面というやつが店を出しているらしい。見つけたら教えてくれ、これが人相書きだ」そう言って、7つの人相書きを載せた指名手配書をお客さんに手渡している。これではペルセウス7面の宣伝をしているようなものだ。
(ウラエノス・ノクターンからの祝電)
代表夫婦のレオニス・ヴァルクレイとセレーネ・アークライトの姿が巨大スクリーンに映し出される。
「人生は短い!寝ている場合ではありません」レオニスはカッと目を見開いて、スクリーンから呼びかける。セレーネの目が赤い。
「私たち夫婦は寝ている間に失われた人生を取り戻すために、24時間体制で、受験勉強して過ごしています(ウラエノス・ノクターンは一日48時間なので休息と睡眠はとれている)。二人で志望校に入学し、学園ラブコメを実現するため、睡眠時間を削って勉強しているのです!」
(惑星ヘリノスのオウミ商人)
のっぺら坊の行商人は、ヘリノスで出会った人であった。
「新しい未来を発見したようですね。また二人で宇宙を旅するという」
ボウフラは言う。
「旅をして帰ってきたらまた、旅の色を鑑定してよ。旅の価値をしっかり値踏みしてくれるのは、あなたしかいないからね。オウミ商人さん」
「売り手よし、買い手よし、宇宙よし。この三つが揃った時、旅の思い出は最高の輝きを示します」
(クロノパスの女性局員)
「大丈夫?二人とも後悔していない?でもいまさら気にしてもしょうがないわよね。宇宙の果てでもどこでも、行ってらっしゃい。ある意味、最高の新婚旅行兼フルムーン旅行よね!」
「僕たちの結婚披露宴って、惑星エピローグで見てきたもの、”共感の伝播装置”なんじゃないかな?たくさんの知り合いが集まって祝福してくれるけど、これって”みんなと同じ思いを共有している”ってこと?」
二人は花火の尺球に乗って、大空に打ち上げてもらった。夜空に大輪の花が広がる中、二人は披露宴会場を見下ろしている。大勢の人たちが手を振っている。
「しばらくお別れです。でも必ず帰ってくるよ。宇宙の果てまで行ってきま~す!」
ボウフラとピトピトは新しい宇宙を目指して旅立った。
ーー続くーー




