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第1話 入学!

新連載!青春バスケ小説です!


(めちゃくちゃ関西弁です。ご了承ください)

「よっしゃーっ!ついに来たで!中学!」


中学の敷地に入って叫ぶのは、周りの同級生と比べてひとまわり大きい、茶色みかかった黒い短髪の少年だ。


彼の名前は稀咲(きさき) 玲(れい)。今年この神戸市立高羅台中学校に入学した。


「うっさいわ!道の真ん中で叫ぶな!」


そうやって玲に怒鳴ったのは、玲よりも更に身長が高い、明るい茶色の癖毛の少年、名前は東条(とうじょう) 狼士(ろうじ)。玲とは小学校からの付き合いである。


「す、すまんすまん。ついテンション上がってもうた…」


「全く…ほら、あいつ(・・・)を探すんやろ?早よ行こうや。クラス分けも見なあかんし。」


「せやな!」


こうして2人は、これから3年間通い続ける校舎へと入っていくのであった…



~~~~~~~~~~~~~~~~~~



(狼士(ロウ)は1組やったか…えーと…1年2組は…あった!)


玲は自分の新たなクラスである、1年2組の教室に入った。


既に何人か教室にいるなか、玲が自分の席を見つけ座ると、1人の男子生徒が駆け寄ってきた。


(あいつは…!俊樹(としき)!)


「玲!同じクラスやな。今年もよろしくな。」


そうやって玲に声をかけたのは竹原(たけはら) 俊樹(としき)。玲とは幼少期からの友人だ。


「おー!俊樹!良かった!同じ小学校のやつおった!」


「そらおるやろ。」


「ちゃうんよ、よく遊んでたやつらがあんまおらんって話。」


「ああ、そういうことか。武尊(たける)も同じクラスやで。まだ来てへんけど。」


「マジか!よっしゃ!ぼっち回避やな!」


「お前の性格でぼっちになることはないと思うわ。」


そう言って、俊樹は自分の席にあった椅子を玲の席の近くに移動させた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~



「…にしても、うちの小学校のミニバス組は見事に分かれたな。」


「そうそう!晴輝(はるき)は3組やし!」


「狼士は1組やもんな。」


「せやな。でも…」


玲がそう言いかけると、また1人生徒が教室に入ってきた。


周りの同級生と比べると少し小さい、スポーツ刈りよりは少し伸びた、逆立った黒髪の少年だ。


玲は少年に気付くと、手を大きく振りながら話し掛けた。


「雷哉(ライ)!久し振りやな!」


「ん?…ああ!玲(レイ)!お前も2組か!」


そう言って、ライと呼ばれた少年は玲の元へと駆け寄った。


玲は少年が近付くと、再び話し始めた。


「せやねん!これから1年よろしくな!…あ!俊、こいつが八草(やくさ) 雷哉(らいや)!同じミニバスの!」


そう言って玲は俊に少年…雷哉のことを紹介した。


すると、俊樹はふと呟いた。


「おお、あの噂の…」


「噂の?」


雷哉は訝しげな表情で俊樹を見る。


「そうそう。ドリブルがめっちゃ上手いって言っとったな。」


「そ、そうか…ならええけど…」


そう言いながら少し恥ずかしそうに横を向く雷哉。


そんな雷哉を見て、俊樹は思い出したかのように話し出した。


「ああ!あと、目付きが悪くて短気って言っとったわ!」


「おいこら玲(レイ)!」


「す、すまんって!雷哉(ライ)!痛ででででで!」


玲の頭をがしりと掴み、指圧をかける雷哉。


2人の様子を見て、やれやれと首を振った俊樹はふと立ち上がり、雷哉に手を差し出した。


「俺は竹原 俊樹。玲とは幼稚園からの友達や。気軽に俊って呼んでくれ。よろしくな。」


「八草 雷哉や。よろしく。玲(こいつ)にはライって呼ばれてるから、俊樹もそう呼んでくれ。」


「OK。」


俊樹と雷哉は固く握手をした。


「よっしゃ!これで友達やな!」


そう言って笑う玲に、雷哉は大きな声で突っ込む。


「お前はもっとまともな紹介しろや!」


「おう!任せろ!」


自信満々に自分の胸を叩く玲。


「ほんまに分かっとるんかいな…」


雷哉の呟きに俊樹は反応する。


「多分分かってへんで。」


「やっぱり?」


そう言って雷哉と俊樹は呆れた表情で自信満々な様子の玲を見るのであった…



~~~~~~~~~~~~~~~~



入学式、そしてクラスでのオリエンテーションが終わり、家に帰る新入生もちらほらいるなか、玲は雷哉に話し掛ける。


「よし!じゃあ雷哉(ライ)!体育館行こうや!」


「せやな。達哉(たつや)くんが言うには、今日もバスケ部練習してるみたいやし。俊樹は?」


雷哉はそう言って俊の方を向くが、俊樹は横に首を振った。


「俺はサッカー部入る予定やからグラウンド行くわ。すまんの。また明日や。」


「おう!わかった!また明日!」


こうして、玲と雷哉は体育館に、俊樹はグラウンドへ向かった…



~~~~~~~~~~~~~~~~~



体育館に行くと、まだ誰もおらず、薄暗かった。


「あれ?誰もおらんく無い?」


「ほんまやな。昼からって聞いたんやけど…」


玲の言葉に雷哉も同意する。


2人が体育館を眺めながら話していると、後ろから声が聞こえた。


「おーい!練習は3時からって言っとったやろー!」


そう言って、学校指定のジャージを着た生徒は2人に近付き、見る。


「っと。見たところ新入生やな…って、玲(レイ)と雷哉(ライ)やんけ。」


「仁くん!」


「久し振り!」


玲と雷哉はジャージの生徒…3年生の横村(よこむら) 仁(じん)に話し掛ける。


「お、おう、久し振りやけど。…今日練習があるってよう知っとったな…」


「達哉くんに教えてもらってん!」


そう言う玲を見て、仁は納得した様子を見せた。


「なるほど達哉か。同じミニバスやったからな。俺もやけど。…それにしても、今日入学式やろ…?早ない?」


呆れた表情の仁に向かって、玲と雷哉はピースサインをしながら話し出した。


「楽しみすぎて!」


「同じく。」


2人の勢いに少し気圧された仁だったが、すぐに立て直し、2人に告げる。


「…まあええけど。流石に今日は見学しか出来ひんで。…どっちにしろ、今日の練習は3時からやからな。」


「了解!」


「分かった!ありがとう!」


2人がそう言うと、仁は校舎の方へと向かっていった。


気付けば昼休みが後10分で終わりを告げるための予鈴が鳴っていた。



次へ続く!

遂に始まりました!良い作品にしようと思うので、応援お願いします!

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