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131話……嫁会議with俺

「此度の功績、大義であった」


 俺たちは今アルマン教国玉座の間で跪いて国王陛下や教皇猊下のありがたいお話に耳を傾けていた。


 実際独特の言い回しやよく分からない単語が混じったりしているのであまり理解出来ていなかったりするが仕方の無いことだ。


 とりあえず褒められて労われていることが分かれば特に問題もない。


「レオ・クリード」

「はっ」


 褒美を貰えるとのことで名前を呼ばれたら返事をして頭を垂れろと教わっていたのでその通りにする。


「貴殿に第4位侯爵の地位を授ける。今後も国のため励んでくれることを期待する」

「はっ!?」


 え? 貴族になるの!?


 えっと、1位が国王で2位が王族、3位が公爵、4位侯爵、5位伯爵、6位子爵、7位男爵だってこの前教わった。

 国によって多少違うらしいがアルマン教国ではこうだってサーシャが言ってた。


「この地に残りし勇者よ、教会からもささやかながら名誉司祭の地位を授ける。仕事は特には無いがクリード司祭のことは教会が全力でバックアップすること約束する」


 えぇ……名誉司祭……


 ちなみにサーシャたち聖女は教会の序列的には司教に値するらしい。

 聖女の職業を退いても地位は維持されるらしいので俺が司祭ってことは3人の部下みたいなものになるのかな?


 俺が色々考えているうちにほかのメンバーもそれぞれ報奨を貰ったらしい。

 内容は驚きのあまり覚えていないので後で聞いてみよう。


 その後の晩餐会ではよめーずに警護されながらほかの貴族や教会のお偉いさんの話を聞いてニコニコとしているだけの機械と化した。


 貴族というかこの世界の人の名前覚えるのは難しい、漢字にしろ漢字に。


 表情筋を犠牲になんとか乗り切ってライノス邸へと帰還、ようやく落ち着くことが出来た。


「それでは結婚について相談しましょうか」


 ……落ち着くことはまだ出来ないようだった。


 まぁ会議と言っても俺たちの結婚式は国と教会が主導するらしいので俺は段取りを聞くだけ。

 それはすぐに終わり次の議題、嫁の序列の話となる。


「正妻はサーシャちゃんで決まりね」


 開口一番、リンの発言によめーずは全員頷く。


 ちなみにイリアーナは婚約者が居るらしく嫁にはならないのだが何故か参加している。


 正直嫁にならないのは安心した。

 これ以上増やされたらいくら【絶倫(強)】持ちの俺でも耐えられない気がする。


「じゃあ第2夫人だけど……」

「リン殿でしょう」

「リンさんッスよね?」

「リン様でいいとおもいます」


 サーシャとリンを除く3人の嫁たちが声を揃える。


 まぁ地位的にも伯爵令嬢のリンは序列が上の方じゃないといけないのだろうし満場一致だ。


 問題はこの後かな?

 というか旦那の俺の意見は求められもしないのね?


「あたしが第2夫人ね、じゃあ第3夫人は……」


「ベラさんでいいと思うッス、自分とソフィアは平民出身なんで序列は下の方で問題無いッス」

「そうですね。そもそも私とアンナが夫人と言うのは……正直妾のような扱いでも……」


 俺はよく分からないんだけど、妾だと子供が俺のあとを継げる可能性はほぼ無くなるらしい。

 妻の序列も継承順位がどうのこうのと割と複雑な気がしてよくわからない。


 まぁ正妻の産んだ男児が継承権1位だってことくらいは分かるけどね……


「しかしソフィア様もアンナ様も第9位騎士の地位をお持ちですよね?」


 ん? 第9位? 騎士?


「はい。しかしベラ殿は他国とはいえ男爵家ご令嬢、かつ聖女の地位に就いていらっしゃる方です。私たちより上位なことは間違いありません」

「それに自分たちの子供は自分たちの騎士を継承するんでクリード侯爵家の継承問題とは離れられるッスから」


 えーと……サーシャ、リン、ベラはクリード侯爵家のアレだけど継承に関してはソフィアとアンナは独立した爵位を持ってるからアレってこと?

 ヤバい、ちゃんと聞いとかないと後から大変なことになりそうな予感しかしない。


「なぁ、妻と妾って何が違うんだ?」


 結局のところ何が違うの?


「簡単に言えば産んだ子供の継承順位にかなり影響します。妾の子供は余程のことがない限り親の財産や地位を継承することは出来ません」

「ですので私とアンナの子は私たちの持つ騎士爵を継承させますのでクリード侯爵家の継承には関わりません」


 うーむ……


「関係あるのは子供で俺からすればあんま関係ない感じ?」

「そうですね。クリード様からすれば全員妻という扱いで問題は特にありません。継承関係については私たちでキチンとしますので……」


 これはサーシャに任せていた方が間違いないかな……

 下手に口出さない方が良さそうだ。


 それでも少しでも理解出来るようには頑張らないと。


「うーん……あたしたちからすればそれでも問題は無いけど、ソフィアとアンナのご両親はなにか言ってない?」

「実家は特には……当代最高の英雄であり新侯爵の地位に就く方の身内となれるのにこれ以上の高望みは……」

「うちもッスね。自分がクリードさんの種貰えるだけでも儲けみたいなもんッス」


 種とか言わないの!


「では公式的にはソフィアとアンナは妾扱いということで問題ありませんか?」

「ありません」

「無いッス」


 決まったようだ。

 正妻はサーシャ、第2夫人リン、第3夫人ベラ、妾としてソフィアとアンナ。


 5人か、多いんよ……


「クリード様からは何かありますか?」

「そうだな……みんなも知っての通り俺は別の世界の人間だしこの世界の常識には疎い。だからみんなで支えてくれると助かる……それと妻の序列とかあんまピンと来てないからおかしな対応をするかもしれないけどその時はごめんね」


 そもそもアレだから、ハーレム作る気は1ミリも無かったから。

 この現状では説得力全く無いけど本当に無かったから。


「分かりました。皆で協力して支えていくことをお約束します。えっと……レオ様」


 サーシャが顔を赤くしながら俺の名前を呼ぶ。

 そういえば違和感全く無かったけど言われてみればずっと苗字呼びだったもんな……


「そうね、これからは呼び方も変えないといけないわね」

「あたしも名前でお呼びした方がいいでしょうか……」


 ベラは勇者様って呼んでたもんね。好きに呼んだらいいよ。


「別に俺は好きに呼んでもらって構わないんだけど、確かに家族間で苗字呼びはおかしいよな」

「家族……」


 全員が何かを想像しているような不思議な感じ。

 もしかしてこれもこの世界では特異な考え方なのかね?


「まぁいいわ、クリードらしい……じゃなかった、レオらしいと言えばレオらしいもの」

「レオさん……なんか新鮮ッスね」


 ……呼ばれる俺も意識されるとなんだかむず痒い。


 それからもワイワイみんなで話してこれからは避妊しないこと、とりあえず結婚式が終わって落ち着いたらイリアーナを帝国に送り返すことを決めて今夜は解散となった。


 今までも避妊した事ってない気がするけど事後に浄化魔法を使うことで避妊出来てたらしいよ?


 自分が出したモノが浄化されてるって考えたらなんだか微妙な気持ちになってしまった。

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