↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
24/44

魂の総数

やっぱりタイトルにもあるので、猫に戻します。

良いね、ブックマーク、ご感想頂けたらうれしいです。

よろしくお願いします。

関節の節々が痛い、、

ギシギシ言ってる感じだけど、

なんだか寝るとこんなんばっかりだ。

寝るのが怖くなるわ。


そんな事言ってる場合じゃない。全身が鈍痛に包まれている。


また変身でもするのだろうか?

変身の能力があるのか?

身体の不調だけで役に立たない変身の能力、、、なんていらんわ!



ノルが苦しそうにしている、サルマが様子を見に来たがノルの様子がおかしいと見るや、オババを連れてくると走って出て行った。


風読みの名はミノルバと言ったか、

あの風読みは何かこの状況を打開する方法でも知っているのだろうか?

私にはどうする事もできないので、藁をも掴む思いでノルを抱きしめて背中を撫でながら祈るように待つ。


サルマがミノルバを連れてやって来た、儀式を行う様な道具を沢山持って来ている。

ミノルバがノルの額に自分の額を付けブツブツ何やら言っている。

呪文か何かなのか?


しばらくそうしていたと思うとミノルバは大きく頷きしゃがれた声で、


「大体の事はわかった」


「どう言う事なのか?ノルは助かるのか?」


「焦りなさんな、今説明してやる」


ミノルバはコロボックルのシャーマンをするほどの術師で神の領域に意識を飛ばせる事が出来るらしい。

いわゆる天啓を聞けるのだ。

ミノルバの説明は、ノルはこの世界の魂では無い事は出会った時にわかっていたらしい。

この星の魂の総数は決まっていて、人が山を開発して動植物の魂を減らすと人の魂が増える。

逆に人が減れば草木が覆い茂り野生動物が増える。

自然と人の魂のバランスはそうやってできているのだと言う。


ノルはこの世界の魂の摂理に組み込まれていないので、大人の猫ならともかく、成長期の子供は成長速度がおかしくなるのだと神の言葉を聞いたと言う。

人の中にはそれぞれ神が宿っていて、ミノルバはその神と話すことが出来るらしい。

他の動植物にも同じ事が言えるのだと言っている。

そう言う事なのでノルを猫に戻す呪術を行う。

秘術なので私は部屋の外だ。

心配でたまらないが、ノルを抱きしめ頭のてっぺんにキスをすると部屋の外に出る。

どうか神よ、ノルを助けてやってくれ。



オババに額をくっつけられた。

誰と話しているのだかわからない。

俺ではない事は確かだ。


クワンリに、魂の総数とかなんとか言ってるが頭が回らない今、どうでも良い。

とにかくこの不調をなんとかして欲しい。


俺の周りでオババと孫娘がウロウロしている。

顔から布を被せられ全身グルグル巻きにされた。

何をされるんだろう。ちょっと怖いんですけど、

クワンリ助けて!

口元だけ空いている所から渋くて青臭い物を流し込まれる。

鼻を摘まれて苦しいので飲み込むと痛みは和らいできた。


身体が暑くなり朦朧とする。

霧がかかって来た。

ああ、また変身するのか?それとも死んでしまうのだろうか?

理想とは程遠い死に方だと思いながらブラックアウトになる。


秘術は終わったらしい。ミノルバが部屋から出て来てこう言う。


「強制的に猫に戻す呪術を使ったので、経過が見たい」


「この船は王都まで行く、カイゼルで降りずにそのまま王都まで乗っていろ。タイホウにはワシから話を通しておいてやるから心配せんでも良い、孫娘が魔道具を貰ったのだ、気にせずにこやつの面倒を見てやる事だ」


そう言うとミノルバは行ってしまった。


中に入るとノルは布で巻かれており、サルマが傍らに付いている。

布の隙間から黒い霧が出ているが気にしないでも良いと言っている。

この霧が出なくなるまでそっと見守るのだと言っている。


コロボックルは魔族ではないが、すごい知識と呪術を持っているのだと思い感謝の意を伝える。


これでノルは助かるのだろうか?

嫌、助かるのだ。

ミノルバを信用しよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。