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男の子

孫娘はまだ色々聞き足りないらしくソワソワしながら着いてくる、俺とも意思の疎通ができるかと期待に満ちた目でこちらを伺っている。

クワンリの味方になってくれそうなので、そう邪険にしないでおいてやろうと思う。

てか、名前なんだっけ?

前世から人の名前を覚える事は苦手だった様な気がする。


荷室に着いた、箱を孫娘とクワンリが確認している。

クワンリは興奮気味に、純度の高い魔性石なので、これなら出さずにこの箱の上にいれば魔力は回復すると言っている。


クワンリは回復している間に孫娘に今までの経緯を話す。

俺も知らない事が多いので、興味深く聞き耳を立てる。

一番びっくりした事はドラゴンは魔王の血脈という事で、クワンリはその魔王の一人娘だと言う事だ。

どうりでお嬢様っぽいと思っていたんだけど、魔王の娘って、、、、


コロボックルは魔族に近く多少なりとも魔力があるらしい、そのせいか気象を読む力が発達したのだと孫娘は言う。

魔力があるなら思念が使えるのではと思い、眉間に力を込めて送ってみた。


・・・コロボックルの子よ魔王の娘の力になるのだぞ。


と、ちょっと神からのお達し風に送ってみた。

孫娘はキョロキョロして辺りを見回している。

思念が強かったのか、クワンリにも届いたいたらしい。

クワンリは笑っている。


孫娘はすぐに気がついた様で、飛び跳ねるように俺の元にやってくる、ウザいので木箱の上のクワンリの所にジャンプして逃げる。

背の小さなコロボックルは登ってこられないので恨めしげに、木箱を見上げている。

でも、嬉しそうだ。

下から俺を呼んでいる。

気が向いたら降りてやろう。


クワンリの横で昼寝をしているとなんだか身体が暑くなってきた。

頭もフラフラしてる感じだ。

四肢に力が入らない、、、

視界が黒い霧に包まれた様な感じでボヤけて来た。

ブラックアウトになり気を失う。

ああ気を失う時って気持ちいいなぁ〜。



クワンリに起こされた。

さっきまでの身体の怠さや暑さも無く、爽快感に包まれている。


目を開けると、クワンリが真面目な顔をして俺を覗き込んでいた。


「どうした?クワンリ」


ん、、、んんんん


声が出ている?


落ち着こうとして毛繕いをしようとしたら毛が無くなっている。


「なんだ〜どうなってんの?アレ俺人の身体になってんじゃん!」


「そうなのだ、ノルよ、私も眠っていたのだが、起きると子供の男の子が私にしがみついていてびっくりしたのだ」


子供だと!

落ち着いて自分の身体を見ると、確かに子供の男の子だ!

裸のままなので間違いない、毛も生えてないのだから子供で間違いない。

5才くらいだろうか?

さっきの体調の変化がこの様な結果になるとは思わなかった。


どうしよう、猫の時の方が動きやすかった。

せめて10才いや15才ぐらいなら喜べたのに、、、


コロボックルは上での騒ぎでやはり昼寝から覚めたらしい、立ち上がって頭を抱えている俺を驚愕の目で口を開けて見ているだけだ。

クワンリに次ぐ俺の変身に言葉も無いのだろう。


そういえば、クワンリの変身の時は赤い霧が全身を包んでいたなぁ〜と思い出す。


気を失う前に黒い霧が見えたのは変身していたんだ。


これではまるでクワンリの子供か弟では無いか!

人型になりたいと思っていたが、、、


恋人への道は険しそうだ。

涼しいので更新調子の乗ってます。

良いね、ブックマーク、ご感想頂けますとありがたいです。


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