表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
2/7

謎の男との出逢い

翌日。

ようやく週末を迎えた。でも最近の週末の私は家でゴロゴロ。彼氏も居ないし、なーんか退屈…

最近、お洋服も買ってなかったからたまには………と思い、親友のななちゃんと池袋へ。

ななちゃんと逢うのは1ヶ月ぶりくらいかな。


「みきてぃーー!!」

「あ!ななちゃん!久しぶりー!」

「みきてぃー、久しぶりー!元気してた??」


………ななちゃんと居ると、なんだか落ち着く。

会社の先輩の山田さんや、イヤミな水野課長なんかのこともすっかり忘れられる。


「ねー、どこ行く?」

「んーーー、お洋服見ようよ!オシャレなお洋服見たいんだよね。ななちゃんも見たいでしょ?

「そだねー!行こうか!」


久しぶりにお洋服買って、カラオケして……

楽しかった帰り道に、白衣姿の何やら怪しげなオジサンがふと目に入った。

青いテーブルの隣にある看板を見ると、一瞬目を疑うフレーズが書いてあった。

「タイムマシンに乗ってみませんか?」

…………は?タイムマシン??

「ち、ちょっと、みきてぃー。あんま目を合わせない方がいいよ。行こっ!」

ななちゃんの忠告は全く耳に入らなかった。

呆然とその看板を見つめる私。

「ごめん!あたし、用事思い出しちゃったから、先帰るね…」

なんだか逃げるように帰っていった、ななちゃん。

それでもなお、私は怪しげな看板と、怪しげなオジサンを見詰めていた。

とゆうよりも、呆気に取られていたのかもしれない。

空想のマンガの世界にしか存在しないタイムマシン。

現実世界に存在することなど有り得ないタイムマシン。

それをこのオジサンが作った??

これはもしかしたら……

もう私の頭の中はグチャグチャになっていた。

ストレスがたまっていたのかなー?

呆然と立ち尽くす私の姿がそこにはあった。


「そこのお嬢さん!」

怪しげなオジサンに呼び止められた。

「あ………あたし??」

「タイムマシンに興味がおありですか?よろしければ、話だけでも聞いてくださいませんか?」

オジサンの言われるがままに、青いテーブルに促された。


「なんだかお嬢さんは少し疲れているようですね。もしかして、「昔はよかったなぁ」とお思いではごさいませんか??」

図星だった。ななちゃんとの買い物はただ気を紛らわしたかっただけ。

仕事でもミスばっかりで、正直明日、仕事に行くのが憂鬱になっていた。

「昔は輝いていたなぁ…」そうずーっと思っていた私は、このオジサンの話をいつしか真剣に聞いていた。

「輝いていた自分にもう一度逢いたいとは思いませんか?」

「思います!思います!!」

私はオジサンの質問に即答した。

「どうやったら、過去の私に逢えるんですか?」

矢継ぎ早に私はオジサンに質問をした。

「私がつくったタイムマシンを使えば簡単に逢えますよ!」

思った通りだった。これはひょっとするとひょっとする!

うまく使えば、学生の頃やってたバンドがメジャーデビューするのも夢ではない!

憂鬱な日常ともおさらばできる!!

「で、そのタイムマシン、いくらなんですか?」

乗る気満々の私。あとはお金の問題をクリアできれば…

「まだ試作品の段階ですから。お嬢さんがモニター第1号ということで、無料でお貸ししますよ!」

む、無料??

私の身体中に稲妻が走った。

「では、この契約書にサインを!」

オジサンに促されるがまま、私はタイムマシンのレンタル契約書にサインした。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ