第1話「カズマという男」
役立たず
それは僕の身体に刻み込まれている言葉だ。
「かずま!お前みたいな役立たずは要らねえでてけ」
ドンッ
そういいながら、おじさんは無造作に扉を閉めた
また、クビになっちゃったな。冷たい風が頬を撫で身は心と同じく冷めようとしていた
本当に自分が嫌になってくる
「、、、」役立たずか。
思い出すのは考えるのすら嫌悪してしまうほど幾度も頭を支配し、その度苦しみを与えてきた物。
まず生まれて5歳ほどの時、親は熊から自分を護り犠牲になり命を落とした。そして、引き取ってくれた親戚にも……
結局守ってもらってばっかりだった。何のために生きてんだろうね、、、そんな事を思いながらスマホで新しい仕事を探そうとスマホに目を向けた時
その時元気な声が聞こえた
「やだー走るもんねー」
「やめなさい!危ない」
その元気な声に思わずそちらに目を向けた
幼稚園児とその母親だろうか、子供特有のキーキー声が疲れた心を驚かせた。
お前は僕みたいになるなよ
心の中で聞こえるはずもない言葉をかけまた、スマホへと目を向けた
終わりか……
人生山あり谷ありなんて言うけど、ずっと山だな
どんな職に就いても今高校生でも働きずめ結局将来そこまでいい未来なんか望めない
家へと着くと部屋は外の暗闇と同じく暗黒だった
少年は眠りにつく前、薬を口にし眠りについた
深い深い眠りへと
温かいなんだこの気持ち、それは言葉では説明しにくい感覚、今まで経験したことがないものだった。天国か?
ってことは、成功か…………安心だな
それにしても心地いいな。
体の感覚があり動かしてみた。コツン ?何か当たったような
「おにいさ~ん、もしも~し」
何処からか声が聞こえてきた。目を開くとそこは、大草原が広がっていた。周りを見渡すと草木、その奥には街のようなものが見えた
「あっ起きた」
声のほうを向くとそこにはお姉さんがいた。誰だこの人まさか女神?ここは天国であってんのか?目の前には知らない光景が広がっていた。
「あの女神様?」
彼女は驚いた。少したってからバカでも観るかのような冷たい目で僕を見つめだした
「はい?」
「ここは何処ですか?」
会話が噛み合っていないがここが何処かさえ聞ければ問題ない。質問に当然かのように彼女は説明を始めた
「何言ってんの、頭でも打った?ここはザルベンド国よ」
何か急に言葉のトゲが多くなったような……
毒々しい言葉遣いにも屈しずに質問を続けた
「どこですか?」
一応小学校までは行っていたがそんな場所聞いたことない。やっぱり合ってるのか?
「天国ですか?」
彼女は呆れた顔をして僕を引っ張って歩き出した。
「あんた大丈夫?」
何処に連れて行かれてるかわからないけど、このままここにいても埒が明かないし、引っ張られている最中も彼女の毒舌は止まらなかった。目的地に着くまで彼女が色々説明してくれた。
話を聞いていると、ここサルベンド国は、世界有数の魔物が出る国らしい。彼女は僕が異国から追放されたと嘘を言ったら信じてくれた。いったん落ち着こう、魔物?多分いや、異世界なのかラノベとかの……?
目を凝らすとさっきから通りかかる人の体が光って見える、これが魔力?そんな事を考えているとデカい建物の前に立っていた。それは、城というには小さいが家と言うにはデカい場所だった。何処なんだここ
「ほらついたわよ」
彼女の言葉が聞こえてはっとすると。目の前には身なりが整っていてオールバックのふくよかな紳士が立っていた。僕が第一声を迷っていると彼女が紳士の耳にコソコソと話し始めた。しばらくして、紳士は僕に話しかけてきた
「なるほど、異国から追放されたと。それで金もないと。よしっじゃあこのホテルの一室と食事を提供するからわしの仕事の手伝いをしてくれんか?わしは街長をやらせてもらってる」
突然の申し出なのに優しいな。でも、僕には不安があった。また、役立たずと言われて追い出されたら?
「い、いいんですか?俺役に立てるかどうか……」
こんなに優しい人を僕なんかが手伝うと結局迷惑をかけてしまう。前もそうだった。こんな優しい人にもう迷惑はかけたくない
自問自答を繰り返す彼の気にしていることを察して街長は言った
「それはこれからわしが判断する」
その言葉に安心感を抱いた。君なら大丈夫でも、期待してるよでもなく判断か、少し緊張がほぐれたな。
しばらくすると部屋に案内された。扉を開けるとそこは貸し出しとは思えないほど豪勢だった。これが部屋か広いな、さっきは異国から追放されたということにして乗り切れたけどそれにしても。こんなに、歓迎されて街長の仕事ってなんなんだろ、手伝うのがこんな僕でいいのかな、もしかして大変な……いや、助けてもらったんだその気持ちに応えなきゃな。何をすればいいか分からず、ベットに横たわり天井を見つめていると足音が聞こえてきた。
「ご飯の時間よ」
彼女の言葉に僕は思い出した。そういえば、食事も提供してくれるとか言ってたな。
下に降りるとそのには街長が座っていた。テーブルには見たことがない食材で作られたであろう見たことがない料理が並んでいた。席に着くと街長がいただきます!と大声で言った、
それに続けて少し小さな声で言った。
料理はどれも、見た目はとてもきれいとは言えないが、いい匂いにつられ一口食べてみると。味はとても良かった。料理に夢中になって食べていると街長が話し始めた
「仕事、そんなにつらくないから心配しないでね」
食事を終え部屋に戻りベットで、目をつむった。仕事つらくないか?こんなにもてなしされてまでそんな楽な仕事な訳ない。あの人を疑うのは良くないことぐらい分かるでも、前世ではミスをすべて押し付けられ、意味もなく怒られ人間の負の部分をたくさん見てきた、だから、どうしても疑ってしまう
まあ、ただの考えすぎか
ご指摘いただいた部分など改善点があれば改善をするのでよろしくお願いします。この作品全体よく修正をするので少しづつ改善していきます。




