登場人物紹介
あとがきに引き続き、主人公を含むファトシュレーンの登場キャラクターについて紹介していきたいと思います。あのキャラが気になるとかあったりする人、新城寺はキャラ設定にこんなことを書いているんだなど知りたい人はぜひ見ていってください。では、どうぞ!
『主人公』
セシル・マトレウス(16歳)大魔導士
貧乏な実家を救うために金になるらしい魔法を習得するためにファトシュターン魔法学校に在学している。成績はかなり良いほうで飛び級も果たしているのだが、いくら待っても高等魔法を教えてくれない学校に嫌気が差し、学校を辞める決意を固めていた。根っからの善人で困っている人を見ると助けずにはいられない。どちらかというと女顔よりの顔なのでたまに女の子と見られることもある。
『周りの人々』
マリノ・オルスカーナ(16歳)上級魔術師5級
セシルとは同期でファトシュターンに入学した明朗活発、健康優良少女。明るくさばさばとした性格は男女共に受けがいい。魔法学校に入学したきっかけは幼い頃に魔法を使って芸をしている旅人を見かけてその場の勢いで弟子入りしようとしたのだが、その旅人にここの学校を卒業したら弟子にしてあげようと言われたからである。
ノエル・ハミルトン(16歳)上級魔術師4級
マリノの友人で、学校には実家から通っている。ちなみに実家は銘菓店。マリノとは対照的にどちらかというと内気で大人しく、一歩控えめな態度が目立つ。魔法学校に入学した理由は幼い頃に魔力があると言われたことがあったことから自分の実力を計るために両親に無理を言い、家業のほうと両立するという約束で入学。マリノを自分の大事なパートナーとしてみている。
フレッド・バスター(25歳)
ファトシュターン魔法学校の若き警備員。魔法学校の警備員だが、聖王都バレルから派遣された兵士のため魔法は使えない。魔法学校の良き兄貴分として生徒達(特に女子生徒)に慕われている。性格は真面目だがたまに予期せぬ大ボケをかますこともある。
リプル・エルバーム(13歳)高等魔術師7級
魔物に囲まれていたところをセシル達に助けられた女の子。この子もまた級を飛ばしており、セシルの一つ下、マリノ達の一つ上の階級に所属している。まだ幼いリプルがここまで頑張るのは父の期待に答えるためという理由から。外見は年齢よりももっと幼く見えてしまうため、周囲の人間は彼女を子ども扱いするのだが、本人はそれほど嫌ではないらしい。
ギルバート・セルバティス(21歳)
どこか別の戦士養成学校から特別任務として命じられてファトシュレーンにやってきた軍人肌の男。ガチガチの石頭的な考え方になかなか馴染めずにいるが……。
寮長さん(17歳)高等魔術師2級
魔法学校男子寮の寮長を任されていると同時に生徒会生活指導員でもある。典型的な地味めの眼鏡君だが、嫌味なタイプではない。厳しいが、寮生の相談に乗ったりする面もあることから周囲の受けはいい。ちなみに彼は10歳の頃からファトシュレーンで魔法を学んでいる。
ラウナ・クロスヤード(14歳)中級魔術師6級
ファトシュレーン魔法学校生徒会役員に任命された少女。魔術師としての力量はまだまだだが、はるか東の文化に興味を持っており茶道や弓術などが得意。また、戦闘訓練のカリキュラムが導入されてからは刀という独特の剣の勉強もしているらしい。生徒会書記に所属している。
グラッツ・ロッソ(26歳)
マリノとノエルのクラス担任で元セシルのクラス担任。実はファトシュターン魔法学校の卒業生で、二年前に教師の資格を得てここに戻ってきた新任教師。まだ若いためか非常に生徒想いで人気が高い。