初恋✖️逃走劇!?
体育館でのできごとからはや数日こんどこそはと主人公は
ひもをつかったパンツをがみ作戦を実行するが罠にかかったのはみつきなのか?足が太いような?きが…
体育館での「不審者撃退事件」から数日。
俺、タケルを巡る周囲の視線は、奇妙な変化を見せていた。特に同級生のミツキだ。
彼女は授業中も、昼休みも、まるで獲物を狙う狩人のように.....あるいは、大切な秘宝を監視する守護者のように、遠くから俺をじっと見つめていた。
(......フッ。俺の『鳳凰天駆』が、ついに彼女の魂をアーカイブしたか)
だが、俺の目的は「恋」ではない。「聖域」
俺は廊下の曲がり角、午後の柔らかな光が差し込む静寂の地に、極細のナイロン糸をアーカイブ(設置)した。
.....税技・蜘蛛の捕縛網。今度こそ、不可抗力という名の奇跡を拝ませてもらう」
しかし。
俺の背後で、ミツキが口角を微かに上げたことに、俺は気づかなかった。
彼女は、俺が糸を張る瞬間をすべて「アーカイブ」していたのだ。
「タケル。貴方の浅はかさ、再学習が必要なようね」
ミツキは、たまたま通りかかった学校一の格闘王
一一岩石のような筋肉を持つ「ムキムキ女子」に、天使のような微笑みで声をかけた。
「ねえ、あっちの廊下に素敵な忘れ物があったわよ。先に行ってみてくれる?」
足音が近づいてくる。
俺は物陰で息を殺し、スマホのカメラ.....いや、心のシャッターを構えた。
「きたっ!!」
糸が張る。
鈍い音と共に、巨体が前のめりに倒れ込む!!
俺は歓喜と共に、翻るスカートの奥へと視線をアーカイブ(突撃)させた。
.「.....あ」
そこにいたのは、ミツキではなかった。
午後の落ち着いた空気の中、俺の網膜に焼き付いたのは、はち切れんばかりの大腿四頭筋。そして、その猛々しい脚を包み込むように震えている、「可愛らしいピンクのフリフリパンツ」だった。
「.....み、見てはいけないものを.....アーカイブしてしまった.....つ!」
あまりの視覚的インパクトに、俺の魂が戦慄す
る。
「....誰だ。私の『乙女の聖域」を、罠にかけたのは」
地響きのような声と共に、ムキムキ女子が立ち上がる。その顔は、怒髪天を衝く憤怒の形相へとアーカイブされていた。
「.....あ、いや、これは不可抗力による術式の発動で」
「…逃がさないわよーッ!!」
「ぎゃああああああッ!!」
俺は全力で廊下を駆け出した。背後からは、床を破壊するような足音が迫ってくる。
遠くで、ミツキが勝ち誇ったように、そして少しだけ嫉妬の混じった複雑な顔で、俺たちの逃走劇をアーカイブしているのが見えた。




