前へ目次 次へ 40/99 カリハ・ムリィに関する報告 狩人たちが集まって暮らす村でカリハ・ムリィは生まれた。 しかしムリィは狩りが下手で、ヒヨコによく似たヒツヨコも満足に狩れなかった。 この間などはオタマジャクシによく似たオタマツヨシを狩ろうとして、逆に池へ引きずり込まれて食われそうになっていたので彼女はよほど狩人に向いてないのだろう。 人には向き不向きがある。狩人の村で生まれたからといって無理に狩人になる必要はない。 幸い、彼女は森のなかでキノコを見つけるのが得意だったので、現在は村で唯一のキノコ調達係として大事にされている。