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降り続く雨
いつも通りに、いつも以上に良い笑顔を作ることができたかな。
零れそうな涙をぎゅっと、押し込め、震える手を隠して。
私は彼を見つめた。
「僕たちは違う道を歩んだ方が良い。」
そう言われてからもう何日目だろうか。
泣きすぎて腫れた瞼を隠すようにアイラインと付け睫毛。
彼に会いたい気持ちが強くなるほど濃くなるアイシャドウ。
お揃いのペンダントも、もう意味を失くしてしまったね。
あなたの誕生日をケーキとシャンパンでお祝いしたあの日からもう何日が経つの?
寒い日には、ホットコーヒーで体を温めたあの時。
うららかな日差しを浴びながら、肩を並べて本を読んだあの時。
すべてが戻ってこない。
幸せの1ページになってしまった。
外は今日も雨。
あなたが残していったペンダントはもう、どこかへ消えてしまったわ。
”雨の日”の彼女から見たお話しです。
彼女はすでに、新しい未来を見始めようとしているところです。




