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勇者とチートと物語  作者: 紫藤 霞
ギルドと学園と
19/63

学園生活

総合評価100p突破。

皆様有難うございます

 さて、入学して数日が立った。

 当然のことながらテンプレ的なことが起きた。

 女性の中に一人だけ男性がいるのが納得できないとA組で徹夜に決闘を申し込んだロリに対して『勇者モード』でらくらく撃墜。

 しかもその強さがまだまだ底知れないと言う事で一目置かれるようになり徹夜の周りにはロリが集まるようになった。


 傍目から見れば犯罪者のそれのような顔をしながらロリに対して接している徹夜

 同様に和也もこのクラスにいるロリ巨乳達と仲良くなって魔法の事を学んでいる。

 セレス姉のとき同様に膝に乗せ、抱きしめながら魔法を使うようにしているがやはり何かが足りないらしく誰も和也の魔法を使う事ができない。

 出来ないが、色々な話しを聞いたりしているのでそれなりに良い感じに学園にきたことはプラスになっている。


 私?

 私はロリにあまり興味が無いのと勇者の方が気になる他のロリとの思考が一致してボッチになりかけていた。

 そう、なりかけていた、のだ。

 実際はなってない。

 隣の席のスーリ・ロナンデスと仲良くなったからだ。


「ロナンデスさん、そこ違いますよ?」

「あぅあぅ……助けて欲しいのじゃフドウ~」


 涙目になって私に宿題の事を聞いてくる。

 スーリは実技、座学共に平均より下であった。

 問題のわからない所をわかる範囲から答えていく。

 まぁ、わかる範囲なら答えるが魔法関連は判らない場所も多いので教えられない事もある

 そして、実技の時間になれば二人一組をつくり魔力の動かし方などを『姫騎士』状態で行なっていく。

 その際、私は基本見てるだけで和也は魔力をめぐらせどうにかして『勇者モード』になろうとして努力している。

 私に関して言えば余り人が来ない

 嫌われてはいないがやはり和也が勇者と言うこと、さらに女性受けする顔に言葉と言うことで人気で取り合いになっている感じであった

 スーリはそういうのに関心が無いのか、私とこうして授業を受けていた


 学ぶことがあるのは、それも特に私が知りたかったのは魔法学

 精霊と契約していると言うのを大精霊より禁止されたのがこの授業を受けて漸くわかった。

 精霊とは基本的に”契約できない”ものとされている。

 それは精霊に気に入られないからとか相性の問題とか様々だが取り合えず精霊使いと言うのはこの世界では勇者の次に幻の存在になっていると言う事。

 そして契約した精霊の属性の魔法を自由に扱えると言う事。

 魔力の多さによってその魔法の威力が桁違いに変わる事などさまざまな事を学ぶ事ができた。

 だから大精霊は契約の際に秘密にして欲しいと言う風に言ってきたのだろう。


 そして実技の事なのだが、余り実技では私自身学ぶことは無い。

 唯でさえチートの状態でこの歳になるまで兄と姉に鍛えられてきた私を鍛えることが出来るのは教師でさえいない

 なので座学同様にスーリと共に二人一組となっている


「ロナンデスさんの場合、魔力の無駄をなくせばもっと『姫騎士』を制御できるんですから鍛錬あるのみですよ?」

「判ってはおる。判ってはおるのだが……!」


 幼女がこぶしを握り締めう~う~唸っている。

 和也が見れば涙流しながら喜ぶであろう光景を見ながら授業を受けていく。


「よし!今度こそ……!フドウ!魔法を撃ってみろ!今度こそ弾ける筈!」

「それでは行きますよ。燃え盛る炎の如く、我の望むがごとく燃え上がれ!」


 本当は魔法詠唱なんていらないのだが、魔法詠唱破棄で魔法を使うのは非常に高度な事とされているので詠唱を使い威力をぎりぎりまで下げてスーリに攻撃する


「今回こそ防ぎきる! く、くぅぅぅ……!」


 『姫騎士』の盾と魔法がぶつかり必死にスーリがその火の魔法を弾こうとしているのだが、なかなかうまくいかないようだ。

 それも当然

 ちゃんと弾けない程度に手加減してやっているのだ

 スーリは気が付いていないが私以外の物と闘えば防御と言う一転で言えば他を抜きん出ているほど防御は強くなってきている。

 こういう風に教えるのも中々面白いなと思いながらスーリから目を離さない

 まかり間違えば直撃を受けてしまうからその前に魔法を消さないといけない。

 だからこうしてみているのだか


「やはり、ロリのビキニアーマーは別の意味で犯罪だな」


 ぼそりと独り言を言う。

 局部しか守られていないビキニアーマー

 白い素肌や柔らかそうな肢体を見せられると中々に男性としては見辛い部分が多い

 ロリ属性は無いがロリに走ってしまいそうになってしまう


「ぐぬぬぬ……だぁぁあぁぁああ!」


 そんな雑念ばかりな事を考えていたらなんとスーリが予想を上回ったらしく火の魔法を真上に弾き飛ばして見せた


「ぁ……ふふ……はっはっはっはっは!どうじゃフドウ!初めて弾き返して見せたぞ!」

「魔力がうまく動かせたみたいだな。良い感じだったぞ」

「そうじゃろう、ぞうじゃろうもっと褒めて良いのだぞ?」


 なんか、犬耳と犬の尻尾が幻視して見えるのは気のせいだろうか?

 取り合えずスーリを一通り褒めた押してこの授業は終了となった。

 手加減しすぎていたか。

 次からはもう少し出力を上げて見せよう。

 或いは数を増やしてみるかな?

 意外と考えるのが楽しい、私なのであった。

 そんな事を考えながら、この学園で数日過ごしてから、学園指導の元ギルドに登録することになる

次はギルド!

やっと長身巨乳なヒロイン候補が……出たら良いなぁ(遠い目)

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