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第九十七話 何の成長

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「腐……可愛い弟の成長を見たかったの」


 顔を赤らめつつ体をくねらせるサキ姉さん。

 何の成長を? と言いたいです。

 というか僕が剥かれた理由がそれとは……。


 泣きてええええええっ!


「あらあら~~」


 うん。


 マリさん。


 動かないでね。


 僕が色々大変ですから。

 精神的にキツイです。


 柔らかいのが背中に感じて……。(赤面)

 


「シスター的には止めたんだけどね……」


 だったらしっかり止めてよシスター。


 僕が死ぬ。


 主に精神的に。

 恥ずかしいのですがっ!


「そこは素直に僕が温泉に入浴しないという選択はなかったんですかっ!」

「「「「無い」」」」


 四人で言い切りやがった。


 泣きたいです。


「……」


 うん。


 泣いても良いよね。(泣く)


「「「「ふふん~~♪」」」」


 というか何でニヤニヤしてるのっ!

 この人達はああああっ!(泣く)


「キキとキルの下着姿には嬉しそうにし見とったのにがな」

「ゲフンッ!」


 クリスの言葉に僕は赤面しながら咳き込む。


「な……何の事かな?」


 僕は目を逸らしながら言う。(冷や汗)


「以前言ったがな今回の件は二人からの依頼として受けたと……」

「えっと~~」


 僕はクリスの言葉を聞いて目を泳がせる。


「その時に二人の色仕掛けでコロリと引っ掛かったと聞いたがな」

「はっはっはあ~~何のことでしょうか? というか誰から聞いたの?」


 僕は目を逸らしながら尋ねる。


「セリス」

「ぎやあああああああああああああっ!」


 あの人はああああああっ!


「でもっ! 其れとこれとは話しは別ですよ」

「え~~がな」

「クリスも女の子なんだし慎みを持ってください」

「はいはい~~がな」

「出ないと嫁の貰い手が居なくなりますよ」


 ビシッ!


 そんな音が聞こえそうな程固まるクリス。


 うん。


 魔術でクリス達の体を隠してよかった。


 出なければ全裸で丸見えでした。


 え?

 

 視線を逸らせば良いだろうって?


 無理です。


 何時もと違って拘束されてますから。

 

 マリさんに。


 豊満な体で抱っこされてるんですからね。(鼻血)


 仕方ないでしょう~~。

 動けませんよ。


 色々な意味(・・・・・)で。


 

 変態と言うでなかれ。


 動けない理由があるのだ。


 理由はマリさんの腕が少し震えていたからだ。

 マリさんは村で男の人に乱暴されてたからね……。

 


 幼い僕でリハビリをしているのだろう。





 うん。

 少しぐらい我慢しよう。


 ……でも僕持つかなあ……。


 いかん。

 鼻血が……。


 ゴクゴク。


 誤魔化す為に飲んどこう。

 はああ~~。


 

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