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紅の目  作者: 紅い華
3/11

適合化

第三章ですwww楽しく読んでくれたらうれしいですwww

第三章 適合化

またこの場所に来ることになるとはな。俺が今いるのは特生の本部の宿舎だ。家が燃えちまったし俺は特生の戦闘隊員になる予定だからここにいる訳なんだが・・・・・・・・

「くかーくかー」

はい、聞こえてきました俺の眠れない原因。こいつ・・・・・・・・

「いびきだけじゃなくて寝相まで・・・・・・本気でなんなんだこいつ・・・・・・・」

俺の隣で寝てるのは俺と同じ特生の戦闘隊員のレーゼ・フォルティシア。しゃべり方が変な23歳、こんなんでも一応年上だ。だが・・・・・・

「あーくそ、邪魔でしかねえんだよなーこいつ」

俺とこいつは二人部屋で同居中なんだがこいつ毎日のように寝返りを打っては俺のベッドに寝ぼけて入ってくる。レーゼのベッドで寝るという手段も考えたが女子のベッドで寝るのはなんかいやだし、しかもこいつ俺がこいつのベッドで寝たら寝たでまたこっちに入ってくる。要するにこいつは俺のいるところに入ってくるんだ。

「午前二時・・・・・・起きて過ごすにゃ早いな・・・・・・しゃあねえ、どっかうろついてくるか。」

しかしこの本部、俺とレーゼとおっさん以外見たことがないんだよな。まあ来たばっかだし俺が知らないだけだろ。

「ん?話し声がするな・・・・・ここか。」

「・・・・・・だから・・・・・・彼の・・・・・・・適合試験は・・・・・・」

なんだ?適合試験?なんの話だ?

「この声は・・・・・・おっさんか・・・・何話してんだ?」

なんか変な話してるし適合試験とか明らかに俺のことだろ、今の俺にはどうでもいい話だな。

「明日なりゃあわかるか。」

深く考えずに部屋え戻る。

「・・・・・・・・・」

レーゼが俺のベッドで寝ている。

「いっそ・・・・・・外にでも放り出してやりたい・・・・・・・・」

はあ・・・今夜も寝不足だ。

そして次の日俺は聞きたくもない話を聞くことになる・・・・・・

「適合化?」

「そう。早い話がこれからネバーと戦っていくための兵器を手に入れてもらう。」

「んなもんどーやって手に入れろってんだよ。」

「こちらで用意した武器に適合してもらうだけだ。」

うわ、めっちゃ信用できねえ、明らかに変な武器でてきそうだなおい・・・・・

「こっちだ、ついてこい」

おとなしくおっちゃんについて行くことにしよう。俺に選択肢はないみたいだからな。

「これだ」

着いたのは真っ黒い剣が置かれただだっ広い部屋。剣以外には何もない。

「なんだ・・・・・・?この剣。」

やたら嫌なオーラと威圧感だなあ・・・・・・・・・・・おい。

「これをつかめばいいのか?」

「そうだ。しかし失敗すれば死ぬぞ。」

さらっと言うな!!こんなもんに生死賭けるのか俺は。

「いいじゃねえか・・・・・・やってやるよ!!」

つかむ・・・・・・・・・数秒の沈黙・・・・・・・・・・・っておい

「なにも起きねえぞ。」

「なんだと?そんな馬鹿な・・・・・持ち上げてみてくれ」

ひょい、軽く持ち上がる。これがなんだって言うんだ?簡単にもてたが。

「・・・・・・なんということだ・・・・・適合が完了している。」

こんなもんなのか適合って、つーかそんなんでいいのか適合って。

「これでいいなら死ぬとか無いだろ普通」

「いや、普通は死ぬほどの痛みが襲い、それでショック死することも珍しくはないんだ。君が異常なんだよ工藤君。」

俺が異常って・・・・・せめて特別とか言ってほしいぜ・・・・・泣きたくなってくる・・・・・・

「レーゼもその痛みを経験した一人だ、彼女は本気で死にかけたが何とか適合を果たした。」

おいおい・・・・・・このおちゃらけた女にそんなことがあったのかよ・・・・・

「おそらくその右目のおかげだろうがまあ何にせよネバーとの戦いは厳しくなるだろう。適合できたことを素直に喜ぶべきだろうな。」

喜べねーよ。無茶言うなってんだ。

プーンプーンプーン

「あ、なんだよ?」

「警報だネバーが出た!!」

今のが警報かよ・・・・・緊張感無いなここ・・・・・

「レーゼ、工藤君。出撃準備だ!これより出現したネバーの掃討に入る!今すぐ出撃だ!」

「「了解!!」」

俺の初陣だ、派手にぶっ放すぜぇぇぇ!!



第三章 完

第三章目ですもうちょい続ける予定ですけど正直忙しいんでねwwww

まあ隙見つけては書きますwww

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