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創造主長様のお仕事  作者: 己龍
第2章 子供+仲間+迷宮=???
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10話 興奮は厳禁

みなさんの予想通りです。

またNEOTIです。


やっちまった・・・・

休息日も今日だけとなりいよいよ明日から新規加入3人の実力試験が始まる。

オンブルは話し合った日こそ大人しくしていたがその日の夜からまた変態行動を再開し始めたので寝る前に2tはあるであろう氷の塊で押しつぶし、まだ拙い空間魔法でその場を固定、神魔法で障壁を張り出られないようにするのが日課になりつつあるのだが毎朝普通に食堂に無傷で現れるのでもっと魔法を覚えようと思うと日々図書館に籠っている。

現在覚えている魔法は

・火魔法SS

・水魔法C

・土魔法B

・風魔法B

・雷魔法SS

・氷魔法S

・空間魔法

の7種類である。

氷魔法はやろうと思えばSSになれると思うが満遍なく調べているので後回しにしている。

他は熟練度が低かったり覚えていなかったりなどだがこれ以上はあげられないのが現状だ。

俺のスキルの上げ方はまず既存の魔法や技術を全て調べ、性質を理解して昇華させるというやり方だが、他の魔法はそもそも資料が無かったのだ。

冒険者ギルドの本拠地なら様々な情報があるのではないかとも思ったが使える魔法の素類は言わば切り札なので死ぬまで他言しない者がほとんどらしい。

はやく【学問国家】イビルアル王国へ行きたいな。

あそこには世界中の知識が集まっているらしいのでおそらく魔法を全て集められるだろう。

残りは無魔法だが、実は無という魔法はなく、9種類に当てはまらない魔法を総じて無魔法と呼んでいる。

昔は血縁魔法とも呼ばれていて血縁者しか発動できないものも多かったが時代が進み遺伝子が周りに広まっていくと平民にも使え始めた。

それを踏まえて現在入手した無魔法は


・身体強化魔法(身体能力強化)

・五感強化魔法(五感の1つを強化)

・付与魔法(魔法を物体に宿す)

・合成魔法(物体、又は魔法を合成する)


以上の4つだ。

おもしろそうな魔法もあったがこれまた資料が足りなかった。

ちなみに俺の神魔法やオンブルの深淵魔法も無魔法に分類される。

冒険者たちに聞いてみてもなかなか教えてくれないので今なおも遭遇した魔物行進(パレード)魔物大行進(モンスターパレード)の一つ下の規模)の後処理をしているらしいリーシアという水晶ランクの冒険者を心待ちにしている。

ついでだが今回の魔物大行進は過去類を見ない規模だったこともあり「死の大行進(デスパレード)」という階級が新たに作られた。












なんて頭の中で情報整理している間に俺は目的の店へとたどり着いた。

店の亭主には前々から行くと言っていたのでこれを機に訪れてみたくてリンたちも誘ってみたが


ディラン「お、俺は明日に備えてゆっくりしたいので!」→休息のため

ダリエラ「・・・・・・・行きたいけどご飯たちがわたしを放してくれない」→食事優先

リン「申し訳ございません、クエストを受けてしまって」→仕事ゆえに

オンブル「私は我が主様の下着を*****して***をしながら***・・・・・」→物理的に就寝


らしく、みんな忙しいようなので一人で来た。

なぜここに来るまでに魔法について考えていたかというとおそらく談義になるであろうかことは予想がつくので一度情報を整理したかったからだ。

考えもまとまったことだし俺は「ユリア魔道具・魔具店」の扉を開いた。











カランカランと扉を開く音が響く店内に入るが肝心のユリアちゃんどころか店番すらおらず、どうしたものかととりあえず店内を見て回った。

品ぞろえは豊富で用途ごとに分けて見やすく配列されてあり、上の段には魔具、下の段には魔道具が埃ひとつなく並べられていた。


「おやぁ、お客さんかいぃ!?久しぶりのお客だよぉ!店長――――!お客さんだぁ!」


なぜかカウンターの下から出てきた一見子供に見えドワーフの女性は上に向かって叫んだ。

すると天井が一人でに外れなぜか〝アブドミナル アンド サイ″のポーズを決めたユリアちゃんか降りて(落下して)きた。


「いらっしゃい、ユリア魔道具・魔具店へようこそ♪・・・・あら、レイヌちゃんじゃない!」

「・・・・・・あぁ、約束通り来たよ」


いろいろとツッコミどころ満載だが触れてはいけない気がしたのでなかったことにした。


「まぁ!ということはあの魔道具を教えてくれるの!?さぁこっちへ、早速工房へ行くよ!」


そういうとさきほどドワーフの女性が出てきた地下へと降りていった。

やっぱり技術者は地下に(以下略)。















ユリアちゃんに連れられて降りるとそこは応接室だった。

テーブルの上には飲みかけのお茶があったのでおそらくさっきの女性のものだろう。

壁には地下なのに窓があり、景色はないが夕方のような赤みを帯びた光がさしこんでいた。


「あら、お目が高いわね。その窓は一見光を放つだけに見えるけどわたしの最高傑作なの」

「だろうな、光は自然だし温かみもある。かなりの技術だ」


太陽光をここまで再現させるとは発想力、技術共にまさに天才というべきだろう。

部屋に飾られている作品の説明を頼むと水を得た魚状態で一つ一つ丁寧に教えてくれた。

ある程度話が終わるとドワーフの女性が赤茶を持ってきてくれたので一言お礼を言うとニヘラと顔を緩め奥の部屋へと急ぎ足で移動した。

心なしかスキップしていたように見えたが久しぶりの客で嬉しかったのだろう。


「さて、喉も潤ったし早速見せてくれるかしら?」


ユリアちゃんは待ちきれないらしく前のめりで催促してきたので提供用の魔導レンジを渡した。

持ち上げたり材質を調べたりでその顔はいつもの漢女(おとめ)ではなく職人になっていた。

それはあげるから解体してもよいと伝えると構造の説明をしてと工房へと抱えられて移動されたのだがお姫様抱っこは勘弁してほしい・・・・・。







――――ユリア工房――――


「じゃぁ分解するわね」


そういうとユリアちゃんは慎重に外装を剥がしていく。

傷を付けないよう、解体後に組み立てられるようにメモを取りながら慎重に作業する横で説明をしながらネジやナットを場所ごとに分類した。


「ちょっと・・・・なによこれ・・・・・」


内部構造を調べていたユリアちゃんはその手を止めて目を見開いて小刻みに手を震わせていた。

そしてゆっくりと作業台から離れてこっちへ来いとばかりに手招きをしてきたので向かうと肩をがっしりと捕まれ前回同様激しく揺さぶりだした。


「なによあれ!なんで魔法陣と魔石が一緒に組み込まれてるの!?説明して頂戴!!」

「あああああぁぁぁぁそそそそぉぉぉぉれれれれぇぇぇぶあぁぁぁぁにあぁぁぁぁあ・・・・・・・」

「ふざけていないで教えて頂戴!!!」


揺さぶり続けるユリアちゃんと拳で(一方的に)語り合い落ち着かせて一から説明をはじめる。

そもそも魔道具と魔具の違いはなんなのかという定義から始めるが



・魔道具

   魔法陣に魔力を送り込み発動させる


・魔具

   魔石に魔力を送り込み発動させる



と大まかにいえばこんな感じだ。

細かく説明するならば



・魔道具

  メリット:豊富な種類の魔法を発動できる


デメリット:人が直接発動するより威力・効果はかなり落ちる

       発動には多くの魔力を使うため魔法使い専用となる



・魔具

  メリット:魔石に魔力循環するため最初に少し魔力を流せば発動できる

       人が直接発動するより威力・効果は落ちる


 デメリット:発動できる魔法の種類が少ない

       魔石の純度で品質が変わり、かなり高額になる



といった区別をされている。

なので買う人を選ぶ品物とされ街中をみても持っている人は数えるほどだ。

しかし今回俺が作った物はそれぞれの長所を兼ね備えた新しい技術で作られており、それに興奮したユリアちゃんが暴走したというわけだ。

数分気絶していたユリアちゃんは目を覚ますと落ち着いたようでぺこぺこ謝ってきたのでそれより説明がしたいと応接室まで押して向かった。

細かい作業内容は紙に記してきたので大まかな説明を先ほど解体した魔導レンジを持ってきて実物を交えて説明を始める。

重要なのは魔石と魔法陣を繋ぐ回路だ。


1.まずは用意した魔石に回路を慎重に刻み込む

2.鉄板に刻んだ魔法陣に魔石を取り付けるスペースをつくりはめ込んだ際にぴったりと繋がるよう     に回路を刻む

3.魔石をはめ込む


以上で完成である。

説明を聞いたユリアちゃんは回路を見つめてウンウンとうなずきながら指でなぞっている。

魔力は抜いてあるし、それで壊れるほど安全性は低くないが未知のものに不用意に触れるなと注意だけはしておいた。


「わ、わたしとしたことが・・・・、ごめんなさいね」


反省しているようだし大丈夫かと思っていると何かに疑問を感じたのだろうか、首をかしげて魔法陣を観察した。


「ねぇレイヌちゃん。この魔法陣だと温まるだけよね?お屋敷にあったのは違う効果に感じたのだけど」


・・・・・やはり天才か。

一度見ただけで違いに気づくとはな。

これのことは教えてもよいのか悩んだが誰かが偶然発見でもして惨事になった後では遅いし、一人でも事情を知っている者がいた方がいいだろう。

ユリアちゃんなら人柄も問題ないし話しておくか。


店員  「店長ぉ、お客さんの反応いまいちだったよぉ」

ユリア 「今度はもう少し幻想的に登場しようかしら?」

店員  「じゃぁ今度はこうして・・・・・こうやって・・・・・」

ユリア 「あら、それいいわね!」



数日後、王宮から来た使いが顔を青くさせて帰ってきたという。

周りがなにがあったか聞き出そうとしたが思い出したくないと一切口をわらなかった。


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