アインの章 出会い編
このお話は以前外伝として、二章終了後にupした話を再upしたものです。
アインがダイン、オーズと出会いから騎士見習いになるまでをお送りします
アヴァロン騎士団仮詰め所
ウエストリア帝国の進行を退けてから一週間たった。アインは戦後処理に追われる毎日を送っていた。
アイン『ふう~。』
騎士『団長お疲れ様です。』
と、お茶を差し出す。
アイン『お、ありがとう。』
アインはそれを一気に飲み干すと、部下の騎士に聞いた。
アイン『ダイン達はどうしてる?』
騎士『二人は治安維持に当たっています。最近王都周辺は物騒なので。』
アイン『そうか…。』
騎士『二人はよくやってますよ。』
アイン『そうだな。あれから15年…。か。』
アルゲニア大陸がまだ戦乱が収まっていないころ、ウエストリア帝国とアヴァロン王国の国境に近い村。
救援に来たアヴァロン軍だったが一足遅く、ウエストリア軍によって村が焼かれた。
両親がかばうようにして、折り重なって倒れていたダインと、死んだ両親を前に泣き崩れているオーズ。
この光景をみたアインは二人を育て、一人前の騎士にすることを決める。
二人を助けて一晩がたった。
ダインは両親が守るように庇ってたお陰で、傷も軽傷で済んでいた。オーズは一晩中泣き晴らしたのか、目を真っ赤にしていた。
アイン『起きたか。朝飯出来てるぞ。食うか?』
ダイン『ここは?それに、父さんや、母さんは?』
アイン『ここは、アヴァロン王国王都だ。お前の両親はウエストリア軍によって殺された。』
ダイン『!!』
アイン『そっちの君の両親もだ。』
オーズ『…。』
アイン『君たちの名を聞こう。』
ダイン『俺はダイン。』
オーズ『…。オーズ…。』
アイン『ダインにオーズか。二人に聞く。アヴァロンやウエストリアが憎いか?両親の敵を討ちたいか?』
ダイン『……。憎い!』
オーズ『……。敵を討ちたい!』
アイン『すまない。俺たちの到着がもう少し早ければ…。本当にすまない。』
アインは二人に対して深々と頭を下げた。
ダイン『!?』
オーズ『…。』
アイン『だからこそ、お前達、私の養子にならないか?私ならお前達に力を与えられるし、また両親の敵を討てる機会を与えることが出来るかもしれない。』
ダイン『少し、時間を下さい。』
オーズ『僕も、時間を下さい。』
アイン『分かった。ゆっくり考えるといい。とりあえず飯を食え。腹が減ってはなんとやらだ。』
ダイン・オーズ『ありがとう。』
ダインとオーズは飯を食べた。




