第47話 帝都の戦い!! 1
長くなったのでもう2話続きます。
次々と爆発音が聞こえる。更に逃げ惑う観客たち。すでに場内は大混乱に陥っていた。
フローラ『私たちはどうするの?』
オーズ『もしこの騒ぎが暗殺計画とリンクしているなら皇帝や皇子たちが危ない!』
ヘイ『ああ。急いで向かおう。』
異変が起きたときオーズたちはすぐに行動に移した。
逃げる人々でごった返す闘技場内を走る三人は途中モンスターに襲われている人を助けたりしながら遂に入場ゲートまでやってきた。
フローラ『モンスターがかなり入り込んでる! 』
ヘイ『どこか城壁が破られたんだろ。』
『お~い!』
入場ゲートの方から声がする。
フローラ『ダイン!』
ダイン『みんな無事だったか。様子はどうなってる?』
オーズ『かなりまずい状況だ。モンスター達がかなりの数入り込んでる。』
ダイン『俺たちはどうする?』
オーズ『モンスター達と、一般人の避難はイーストリアの兵士たちに任せて、俺たちは皇帝の所へ。』
フローラ『待って、私は北の城壁へと向かうわ。逃げてる人たちの話が聞こえてどうやら北の城壁が崩されてるみたい。何とかこれをふさいでくるわ。町への被害も多少は軽微になるはずだわ。』
ダイン『分かった。でも、フローラだけでは不安だな…。』
オーズ『俺が行こう。』
ダイン『頼む。俺とヘイは急いで皇帝の所へ。』
ヘイ『ああ。』
フローラ『後で闘技場で落ち合いましょう。』
ダイン『ああ!』
こうしてダイン達は別れた。
sideフローラ
ダイン達と別れたフローラとオーズは城壁かが壊れていると言う北側へと向かった。
フローラ『ファイヤーボール!』
モンスターに向かって火の玉が飛んでいく。その一撃で塵に帰る。
オーズ『ハアッ!』
気合い一閃でモンスターを真っ二つにするオーズ。
次々とモンスターが出現し、きりがなくなって進めなくなっていった。
フローラ『モンスターの数が多すぎる!これじゃ城壁に近づけないわ!』
オーズ『くっ!だが…進むしかない。モンスター達が集まってきてるってことはこの方向で間違いないだろう。』
フローラ『ええ。』
オーズ『!フローラ危ない!』
フローラ『え!?キャアアア!』
其処にはオノを今にもフローラに振り降ろそうとする牛型のモンスターが…。
咄嗟に防御体制をとるフローラ。
しかし、痛みはや衝撃は一向に襲ってこない。フローラがおそるおそる目を開けると……。そこにはモンスターのオノを片手いや指一つで受けている師匠の姿が。
師匠『大丈夫かいの?』
フローラ『お爺ちゃん!?』
魔物『グオオオッ!』
師匠『おっと、狩りの邪魔をされて怒っておるようじゃの。待っておれ。直ぐに片付ける。』
オーズ『ご老人危険です!』
フローラ『大丈夫よ…。だってこの人は……。』
師匠『ほら、ボサッとしてないで掛かってこんかい。』
師匠の挑発に怒りが頂点に達したモンスターが突進して来る。
師匠『格の違いも分からんか…。まあよい。』
突進して来たモンスターが再びオノを振り上げる!
師匠『攻撃が単調で、大振りなんじゃよ。お主は。』
そのままモンスターの懐にはいると回し蹴りを繰り出した!
師匠『ハアッ!』
ドゴッ
まともに受けたモンスターは数メートル吹っ飛び倒れてそのまま動かなくなる。
オーズ『す、すごい。ご、ご老人、あなたはいったい……。』
フローラ『この人はヘイの師匠なの。』
オーズ『はい?どうりで強いはずだ。』
師匠『お前さんがたどこに向かっておったのじゃ?』
フローラ『モンスター達によって壊されたという北側の城壁へ。』
師匠『何か考えがあるようだの。ふむ。儂も同行しよう。』
オーズ『ありがとうございます。』
フローラ『それじゃ急ぎましょう!』
襲ってくるモンスター達を次々に倒して遂に城壁に到着した。そこには城壁が大部分で崩れてそこから次々にモンスター達が侵入している光景があった。
フローラ『ここね。』
オーズ『これは……。』
師匠『で、どうするつもりじゃ?』
フローラ『ここを土の魔法で塞ぐわ。』
オーズ『魔法で壁を作り直すわけか…。で、俺たちはなにをすればいい?』
フローラ『これほどの規模だとかなり集中して魔力を練らないと…。それまで私を守って。流石に襲われてちゃ集中出来ない。』
オーズ『分かった。時間は?』
フローラ『た、多分五分くらい。』
オーズ『分かった。五分稼げばいいんだな!』
師匠『全く…。年寄りをこき使いよる。もっといたわらんかい。』
フローラ『おじいちゃんありがとう。任せたわよ!二人とも!』
師匠『さて、先手は儂が貰うぞ。』
オーズ『どうされるおつもりで?』
師匠『まあ、見てなさい。』
師匠地面に手を当てる。すると……。
師匠『ハアッ!』
手を地面に押し当て気を流し込むと地面がわれモンスターを次々飲み込んだ!そして静かに地面は元に戻った。
オーズ『す、すごい。』
師匠『ほら、ボサッとしてないでさっさといくぞい。』
オーズ『は、はい~!』
オーズと師匠はあふれ出てくるモンスター達を斬ったり、蹴り飛ばしたりして時間を稼ぐ。そして、五分が過ぎた!
フローラ『二人とも離れて!』
フローラの合図と共に飛び退く二人。
フローラ『大地の精霊よ!我が声に耳を傾けたまえ!我が前に天を穿つ聖なる壁を作りたまえ!』
フローラが地面に手を当て力ある言霊を解き放つ。
フローラ『アースウォール!!』
目の前の地面がせり上がり巨大な壁が数十メートルに渡り出来上がる。
フローラ『ふぅ。こ、これで何とかなったわね。』
力が抜けて座り込むフローラ。
オーズ『大丈夫か?』
フローラ『え、ええ。少し力を使いすぎちゃっただけだから。少し休めば大丈夫だから…。それにまだ終わってないわ。』
オーズ『そうだな。少し休んだらダインたちのところへ。』
城壁は修復されモンスター達が町にはいることは無くなった。後は皇帝達の身を守る事だけだ。




