第46話 師弟対決!アインvsダイン
帝国闘技大会は、いよいよ決勝戦となった。決勝戦のガードはアヴァロン騎士団団長アインと同じくアヴァロン騎士団所属ダインとの対戦だ。
~選手控え室~
ダイン『団長!今日は、胸をお借りします。』
アイン『ああ。日頃の鍛錬の成果、見せて貰おう。』
ダイン『はいっ!宜しくお願いしますっ!』
アイン『だが、皇帝の暗殺の件も今日だったな。』
ダイン『そっちはオーズ達に今は任せるしかないです。彼らを俺は信じます。』
アイン『そうだな。』
~観客席~
フローラ『いよいよ始まるのね。』
ヘイ『そうだな。』
フローラ『アインさんとダインってどうなるのかしら?』
オーズ『団長は、俺たち二人に剣の使い方を教えてくれた。だから、剣の腕や技術に関しては一日の長がある。その辺の事では、ダインは手も足もでないだろう。ただ…。』
ヘイ『ただ?』
オーズ『ダインは剣の腕に関しては天才なんだよ。ヘイと戦った時の剣先を飛ばす方法だって多分とっさに思いついたんだろう。それを思いつき行動するだけの力がある、という点ではアイン団長も油断は出来ないさ。』
実況者『さあ~いよいよ決勝戦が行われます!両選手入場です!』
入場ゲートより二人が入ってくる。
審判『卑怯な真似や殺しは御法度。どちらかが降参するか気絶するかで試合終了です。よろしいですね?』
両者頷く。
審判『それでは、闘技大会決勝戦!試合はじめ!』
先に動いたのはダインだった。走りながら剣に闘気を流して剣にするとそのままアインに斬りつける!
アインは鍔迫り合いには応じずそのまま横によける。
アイン『ほら、いつもいってるだろ。後ろが甘いんだよ。』
そのままダインに向かって剣を振り下ろす!
ガキィィン!
ダインは振り向かずその剣を闘気の剣でそれを受け止める!
アイン『!!』
ダイン『分かっていますよ。何時もその事であなたに怒られていましたから!同じ手は何度も食らいません!』
アイン『そうか、成長したな…。』
アインは一度飛び退いて距離をとる。
アイン『さすが我が弟子。少し本気を出そうかな。』
と言うとアインは姿を消す。
ダイン『!縮地ですか!』
実況者『アイン選手、縮地を使って姿を消した~!』
アイン『本気の一歩手前だ。これは受けきれるかな?』
ダイン『……。』
闘技場に地を蹴る足音のみが聞こえる。
ダイン『ふぅ~……。』
ダインは一息吐くと闘気を消し目をつむり音のみに集中する。
アイン『手も足もでないか?少し残念だが……。ここで終わりにしよう。』
アインは一気に距離を積める!
そして……。後少しのところでダインは目を見開き、剣に闘気を流して剣を作り迫り来るであろうアインに抜刀した。
ザシュウ!
そしてアインが姿を表した時脇を押さえていた。
アイン『見事だ。本気じゃなかったとは言え、まさかこの技を破るとはな。』
ダイン『あの技を破るにはあれしかないと思いました。』
アイン『目をつむって、様子を見たのもそのタイミングを見極めるためだったのだな。』
ダイン『はい。』
アイン『やっぱりおまえは天才だよ。そうそうは思いつかない。それに度胸がないとあう言うマネはできん。』
ダイン『……。』
アイン『さて、続きを始めようか。』
ダイン『はいっ!』
アイン『今度は本気の奴だ。さっきとは比べものにはならんぞ。』
ダイン『望むところです!』
しかし……。
ドカーーン!
ダイン『!何だ?』
観客『も、も、も、モンスターだ!モンスターの大群が押し寄せきた~!』
アイン・ダイン『『何だって!』』
上を見上げると空を覆い尽くすほどのモンスターの大群が見えた。
アイン『いかん。皇帝があぶない!ダインは直ぐにオーズ達と合流を。皇帝の元へ向かうんだ。』
ダイン『はいっ!』
アイン『俺も後から合流する。』
ダインとアインはその場で別れた。




