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プロローグ
私が他の人と違う夢を見ていたことに気付いたのは、夢から『コア』を持ち帰った3歳の朝。
あの日、夢の中彷徨い歩いていたら偶然
見つけたんだ。
それがこの世界で1000万の価値があると知った時、親は眼の色を変えて私を寝室に閉じ込めた。
『ドリームコア・コレクター』はこの世界で私だけに課せられた仕事。
眠る、夢の中でコアを探す、見つける、持ち帰る。
毎日それの繰り返し。
私が普通の子供として過ごせたのはたった3年。
15歳の誕生日を夢の中で迎える今日まで、ろくに勉強も、運動も、友達と遊ぶこともままならなかった。
今日も20時間の労働と、夢の中で娘が"何か"に追われていることも知らない親の笑顔。
ずっと続くと思っていた。
思っていた。
さあ、まずいことになった。




