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ハズレスキルが有能だったので辺境で領地改革するぞ  作者: まめ大福


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猫獣人達の仕事

 むぎが厨房に出してあった肉を全て焼き尽くして、ダイニングに持って来たフューネが「これで最後になります。」と言って、テーブルに置いていたが、意外にも猫獣人達も食べていたのでまだ満足していなさそうだったので、むぎは厨房に戻り新たな魔物肉を取り出していた。最初に出した肉は豚肉で次に出したのは鳥肉だった。最後に出したのはオーク肉だ。むぎがダイニングに戻って来て「すまないが厨房にオーク肉を出したので焼いてくれないか。」「はい。」と言って、フューネが厨房に戻りオーク肉を焼き始めた。

 フューネがオーク肉を焼いてダイニングに持って来たが「むぎ様、こんなにも沢山の肉をありがとうございます。みんながとても満足しています。」というと、他の猫獣人が頷いていた。


 むぎが「みんなが寝られるだけの部屋とベッドがあるから好きな所で休んでくれ。」「ありがとうございます。」「何か不満があったら遠慮なく言ってくれよな。」「はい。」

 むぎが自分の部屋に戻って行った。フューネ達はそれぞれが好きな部屋に入って行った。フューネがむぎの部屋にやって来た。「むぎ様、こんな素晴らしい部屋をありがとうございます。私達、猫獣人は身の回りのお世話をするのが得意なのですが、この神殿にはむぎ様とバルバロッサさんとシルバーフェンリル様がいるだけなので、私達のする仕事が無いのです。」「そんな事は気にしなくていいよ。出来る仕事をやってくれたらいいからね。」「それに素晴らしい部屋を与えてくれてありがとうございます。出来れば、2人部屋か4人部屋でいいので1人部屋があまりにも贅沢なので…」「そうなのか?そんなの気にしてなかったな。そこは少し考えてみるね。」「すみません。」と言って、フューネはむぎの部屋から退出していった。


 むぎはみんなが屋根の下に入ったのを確認して、ダイニングに戻っていた。ダイニングテーブルをもう1つ増やしていた。これで、全員が一緒に食事が摂れるだろうと思った。

 むぎは部屋に戻り就寝した。


 朝になると、むぎの部屋にフューネがやって来て、耳元で囁く様に起こされた。むぎは前世の時でもこんな風に起こされた事が無くてびっくりしていた。むぎとフューネが一緒にダイニングに向かって行った。ダイニングではバルバロッサが椅子に座り、シルバーフェンリルの周りで猫獣人達が毛並みを整えていた。むぎはフューネと一緒に厨房に入って、コカトリスの肉とおにぎりを大量に取り出して、フューネに焼いてもらった。

 焼きあがった肉とおにぎりをダイニングに持って行くとバルバロッサとシルバーフェンリルが勢いよく食べ始めていた。むぎは美味しそうに焼けた肉とおにぎりを見て猫獣人に

食べる様に進めているとフューネがむぎを静止して、先に食べてもらえるようにお願いしていた。

 

 朝食を食べ終えて、ダイニングでくつろいでいるとフューネ達がやって来て、何か仕事があるか聞いて来たので、地下1階にある台座のある部屋にみんなと一緒に行って、「この台座の下に像が壊れているので、この像の修復をお願い出来ますか?」「はい。」と言って猫獣人達が一斉に作業を始めていたが、随分と難しいのか1日かけて作業をしていたが一向に進んでいなかった。

 

 むぎは領主邸に行って、アシュトンの様子を見に行ったが、既に領主邸を出て酒造工房の方に行っているらしくて、むぎも後を追って行った。

 酒造工房に行くと、メリナとモニカがワイン造りの工程を考えていた。里で造っていたワインとこの酒造工房のワイン製造工程が違うみたいで悪戦苦闘していた。カトレア達は果樹園で葡萄を見に行っていたが、もう収穫出来るくらいに成熟していた。その事をメリナとモニカに報告すると2人は慌てて収穫をする為に果樹園に向かって行った。

 むぎはアシュトンにワイン製造工程を教えていた。アシュトンはメリナとモニカにその方法を教える為に紙にする工程を書き込んでいった。


 メリナとモニカの葡萄収穫は1日がかりだったが、収穫して酒造工房に戻って来て、アシュトンが書いた作業工程を見ながら作業を始めていた。


 バルバロッサは葡萄を収穫しているメリナとモニカを横目で見ながら、むぎのところに来ていた。「むぎさん、もし良かったらエルフ様の住居を建ててほしいのだけどいいでしょうか?」「アシュトン、バルバロッサがエルフの住居を教えるから建ててほしいって言ってるよ。」「それは本当なの?バルバロッサさん、詳しく教えて下さい。」「はい。面倒かも知れないけどお願いします。」と言って、バルバロッサはアシュトンにエルフの里の住居を教えていた。


 アシュトンはワイン製造工程を書き終えると、すぐさまむぎと一緒に森に向かいむぎに建築資材で主に木を出して貰って、エンシャントエルフ用の住居を建築スキルで建て始めた。エンシャントエルフの住居は木の上に住居を建てるツリーハウスだった。この後も増えるかと予想して10棟の住居を建ててしまった。

 むぎはそのツリーハウスにシステムキッチンやシステムバスユニットや高級ベッド一式等や電気製品も設置していった。

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