031 『孤児院、再訪問』
■春の一月、八の日 其の二■
馬場和子です。
孤児院に向かいます。
土下座してでも頼み込もうかと思っています。
こちらの文化に土下座があるのかは知らないですが、、。
シスターまた来ましたよ。こんちゃです。
「いらっしゃい、今日はどうしたの?」
えっとですね。とりあえず子供たちに服をプレゼントしようかと思いまして。
「とりあえず?」
はい、実はお願いがあって参りました。聞いていただけないと非常に困ります。もちろん、参ります。降参です。
わかる様にと言われましたので、説明したく思います。ごもっともですね。
えっと~。子供達が住人として増えてしまった事を伝えます。もちろん、理由も添えて。
シスターはご立腹と同時に心を慈愛でもって痛めていらっしゃる様です。そんな心の隙間に忍寄るので恐縮ですが説得を開始します。
我々の始まりの村で学びの舎を建てます。もちろん、寝泊まりもできる施設をです。そして、そちらに学長として赴任していただきたいのです。ここの子供達と共にです。人為的お手伝いはご老人たちがしてくださいます。(と思います。説得します)
あとは勉強道具なども徐々に入り用なものをその都度、揃えさせていただきます(姫さまが)
ですから是非ともお越しください。
お給金の事を話すまでもなく。了承を頂けました。
ただ、ここを引き払うのでキチッとした日時が必要なのだそうです。
どうしましょうか? 姫さま。
スペインが長屋に掛り切りな筈なので、プレートを使っても良いそうです。そうなるとほぼその日中に建つそうです。
ん~姫さま。その長屋冒険者用に出来ませんかね? というのも、学び舎にこちらの子供達が住むなら、向こうの子供達も一緒でいいと思うんですよね~ もちろん、ご老人達もです。
姫さまにも理解していただけた様です。
と言う事で、明後日以降でお願いします。引きはらっちゃってください。ここ。
明後日にもう一度、顔出します。いいですか? 姫さま。
(ええと~夜ここを出て。向こうに朝、トンボ返りしてー。こちらに夕方。何とか間に合いそうですね)
据え膳食わぬは女の恥。意味はーえっとー出された料理は平らげろ?
違いました。善は急げよいい女です。良いと思ったら直ぐに行動を起こしためらわずに実行するのがいい女の証拠ーみたいな意味だった気がします。(なんとなく作りました今)
OKサインが出ました。(指を6にする姫さま)覚えて使ってくださるようです。
その後、この孤児院の事を詳しく聞いていきます。あちらに行った時の参考にもせねばなりませんから。
「この孤児院は一般的にある教会管理では無く。元々個人医院をしながら孤児達の面倒も見始めたのが切っ掛けですのでお布施が見込めません。それから、昨年まで両親が経営していたが他界してしまったので毎月のやり繰りが大変で……」とこぼすシスター。
え? 運営費用はどこから?
「大人になって巣立った数名が仕送りをしてくれていてどうにかこうにか……」
じゃあなおのこと再建しないとですね。頑張りましょう!
ごはんいっぱい食べれるように、子供達にも手伝ってもらわないとです。
姫さま、花より団子。服よりご飯でした、すみません。
この流れで使って申し訳ないのですが屋台道理に蒸かし芋を売ってる15歳ぐらいの青年がいますので屋台丸ごと買い占めてきていただいていいですか? 街に戻る前にみんなにおなか一杯食べてもらいたいです。こんなに切迫しているとは思ってもみませんでした。あたしの古巣なのに……。
下向いていても仕方ありません。
「みんな蒸かし芋が来るまでお洋服を選ぼうかー好きな色を選んでいいよー。大きさも色々だから合うの探してねー」
「カズコさんありがとうございます。心配かけちゃいけないと思って黙っていました」
そうですかー。でも、これもいいきっかけです。みんなでしっかり働いてしっかり食べましょう。
あっ一人、むすっとはたらきたくねぇ~って 顔してる奴がいます。向こうに行ったら散々こき使ってあげましょうー最年長なのですからね。
シスター仕送りしてくれている人達にも、移籍の件と人で募ってる事を伝えてもらっていいですか? あまりにも厳しい条件で働いているなら、うちで面倒見るほうがいいこともありますので。一生懸命頑張ってる人達にはこれから自分たちの事だけ考えるように言ってもらえればいいかと思います。
その分、みんなで頑張りましょう
「そうですね。がんばりましょう」
そんなこんなのあと、あたしの教え子でもあり弟分でもあるハスキーが姫さまに連れられてやってきました。もちろん屋台ごとです。この屋台もリアカーっていうんですか? 廃材の中から拾って修理して、他にも色々機材を手作りした苦労品なのです。
「呼び立ててごめんね、ハスキー」
「姉ちゃん何が起こってるの? こん別嬪さんが全部買うっていってんだけど?」
「それはあとで説明するから、芋みんなに配って食べさせてあげてー」
「お代はもらったからいいけんどもさぁー。良し、みんな食べるべさー」
「「「「「わ~ぃ」」」」」
「ちょっと熱いからきおつけなんしよー」
あたしも買い出しの食料の中から塩やら胡椒やらチーズなのどの味追加できるものを取り出しみんなに振る舞う。
「今日は芋パーティーだよー。こんどお姉ちゃんたちの所にきてみんなでこんなお芋作ったりしようねー。みんなが頑張ったらおいしいもの食べれるからねー」
「「働けるの?」」数名が反応してくれました。
「頑張ったら頑張っただけご褒美になって帰ってくるよー勉強もしなきゃだけどねー」
「「「「えー」」」」「「はーい」」さすがに勉強は嫌な子が多いようです。
「良し、ハスキーもシスターの事、手伝って。こっちに来るも良しだし考えてね」
「えっと~なんを??」
あーそうだった説明まだだったね。どうしようかな? この子は独り立ちもできてるからなぁー。でも、結構理解力合ってたすかるんだよねー来てくれると。
「ハスキーたんや」
「あい、ねえたんや」
「あたし達、あたらしい村でくらしてるん。んっだでこっちさ、きんさい」
「ええだよー」ハスキーの方便に合わせてしゃべる時は真剣なお願いしてる時と二人の取り決めがある。素直に従ってくれるようです。ありがたい流石は弟分。頼りにしてまっせー。
姫さま、追加一名です。
「ハスキーいうです。よろしゅうに~」
「ビクトリアいいます~よろしくなのね~」姫さま無理に合わせなくていいですから。
なんだか良さそうな子だねって言われました。ええ、可愛い弟分です。姫さまも使ってください便利なのでー。
「ねえちゃん。そっちの村さいくの。もうちょい先でよかんべか?」
「うん。いいよー。でもなんで?」
「いつも来てくれるお客さんとかにも挨拶しときたいだー」
「へー繁盛してたのね。ごめんね」
「いやーよかんべさ。冒険者の皆さん方だでー気にしなくてもよかさー」
「挨拶ついでに新しい村で住人募集してる事も伝えといてね。冒険者大歓迎だって!」
「わかっただー」
良し! ここの事も丸投げするね。あーでも連絡手段がないのかー。いつもみたいにここで合流ってわけにもいかないんだった。
「あたし、明日の夕方には戻るから、それまで機転利かせてお願いねー」
「まんずまかしときー」
始まりの街に戻ったら本当に連絡手段なんとかしてもらおう。
そういえば、アシュリーは連絡役に……伝達には向かないよね……。
□カズコの後書き□
最近、知ったかぶりして熟語を使っています。
売る覚え? うろ覚え? 売り覚え?
そうです。売るほど覚えておくべきでした。
病院生活でかなりの本を読んでいたはずなのですがね。
ちょっと色々思い出すのに時間がかかっている気がしてなりません。
■目標レベルと現在の数値■
総人口:19
総人口レベル:48
次 回 目 標:62
最 終 目 標:65534
正直に言います!
最近実はバカなんじゃないと思っています……カズコです。




