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取材という名の探偵ごっこ  作者: チョコパン
高校1年生 7月
38/50

終業式、そして明日から夏休み

比呂斗と十六夜はいつもより早く学校に来ていた。

「うぅ・・・眠い」

十六夜が早く行こうということで起こされた比呂斗はまだ目が完全に覚めていなかった。

「そういえば比呂斗は夏休みの宿題終わった?」

十六夜が教室に着くなり聞いてきた。おそらく教室をみて思い出したのだろう。

「終わってるぞ」

比呂斗は大抵宿題を先に終わらせて後を楽にさせるタイプなので宿題はもらった日に終わらせていた。

「はや!私だって半分しか終わってないのに」

そんなことを言っているが半分終わっているのも大概すごい。この学校の8割以上は手を付けていないだろう。

「あとで見せてくれない?」

十六夜が甘えるものの、しようと思えば今日中に終わるだろう。見せても見せなくても大して変わらなそうなので比呂斗は後で見せることにした。

(智も言ってきそうだな)

そう思い比呂斗は夏休み後半までみせないと誓った。


「比呂斗~宿題見せてー」

誓った瞬間、横から源が声を掛けてきた。

(おまえもか~)

それは予想外だった。



「では、おわります」

終業式が開始して校長先生の長い話しが終わった。比呂斗を笑わせようとしているのか斜め前にいる智が変顔で比呂斗に向いてくる。あいにく比呂斗は笑わなかったものの、近くにいた十六夜、源が軽く笑ってしまった。

「ふっ・・・」

「ぷっ」

十六夜は口を押え、源は顔を下に向けて耐えていた。逆にその反応が面白く比呂斗は必死で口を閉じ耐えた。


15分後・・・

「では、終業式を終わりたと思います。一同~、礼!」

礼がし終わり生徒の緊張が一斉に抜けた瞬間、3人は堪えて笑いを吐き出した。

「ふぅ~やばいやばい」

「あの顔はやめてよ~」

「反則、反則」

3人が笑っているのをみて上機嫌になった智だったが後ろに来た人に気づかなかった。

「おい」

智は声の主に気づき恐る恐る後ろを見る。

「せんせぃ・・・・」

智の担任の先生は目があうとニコッと笑顔で告げた。

「あとで職員室な」

この後みせた智の蒼白な表情に比呂斗は爆笑してしまった。



放課後4人はいつも通りの席に座っていた。その中で智は疲れ果ててぐったりしていた。

「なんで怒られたのが俺だけなんだよ~」

椅子をがたがた動かして机に伏せた。

「自業自得だろ?」

自業自得である。

「うぅ・・・・」

ぐうの音もでなかった。

落ち込んでいる中智はあることを思い出した。

「そういえば水泳部の合宿の件どうなったの?」

夏休みに水泳部の合宿についていけるということだった。比呂斗と十六夜には日程等の情報が渡っていたが智と瑠衣には渡っていなかった。


「それなら日程は8月の3~5の3日間だぞ」

約2週間後、1日に出校日があるので終わってすぐ準備ということになる。

「後半じゃないのな」

てっきり後半かと思っていた智だったがそのころにはもう引退しているのでい意味がなくなる。


「一応部活だからな」

合宿の条件に水泳部の名を少しでも上げてほしいというのがあった。全国大会へ出場決定している時点で名は広まってはいそうだけれど悩みは別にありそうだった。


「ということで一旦学校での部活は3日のための準備が終わるまでだな」

比呂斗が今後の用事を伝えた後お開きとなった。


「じゃ~鍵戻しじゃんけんでもしますか!」

智は張り切って構えた。

「「「「じゃんけん。ほい!」」」」

比呂斗:パー

十六夜:グー

智  :パー

瑠衣 :パー


十六夜の一人負けだった。

「あら、たまには私がもっていかないとね」

と言って職員室へ向かっていった。

「あれ?十六夜ちゃんが負けたことってあったっけ?」

瑠衣の発言の後に3人はいままでのことを思い返したが十六夜が負けたことなど一度もなかった。


「3か月負けなしだったのかよ・・・」


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