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第1話─最期にあなたの望みを聞いてあげる。
「あなたの寿命は、あと7日。」
満月の夜。あたりは静まり返り、電気の消えた僕の部屋の窓に腰を掛けて現れた彼女はそう告げた。
黒いローブを身にまとい、鋭く不気味な鎌を肩に乗せた彼女の言葉はとても冷たく、現実味がなかった。
「最期にあなたの望みを聞いてあげる。」
彼女は寂しそうな目で僕を見ながらそう言った。
「どうして…?」
「わたしの気まぐれ…かな。」
「それに、あなたは善行をたくさん積んだって記録されているから。」
「…それなら、僕が死ぬまでの間そばに居て欲しい。」
僕がそう言うと彼女は少し驚き、ため息をつきながら言った。
「面倒なお願いだけど、聞いてあげる。」
そして彼女はにっこりと微笑んだ。
「じゃあ…残りの7日間、私があなたのそばに居てあげる。でも、”死神”としてじゃなく、あなたの”恋人”としてね。」




