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【あとがき】(モデルなど)

 ということで、終わりました。


 サッカー+タイムスリップという物語を描きたくて、突然思い立って描きました。


 今川氏真と言えば、某シミュレーションゲームでも有名な「凡将」、一言で言うと、「ザコ武将」扱いをされていることでも有名。


 ただ、実際に蹴鞠は相当上手かったらしく、そこから着想を得たのです。

 なお、ラストシーンは最初から考えていました。ラスボス的に織田信長が丁度良かったので。

 しかも、史実として二人は会っているので。


 モデルは、主に古いサッカー日本代表選手から。まあ、ちょっとでもサッカーに詳しい人なら丸わかりですが。


<モデル(サッカー選手)>

・中田葵 → 中田英寿(ひでとし)

 個人的に、日本の歴代サッカー選手の中で、一番好きな選手が中田英寿。自分と年も近いし、実際にものすごくかっこよくて、独特の魅力がある選手。

 1998年のフランスワールドカップの直後。私はフランスに行ったことがあるのですが、その時、フランス人に聞いた感想でも、「中田はすごい」と言ってました。

 サッカー選手としては、29歳で引退した短命の選手ですが、彼の残した功績は非常に大きいのです。

 ドライブショットはもちろんオリジナルですが、キャプテン翼で有名な「ドライブシュート」にすると、かぶるので、「タイガーショット」と合わせて「ドライブショット」になりました。


・中村俊 → 中村俊輔

 やはりバレバレですが。「黄金の左足」が有名なフリーキックの名手。特に個人的にはレッジーナ、セルティック時代が印象に残っていて、見事なフリーキックは、世界的にもとても評価が高い選手。

 レッジーナ時代に、監督のマッツァーリは「ナカムラはバッジョのようなもので、FWもできるし、MFもできる」と評しています。

 ある意味、ファンタジスタ。


・高原奈緒 → 高原尚泰(なおひろ)

 物語の舞台、そして今でも「サッカー王国」と言われる静岡県出身ということで出しました。

 左右両足から放たれるシュート、高さのあるヘディング、相手ディフェンダーをかわしてシュートする突破力など、万能型のフォワードとして有名。

 2006年のワールドカップに出場してます。


・井原まなか → 井原正巳(まさみ)

 年代的に、5人の中で井原だけ明らかに古いんですが、「アジアの壁」とも呼ばれた、1990年代のJリーグを代表するディフェンダー(=センターバック)として有名。

 1998年のワールドカップに出てます。

 個人的に、日本代表のディフェンダーとしては好きな選手。

 確か、サッカー日本代表のA代表キャップ数の122は、後に遠藤保仁に抜かれるまで歴代1位だったはず。


・川口芳美 → 川口能活(よしかつ)

 キャプテンシーに優れ、逆境に立たされた際に存在感を発揮するプレイヤーとして有名なゴールキーパー。「炎の守護神」、「魂の守護神」などと呼ばれることも。

 ゴールキーパーとしては小柄な体格なんですが、飛び抜けた瞬発力と集中力、判断力を持っていて、ゴール前での飛び出しと俊敏な反応が武器。

  大舞台に強いメンタルの強さも長所で、実際に重要な国際試合では何度も神懸かり的な活躍を見せてきました。

 個人的に、数多くいる日本代表のゴールキーパーで、印象が深かった選手。

 ちなみに、引退後に早稲田大学のスポーツ科学の修士を取っています。


<モデル(戦国時代)>

・今川氏真(1538~1614)

 今川義元の息子。某シミュレーションゲームではひどい扱いで、実際に後世、江戸時代には「愚鈍」な武将としての評価を下されています。

 ただ、「文化人」としては優れていて、和歌や蹴鞠などを嗜み、剣術も学んでいます。

 この「文化人」としての特性は、今川家が公家文化を取り入れたことに影響しているらしく、実は後に高家となった今川家も、優れた文化人を輩出しているそうです。

 蹴鞠=リフティングを参考にして、強引にファンタジスタに持っていったんですが、密かに今作の隠れた主人公という立ち位置。


・千早(早川殿はやかわどの)(生年不詳~1613)

 某アクションゲームやシミュレーションゲームでも有名になってきましたが、北条氏康の娘で、今川氏真の正室。

 本名は不明。早川に住んだから「早川殿」という安直な名前が伝わってます。

 今川氏真には、一応もう一人側室の女性がいたらしいですが、詳しくはわからず。ただ、氏真と早川殿の間には、今川範以(のりもち)という長男が生まれており、その子供が高家に取り立てられたので、早川殿は恐らく今川家でも重要な存在だったのでしょう。

 そして、実際に亡くなるまでずっと連れ添っているので、夫婦仲は悪くなかったのではないか、と推察しました。

 法名は「蔵春院ぞうしゅんいん」。


・まつ(1541~1612)

 「嶺松院れいしょういん」として知られている女性。本名不明。氏真の妹で、武田信玄の息子の義信に嫁ぎます。本来なら、義信が跡を継げば何の問題もなかったのに、信玄が四男の勝頼を後継者としたため、義信は謀反の疑いをかけられ(諸説ありますが)、結局死亡。

 で、今川家に戻されたのが彼女。

 その後の後半生は、実はほとんどわかっていないのですが、どうやら徳川秀忠に仕えていたという形跡があるとか。


・朝比奈泰朝(やすとも)(生没年不詳)

 なかなかマニアックな武将だと思うのですが、今川家の忠臣です。実際に今川家が武田家の駿河侵攻を受けて、多くの家臣が今川家を見限り、武田に寝返ったのですが、彼は裏切らずに最後まで氏真に従い、掛川城の戦いで、奮戦しています。

 父は、朝比奈泰能(やすよし)。ちなみに、朝比奈信置(のぶおき)という武将も今川家にいますが、同じ姓でも別系統だとか。

 作中、あえて武力一辺倒の武将に描いてますが、実は外交でも活躍していたそうです。


・服部半蔵(1542~1597)

 服部半蔵と言えば、伊賀忍者の棟梁のイメージがありますが、実際には武士だったとか。少なくともこの物語で描いている2代目の服部半蔵正成(まさなり)は、ほぼ武士として、徳川家康に仕えています。

 ちなみに、掛川城の戦いに彼が参加していたのは、本当ですが、独断専行で氏真を殺そうとした、というのはもちろん創作です。


・徳川家康(1542~1616)

 現代では、「狸親父」的な、一種メタボなイメージが先行してますが、実は家康は若い頃から多趣味で、剣・槍・弓・鉄砲など武芸全般をやっていたり、鷹狩りを好んでいたり、さらに勉学も好んだりと、結構アクティブで、若い頃は少なくともメタボ的な体型ではなかったはず、ということで細身にしています。

 甲冑は、NHK大河ドラマ「どうする家康」にも出てきた、金陀美きんだみ具足ぐそくを参考にしています。

 晩年は、自分で薬を作るという、健康オタクっぷりを発揮してますが。物語ではチョイ役。


・織田信長(1534~1582)

 ご存じ、戦国の覇王、第六天魔王。今回、氏真と信長の会見で、蹴鞠を披露という舞台を描きたくて、出しました。

 実際に蹴鞠に興味があった、信長が氏真を呼び出して蹴鞠をやらせてますが、その会見で何があったかは不明。

 まあ、信長については説明は不要でしょうが、理不尽な仕打ちをしている印象がある信長ですが、意外とそうでもなかったりします。

 むしろ、最近の研究では、信長よりも秀吉の方が、余程残虐なことをしていた、と言われています。もちろん、信長自体も残酷なことはしてますが。


 ということで、久しぶりにタイムスリップ物を描きましたが、なかなか難しいですね。

 最後まで付き合っていただいた方、ありがとうございました。

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