第六十話 邪神ヤルダバオート
「さて、ネクティス。負けた言い訳を聞こうか」
ヤルダバオートが高圧的な態度でネクティスに問いかける。
「…言い訳もクソもありません。私は人間族のガンダルという者にただ負けただけです」
しかし、ネクティスは首を縦に振り自嘲気味に答えた。
「ほう。言い訳はないか。そのガンダルとやらは勇者だったのか」
「いえ、勇者パーティーの一員という点を除けばただの人間でした。彼の職業は聖騎士です」
「ふむ、その程度なら、亜神であるお前がやられる程の人材ではないな。まず、今回お前は一人で帰って来たらしいではないか上司の魔神と部下のアンデット共はどうした」
ヤルダバオートは鋭くネクティスを睨みつけた。
「魔神は多分勇者によって死亡、アンデットは聖女によって全員浄化されました」
「なに!!。…フン、まったく、千人ほど居ったくせに全員やられたとは、やはりお前のアンデットは役に立たんな。それで、あの女だけは残ってんだろうな。あれだけがお前の強さの取り柄だもんな〜w」
ヤルダバオートはネクティスを嘲笑う。
「ええ、一応彼女も負けましたがなんとか私と一緒に逃げ切りました」
「彼女もやられたのか。元勇者だと言うのに情けない」
ヤルダバオートは仲間の弱さに憤慨した。
「分かっています。今回の件は反省し私も彼女も次こそは強くなりたいと思っています」
「そうか。なら、今回は許してやろう」
その言葉とは裏腹にヤルダバオートはネクティスの腕を破裂させた。
「ウグッ」
ネクティスは急激な痛みに呻く。
「次はお前の命だからな。立ち去れ」
「はっ」
ネクティスは飛ばされた腕を抑えながら、命令通り部屋から出ていった。
コツコツコツ ネクティスは腕を抑えながら歩く。すると一人の女性がネクティスに話しかけた。
「あ〜あ、痛そう〜」
その女性は笑いながらもネクティスの腕を治した。
「うるさいぞ。リリス。このぐらい私の睡眠に比べればどうってことない」
ネクティスがすかさず反論する。
「相変わらずの睡眠好きだね〜」
彼女はリリス、彼女もまたネクティスの部下でアリフィナと同じ蘇生者だ。種族は堕天使。彼女は口では生意気だが、意外とネクティスのことを慕っている。
「ネッ、ネクティス様大丈夫ですか?よかったら直すの手伝いますよ」
外で待っていたアリフィナがネクティスの腕を見て慌てて回復の手伝いをした。
「ああ、頼む」
「それにしてもヤルダバオートは一切あなたの弁明を聞きませんでしたね」
アリフィナが会議の話をする。彼女は外で待っていたが、実は魔法で盗み聞きしていたのだ。
「言わなかったてのもあるけど、まあ、いつものことだ」
「そうですか」
アリフィナは理不尽に飛ばされた腕を見て、悲しそうな顔をし、一層ヤルダバオートへの怒りを募らせた。
「それに」
「ネクティス、今回の件詳しくこの私めにお伝えできるかな」
メガネをかけた至って真面目そうな魔神がネクティスに話しかけた。
「聞き出しは、第5魔神将マルバスの役割だ」
ネクティスは彼と対峙して、とてつもなく面倒くさそうな顔をした。
「…まだまだ、話は長くなりそうですね」
これにはアリフィナも苦笑いしている。
一方、その頃グレイノア達は、
「イェーア!!ディスイズアシー!!」
グレイノアが大声で叫ぶ。
「…なんて?」
カマエルが聞いたこともない言語に思わず聞き返した。
「うわ〜、グレイノアがハイテンションだ〜」
リュブナンがいつもと違うグレイノアに少し驚いている。
「…何語?」
ルシリアもカマエルに同調して問う。
「これは海ですって言いました」
この世には英語がないためグレイノアが意味を説明した。
「あ、ただ事実を淡々と言っているだけだった」
カマエルは「グレイノアは何を言いたいんだよ」と思った。そう、今グレイノア一行は海に来ていたのだ。
皆さんこんにちはグレイノアです。本日は我が小説空間の賢者と勇者に選ばれし魔王、第一章始まりの旅を読んでくださりありがとうございます。本日はこの俺が小説の制作者である砂糖キビを拉致して本部を乗っ取って、喋っております。
砂糖キビは今こんな感じですね。
「んー、んー」
俺にガムテープで口を塞がれ、喋れないながらもなにかを必死に抗議しておりますねw。
皆さん、第一章はどうでしたか?編集が多すぎる?そうですね。ほんとうに申し訳ございません。この制作者砂糖キビは端的に言って馬鹿ですからねえ〜
あ、砂糖キビさん起こってますねw
さて、前置きはこのくらいとして、今日は重要なことを発表してまいりました。
なんと!今回の第六十話邪聖城内部を区切りとし、第一期は終了となります。
拍手
次回の第二章島巡りでは俺達グレイノア一行が海を渡る話となっており、新しい種族が出てきたり、ついにルシリアの専用武器が決まったりするので、第二章も期待しといてくださいね。
ではここで制作者砂糖キビから最後の一言
ガムテープを外してっと
「プハッ、やっと外れた。皆様、第二章もよろしくお願いします(土下座)」
だそうです。俺も見てくれると嬉しいですね。では、またどこかでお会いしましょう。
追記 第二章制作にあたってしばらく連載を中止させていただきます。本当に申し訳ございません。
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