第六話この旅の目標
五人は幽霊を払いながらいヴァイルの破壊によって現れた塔の地下室に入った
「この部屋が幽霊の源のようです」
長い階段を降りグレイノアが扉の前で振り返り言った。
「しかしなんのためにこんなにもたくさん幽霊がこの部屋を守っていたのでしょうか?」
「いえ。この扉の先に幽霊が待ち構えていないので、違うと思いますよ」
ルシリアの質問にグレイノアが否定する。
「?、わかるのですか」
ルシリアがグレイノアの言葉を疑問に思い聞く。
「ええ、スキルの権能の一つです」
グレイノアが答える。
「お前察知系スキルだったのか」
イヴァイルが以外という感じで言った。
「一応違います、スキルの能力の一部という感じですね。まあ、他に何があるかは言いませんけど」
「フォフォフォ、私も昔からあなたのスキルについて気になっていたんですよ。はじめは成長系かと思っていたのですがどうも違うようで、教えてくれませんか?」
「いや話聞いていましたか?…それより早く部屋に入りましょう。幽霊が湧き始めました」
バセデを半眼で睨みつけたあと、グレイノアは扉を開ける。中には部屋がまるまる埋まる巨大な魔法陣があった。
「こっこれは?」
ルシリアがその魔法陣の大きさと複雑さに驚いて質問する。
「幽霊製造魔法です。この魔法で半径百キロの死んだ魂を集め、現実に縛り暴走させ、この塔にためているようです。」
グレイノアが巨大な魔法時の解説をする。
「誰が、こんなことを」
グレイノアの解説にルシリアが険しい顔をする。
「逆に誰だと思います、ここにためた幽霊を一気に放ち大量の被害を出すことで得が出るのは?」
今まで仲間の質問を丁寧に答えてきたグレイノアがルシリアの質問を質問で返す
「被害が出るほど得…まっまさか魔人!」
「そうです。魔人達は今回の転移魔法で攻め入ると同時にここの幽霊を放ち挟み撃ちにする計画のようですね。」
グレイノアがルシリアの答えを肯定し、魔人の計画を話す。
「俺正直魔人の企みとかどうでもいいのだが、で、どうするんだ。このまま放置するか?」
ここで魔法陣以外何もなくてがっかりしてるイヴァイルがめんどくさそうに聞く
「いや、今解除します」
そう言いながら手を魔法陣に当てる。手から魔力がながれ魔法陣が崩壊する
「すごい、こんな複雑な魔法陣を一瞬で解除するなんて!!」
ルシリアが感嘆の声を上げる。
「以外だな。人助けとか正義とかそういうの嫌いそうなんだけどなぁ」
イヴァイルがと言うとグレイノアは真面目な顔をして言った。
「実際正義を名乗るのは嫌いですよ。だけど、この旅の目標に差し支えますから」
「目標?そんなのあったのか?」
「ありますよ、一応、そろそろ言おうと思っていた頃です。ちょうどいい、この旅の目的は旅を楽しむこと。そして目標は、」
グレイノアが一呼吸あけて言った。
「邪神ヤルダバオート倒すことです」
「……ハハッ、邪神を倒すか。いいぜおもしれえ正直俺も邪神にはうんざりしていたんだ。だがやはりお前らしくない邪神を倒す理由はなんだ」
イヴァイル少し目を見開き言った。
「さっきから随分と酷い言われようです。…そうですね、理由は俺の恩人を助けるためですね」
「え?恩人ですか?」
そんな人がいるのですかとプラチナが聞く
「さて大量幽霊の原因もわかったことだし、次の街へ行きましょう」
だがグレイノアはこれ以上言う気はないようだ。グレイノアの意思を汲み取りプラチナも深く聞こうとはしない。




