第一話異世界人と魔王
魔法、ドラゴン、いわゆるファンタジー世界で異世界人と魔王による苛烈なたたかいが今終わろうとしていた
異世界人が深く呼吸する
(ふー、さすが魔王想像していた以上に強いね)
もう一度深く呼吸する
雷荒回斬琉 奥義 終焉のバレット
特殊な矛を回転させながら光速をも超えるスピードで走り、魔王によって放たれた炎をものともせず、魔王を切り飛ばす
(チッ、さっきの炎でだいぶダメージを食らっちまった。だが、相手も致命傷、次で勝つ。)
刃と刃が交差し爆風が飛ぶ、半径一キロメートルの地面がえぐれる。お互い一歩も譲らぬ戦い、この一撃で勝者が決まる
・・・
(引き分けですか〜まぁわかってはいたんですけど、悔しいいですね〜)
魔王が笑う
「クククッ、まさかこの俺様と引き分けるとはな。おまえ名はなんだ。」
「俺ですか、俺はグレイノア・サファインです。」
「そうか。ま、俺と引き分けたんだ記憶のうちに留めておくさ」
・・・10年後
「「オールイン」」
魔王のターン
「4カード」
グレイノアのターン
「ストレートフラッシュ」
「なっ、負 け た(ガク)」
「これで俺の三連勝だね。」
二人はすっかり仲良くなっていた。
空間の賢者と勇者に選ばれし魔王 第一話異世界人と魔王
俺はグレイノア・サファイン、前の名は風弥凪佐、転移者だ。普通の日本人だったがある日突然女神によって異世界に飛ばされ、現在魔王にポーカーで勝った所である。
「くっそー、もう一度だ。」
「いいですよ、次も私が勝ちますから。」
コンコンコン
「失礼します」
魔王の執事であるバセデが入ってきた
「イヴァイル様(魔王)、楽しんでいるところ申し訳ございませんが、旅の支度が整いました」
「おっ、意外と早かったな。それじゃグレイノア、出発するぞ」
「そうですね、まずは俺の家からでしたっけ」
「ああ」
三人の下に魔法陣が作動する
次の瞬間二人の前に自然と一体化して少し古いが普通の家が現れた
「ここがお前の家か、お前の身なりからもっと壮大な建物に住んでいると思ったぜ」
ここで魔王があることに気付く
「てかここ神山じゃねえか!なるほどな、部下にお前の家いくら探させても見つかんねえわけだ」
神山とは神が作った山であり守護龍はいないが大量のドラゴンが住処にしているところだ。こんな所に人が住んでいると考える訳が無いのである
三人の所に美しいドレスを着た銀髪の美少女が来た
「お帰りなさいませグレイノア様。もうすでに旅の準備は整っていますよ」
「ご苦労様です。」
そしてイヴァイルの方を見て
「紹介するよこいつが四人目の旅の仲間、プラチナだ」
「はじめましてプラチナです。二人のことはグレイノア様から聞いております」
プラチナは礼儀正しくドレスの裾をつまみ深々とおじぎをした。その姿は優美で美しくまさに白色に輝く白金のようだった
イヴァイルが顎に手を当てながら言った
「ふーん オロノアじゃねえんだな」
オロノアとはプラチナの兄でグレイノアの執事である
「オロノアは留守番だ。イヴァイルの城で俺達の噂を耳にするのを待ってるってさ」
「待て、何で俺の城なんだ?お前の部下だよな」
「え、だってほら俺の家だとずっと一人そうですし、いいしょう、お前の城に泊めても」
「別にいいけどよう そういうの俺から許可取ってからにしてくんない」
「了解、次から気をつま〜す。」
そう言っているがグレイノアは気をつける気は無さそうだ。そして彼は全体を見渡したあと街がある方を向いて宣言した
「さて仲間も揃ったし行きましょうか。」
こうして今、彼らを中心に世界を大きく改変させる冒険が始まるのであった
「おい待て、お前の家の中見てないぞ。出発時に自分の家の中を案内してくれるって話だったよな」
と言ってイヴァイルはグレイノアの肩を掴んだ
「・・・チッ、めんどくさいですね。」
…まだ始まるのは少し先のようだ




