「現在」の「原罪」その③
カンナキ
新星の尊の娘であり暁の尊の母親にあたる「ナトリ アサメ」
彼女は尊の名前を受け継げなかった能力者である。
決して女性だからという理由ではない。
能力があまりにも貧弱だったからだ。
彼女の能力は触れたものを「花」に変えるものである。
強いようにも聞こえるが使い勝手が悪く特に幼少期には何でもかんでも花に変えてしまい食事もまともに取れなかったという。
彼女は暁の尊を産んだ4年後に死亡しており暁の尊自身も母親との記憶はない。
しかしながら彼女の功績は凄まじい。
新星の尊がアルケミストに敗北し当時の館に攻め込んできた事があった。
その時に攻撃を全てを花に変えて防御しきったのだ。
実は彼女は死ぬまで誰にも伝えて来なかった能力があった。
それは「寿命」を与える能力だ。
主に回復用の能力で医療業界では重宝される。
生前アルケミストはこの能力に非常に苦しめられた。
彼は不老不死の存在として形成された男である「ヨセフ」と形成された女である「マリア」と呼ばれる生命体から生み出された。
しかしアサメの寿命を与える能力を食らい寿命を持ってしまった。
それにより死亡してしまうような攻撃を受けると即座に再生しなければ寿命を削りきってしまい死亡してしまうのだ。
暁の尊が勝利を治めることが出来たのもこれのおかげだ。
そんな彼女には「最大の罪」が存在する。
それは暁の尊寿命を誕生させたことだ。
本来アサメは尊家に子供を残す権力はなかった。
それどころか尊家を名乗ることも許されなかった。
アサメ自体もそれに従っており自らの人生を放棄していた。
しかし26歳の頃に出会った「常之羽地 イサク」と結婚し子供を産んだ。
本当あっという間だった。
二人は生まれてきた子供に「カルマ」と名付け大切に育てようとした。
しかしそれを感知したアルケミストが急襲。
二人は「カルマ」を雪宮家に預けるとそのまま戦いに挑み戦死した。
イサクにも何かしらの能力があったようだが今となってはわからない。
「カルマ」は成長するにつれ強大で膨大な能力を兼ね備え20歳の時に「暁の尊」として尊家の当主となり現代まで牽引してきたのだった。




